早川起生
© HIKARU FUNYU
BMX

稀代のBMXフラットランドライダーについて関係者が証言!

レッドブル・アスリートとなった早川 起生。BMXフラットランドライダー界の超大型新人として注目を集める彼の魅力&人物像をシーンをよく知る関係者からの証言で紐解く!
Written by Hisanori Kato
読み終わるまで:8分公開日:
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【証言者 1】 中村“TAMAO”啓史(430/KIOの先輩)

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Q1:KIOのどういったところが魅力ですか?
例えば、とんでもなく高いお寿司屋さんに行ったとします。行ったんだけど、そこでは食べずにおみやで持って帰って家で自分でちらし寿司にして食べました! みたいなオトコ。
「こんな高いお寿司を食べにきたのになんでアンタ混ぜちゃうの?」「えっ、だってこっちの方が全然ウマいんですもん」的な感覚を持ってる存在というかw
普通、そんな贅沢なことはしないし、怖くてできないですよね。もう僕たちレベルからすると規格外すぎて理解不能。
そんなハードコアトリックライダーの一面とは裏腹にとても優しいナイスガイ!
Q2:世界で活躍するKIOの強み(武器)はどういったところだとお考えですか?
みんなが憧れてるような技、ひとにとっては大技として大事に温めて使うようなものをいとも簡単に、しかも、ただの繋ぎで使っちゃったりする。
そしてそれが、凄まじい程のメイク率!
そんでもって、いつも新しいコンテストでNEWトリックを入れたり、常に進化を感じる部分が強み。
Q3:ここ最近でWOW! と驚かされた大会 or トリックとその理由を教えてください!
彼はルーティン(トリックとトリックをつなぐ流れ)の中に"ブレンダー(※1)”というトリックを入れてきます。"ブレンダー”自体、大技ですが、それを彼は技と技の間に繋ぎで使用しています。世界中にKIOの名を広めたのはこの“ブレンダー”からの変則的なオリジナリティある動きなんじゃないかなと思ってます。
ただ、これもきっと次のコンテストでは変わってくるはず。毎回、少しでも前回とは違うルーティン構成にしてくるのでコンテストを観ているみんなをWOW!と驚かせてくれています。
  • (※1) ブレンダー/自転車のハンドルを上にして縦に立ててその状態でペダルを漕いでクルクルと回るトリック。
Q4:今年のKIOに期待したいことは?
期待することはナシ!
いつも想像の遥か上をこえてくるので、俺が期待したところで絶対に裏切ってくる。だからもう期待するのをやめましたww
Q5:BMXフラットランドシーンの今後を担うKIOにこの先、たくしたい夢は?
BMXの魅力は自転車1台あれば言葉が伝わらなくても旅ができて友達ができるところ。いろんな人と触れて文化を知ることでBMXはもっと上手くなる。そう、BMXは面白いんです!
これからどんどん色々な国に出かけて、決してコンテストだけじゃないBMXの魅力を学んで欲しい。そして、これから始めるライダー達に広めていって欲しい。
そうすれば、このシーンの間口はグッと広がってスケートボードのようにもっと大きくなる。期待しています!
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【証言者 2】 船生 光(BMXフォトグラファー)

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Q1:KIOのどういったところが魅力ですか?
やっぱりナントいっても、あの愛嬌のある笑顔!
高難度のトリックをバシバシとメイクするハードコアトリックライダーなんですけど、いつもとびっきりに明るい笑顔をしているんです。カメラを構えてるこちら側も撮り甲斐があるというか、ポジティブな気分になる。だからついつい、いつもより多めにシャッターを押しちゃっていますw
Q2:世界で活躍するKIOの強み(武器)はどういったところだとお考えですか?
何をとってもネクストレベルなところ。もう、ホントに異次元だと思う。
Q3:ここ最近で「WOW!」と驚かされたKIOの大会 or トリックとその理由を教えてください!
X Games以前から注目されてましたけど、やはり、X Games Chibaでの活躍には度肝を抜かれました。というのも、リザーバーとしての招待だったので出場予定では無かったんですが、参加予定だった海外の出場選手が出られなくなって急遽参加が認められたんです。そこで見事にゴールドを獲得。まさにシンデレラボーイというわけです。やっぱり勢いのあるライダーはなにかしら持っているんだな、とつくづく。
あと、そのどちらの瞬間にも立ち会えたことがBMXフォトグラファー冥利に尽きる!ありがとう、KIO。
Q4:今年KIOに期待したいことは?
今年は、X Games ChibaとFISE Montpellierでゴールド獲得。もうこれだけで十分すぎますよ! 欲を言えば、コンテスト以外での活躍ですかね。イケてる映像作品を見てみたい! その時は僕も写真の方でお役に立てれば。
Q5:BMXフラットランドシーンの今後を担うKIOにこの先託したい夢は?
最近はCHIMERA A-SIDEなどの国内大会も、参加ライダーのレベルがグングン高まっていて海外でも高い注目を集めています。そういった大会でもいっちょブチかましてもらって、日本のBMXシーンの底上げをしていただきたい!
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【証言者 3】 中村輪夢(BMXライダー/レッドブル・アスリート)

