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【F1 2020 イタリアGP】ピエール・ガスリー&スクーデリア・アルファタウリが初優勝!

© Getty Images/Red Bull Content Pool
モンツァで開催されたF1 2020シーズン第8戦でフランス人ドライバーとイタリア在籍チームが歴史的快挙を達成!
Written by James W Roberts公開日:
モンツァで開催されたF1 2020シーズン 第8戦イタリアGPピエール・ガスリースクーデリア・アルファタウリがF1初優勝を飾り、F1イタリアGP通算70戦記念を盛り上げた。
レースは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のビッグクラッシュで30分近く赤旗中断になるなど大荒れの展開になったが、ガスリーは後半にリードを奪うと、そのまま逃げ切ってチームのホームレースでチーム(※)と自分にF1キャリア初優勝をプレゼントした。
※:スクーデリア・トロロッソ時代から数えると通算2勝目。
「正直言って最高だよ。言葉にならない。過去18ヶ月間は本当に色々あったし、今日の結果は僕のあらゆる予想を上回るものだった。チームに感謝したい。彼らは昨シーズンのブラジルGPでF1キャリア初表彰台を与えてくれて、今年はF1初優勝を与えてくれた。しかも、イタリア在籍チームのためにモンツァで優勝できた」
2008シーズン、スクーデリア・トロロッソ(当時)はセバスチャン・ベッテルのドライブで同じくモンツァでF1初勝利を挙げていた。それから4,371日後、スクーデリア・アルファタウリとして再出発したチームは今度はガスリーのドライブで再びモンツァを制した。
大接戦を制してF1初優勝を飾ったガスリー
大接戦を制してF1初優勝を飾ったガスリー
大荒れのレースの最初のドラマは20周目に起きた。ケビン・マグヌッセン(ハース)のマシンにトラブルが発生し、ピットレーン手前で停車。これでセーフティーカーが導入されたが、首位を走っていたルイス・ハミルトンがクローズ状態だったピットレーンに飛び込みペナルティを科される。レース再開後、ガスリーは3位に浮上したが、今度はルクレールがパラボリカ出口でクラッシュしてセーフティカーが再導入された。
結局、ルクレールのクラッシュの規模が大きかったため赤旗が出され、レースは30分近く中断。バリアが修復され、レースがスタンディングスタートで28周目から再開すると、間もなくハミルトンが10秒ペナルティを消化する。後半戦を3位からスタートさせていたガスリーがこのタイミングで首位に浮上し、F1キャリア4シーズン目初のレースリーダーになった。
マシンの上で喜びを爆発させるガスリー
マシンの上で喜びを爆発させるガスリー
リードを奪ってからのガスリーは素晴らしいドライビングを見せ、冷静にタイヤを管理していったが、終盤から2位カルロス・サインツ(マクラーレン)の猛追を受ける。ギャップを徐々に削られたガスリーはファイナルラップではギリギリまで追い詰められたが、最後まで焦らずにサインツを封じ込めてチェッカーを受けた。
これでガスリーは2019シーズンのベルギーGPを制したシャルル・ルクレール以来の “新規GPウィナー” を記録。F1史上109人目のGPウィナーになると同時に1996シーズンのオリビエ・パニス以来のF1優勝フランス人ドライバーにもなった。スクーデリア・アルファタウリも新体制でのF1初優勝を記録した。
初勝利を祝うスクーデリア・アルファタウリのクルー
初勝利を祝うスクーデリア・アルファタウリのクルー
また、ガスリーのチームメイト、ダニール・クビアトもスクーデリア・アルファタウリの歴史的レースウィークエンドに華を添えた。9位でフィニッシュしたクビアトは週末を通じて好調だったチームのペースをあらためて証明すると同時に貴重なポイントを持ち帰った。
F1 2020シーズンの第8戦と第9戦はイタリア2連戦となっており、イタリアGPを終えたF1サーカスはムジェロでのトスカーナGPへ向かう。F1初開催を迎えるムジェロでスクーデリア・アルファタウリはホームレース連勝を飾れるだろうか? ガスリー&クビアトの活躍に期待したい。