ダンス

B-BOY 10問10答: Seed No.03 - Kaku インタビュー

世界の舞台を数多く知るKaku、20代最後のRed Bull BC One Japan Cypherは「命削っていきます」
Written by Red Bull Japan
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Kaku
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今年で12年目を迎える世界最高峰の1対1ブレイクダンス・バトルコンテスト Red Bull BC One
その日本代表を決するRed Bull BC One Japan Cypher(7月11日(日)、名古屋)のシードB-BOYインタビュー第3弾は、大阪から選出されたKakuだ。
2000年代中盤から、その超人的なスピンスキルで世界に衝撃を与え続けてきた熱き28歳の10問10答インタビュー。今年もKakuのすべてをブツける踊りから、目が離せなくなりそうだ。
Q1:自己紹介を
B-BOY Kaku、28歳です。兵庫県出身で、現在28歳。ブレイキン歴は2002年からなので、13年になります。チームはMortal Combatと、CU◇BEです。
Kaku
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Q2:B-BOY Nameの由来は
本名の角谷直人から。昔からあだ名は「カクちゃん」でしたね。
Q3:Red Bull BC One Japan Cypherへシードが決定しました。今の気持ちを
2006年、2009年と、Red Bull BC Oneのワールドファイナルへ日本代表として選出して頂いていて、世界を経験させて頂いたことで魅力を感じ、今までもトライしてきました。今年はよりいつもの自分を出せるかどうか、というスタンスで挑戦していきたいと思っています。
去年もRed Bull BC One Japan Cypherのシード権を頂き、挑戦させてもらったんですが、かなり気持ちが先走ってしまいました。3ヶ月位前から、走りこんだり、お酒を我慢したり、かなり入れ込んでいましたね。
今年はその反省もあるので、気負いしすぎずに、今の自分がどこまで通用するのか、素の自分のままで、度胸試しのような気持ちでチャレンジしたいと思います。
大舞台は何度経験しても、なかなか慣れるものではないです。ただ、今までの経験を思い出しながら、その経験に自信をもって、今まで経験させて頂いたことを糧に踊りきりたいと思います。
Q4:普段はどんな生活を?
平日はダンスのインストラクターとしてレッスンをしながら、週末はバトルに出たり、審査員をしたりということをしています。
これは関西ならではなんですが、よしもと新喜劇に定期的に出演させて頂いています。数人でコントだダンスのショーをやらせて頂くこともありますし、Mortal Combatとして舞台を行うこともあります。他にはピンでコンテンポラリーダンスの舞台に出させて頂くなど、新しい経験が非常に良い刺激になっています。
Q5:自分のスタイルについて
ヘッドスピンを中心としたオリジナルスピンムーブ。
他の人とは違う回り方や形を意識しています。あとは、スピードにこだわっていますね。いかにフルスピードで魅せられるか。小さい体を活かした回転のキレが自分のこだわりです。
Kaku
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Q6:影響を受けた映像・イベント
Air Force CrewのLil Caesarのビデオですね。それとBOTYのGombi (Suicidal Lifestyle)。あとは全然有名じゃないんですが、アメリカのテキサスのB-BOYでMondoっていうやつがいて、彼が出ていたBBOY OLYMPICの映像にはすごくインスピレーションを受けました。
Q7:ブレイキンをやっていなかったら、何をやっている?
全然想像出来ないですね(笑)。たぶん普通に就職して、郵便局員とか、学校の先生とか、普通に生活していたと思います。これといって取り柄もなかったし、部活も続かず、飽き性だったんです。
Q8:何故ブレイキンをやっているか
中学の友達がフットワークからチェアーをやっていて、何かピンときて始めました。何となく三点倒立が得意でヘッドが出来そうな感じだったんです。後から聞いたら、3歳位から三点倒立していたみたいですね(笑)
ブレイキンのお陰で、世界中の色んなところとつながることが出来ました。自分自身の存在を知ってもらえる、大切なツールやと思っています。
僕は怪我が多くて、2004年は腕の骨折、2006−07年くらいには首のヘルニアを患って、握力が一時期は1ケタまで落ちてしまいました。今ではリハビリでだいぶ良くなったんですが、怪我をしてまた踊れるようになったときの喜びが大きいですね。
Q9:過去の自分に言いたい、3つの言葉
「もっと自分を知るべき」:怪我が多くて、無理をしていた部分があったので。
「(昔の自分に)感謝しているよ」:今でもこうしてRed Bull BC Oneに呼んで頂いたりするのは、かつて頑張った経験があったから。
「迷わなくて良かったよ」:頑固に貫いた自分に。
今は何も言われなくなりましたが、昔はああしろ、こうしろ、と、色んなことを言われ続けました。でも、頑固にやりたいことをずっとやってきて、今こうしてまた声をかけて頂けています。変えずにやってきて良かったね、と言ってあげたいですね。
Q10:影響を受けた人
YOSSHI。彼がいなかったら、今の自分はいないくらい、デカイ存在。自分のダンス人生を決定的に変えてくれた人。
僕自身、色々なことを経験してきて、イベントをやったり、シーンに還元することも最近は行っています。
でも、「Kakuちゃんは一線を退いた」とは、まだ思われたくないですね。意地でも、シーンの現役として名前を刻みたい。普段の練習でも、大阪の若い子らと一緒の練習場所ですが、すごいなと言わせたいと思ってやっています。
結果もあれなんですけど、どれだけ自分の存在をアピール出来るか。去年は、負けはしましたが、全力でJust Fitに当たって砕けてよかった。それが終わったら死んでもいいから、魂をブツけていきたい。それが自分のブレイキンのモットーですから。中途半端な踊りはしたくないんで、命削っていきたいですね。今の自分には、それくらいがちょうどいいと思っています。