中村輪夢というオトコの半生
中村輪夢というオトコの半生
Q1:KIOのどういったところが魅力ですか?
超真面目なところ。
といっても、実はまだX Games ChibaとFISE Montpellierの時の2回くらいしか会ったことがなくて。パークとフラット(ランド)は同じBMXでも全然畑が違うし、僕は京都でKIOは新潟ってこともあって、なかなか会う機会がなかったんです。これからセッションしてKIOの魅力を知っていきたいですね。
Q2:世界で活躍するKIOの強み(武器)はどういったところだとお考えですか?
僕たちパークのライダーは、怖さを気合いで乗り切るというか、思いっきり攻めて技ができたりするけど、フラットは1日何時間もひたすら練習したり、ルーティーンを緻密に計算しまくって結果が出る競技だと思う。だからフラットって昔から日本人ライダーが世界で活躍しているのかなって。つまり、フラットは真面目な性格の人がより強さを発揮する。そういった意味でKIOは、今後さらに活躍してくれるんじゃないでしょうか!
Q3:ここ最近で「WOW!」と驚かされたKIOの大会 or トリックとその理由を教えてください!
流れ!
去年NORA CUPに選ばれて今年はX Games ChibaにFISE Montpellierとめっちゃいい波に乗ってる。やっぱりコンテストってそういった流れも大事になってくるんです。なので、まだまだ今年もデカイことしてくれる予感!
Q4:同年代のライダーとしてなにか刺激される部分はありますか?
どの競技にも言えることですけど、僕たちよりももっともっと若い世代の中からすごい奴らがいっぱい現れてきている。うかうかしてられないw 僕たち世代も憧れてた上の世代の人たちのように、若いライダーから憧れられるような、刺激を与えられる存在に一緒になっていきましょう!
Q5:同じBMXライダー(パークとフラットランド)として今後なにか一緒に取り組みたいことはありますか?
BMXはいつもスケートボードと比較対象になるけど、まだまだスケートに比べるとシーンは小さい。一緒にこのシーンを大きくしていきましょう!
そのためには、トリックが上手い云々のスポーツとしての側面だけでなく、スケートボードみたいにライフスタイルも含めたかっこいいカルチャーとしての部分も見せていきたいですね。頑張りましょう!
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【証言者 4】 白石大輔(BMXメディアMOTO-BUNKA)

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Q1:KIOのどういったところが魅力ですか?
精神的な強さですね。どんな環境においても自分のペースを崩さない芯の強さがライディングスタイルに出ていると思います。
あと、いつもハードなトリックを完璧にメイクしてますけど、実際にあって話すとしっかりとした好青年。なんだかそのギャップも印象的ですね。
Q2:世界で活躍するKIOの強み(武器)はどういったところだとお考えですか?
僕は同じBMXライダーでもストリートスポットで乗ることが多いので、トリックなどの専門的なお話はフラットランドのタマオさんにお任せするとして感覚的なお話を!
ストリートは割りかし行き当たりばったりというか、街でいいスポットを見つけて直感で行動することが多いんです。それに対してフラットランドは、あくまでも主観ですけど、ルーティンなどの構成をすごく緻密に考えている競技だと思います。なかでもKIOは、真面目さが痛いほど伝わってくるというか、トリックだけでなくルーティンなども家で相当考えているんだろうなって感じますね。そういったBMXと真剣に向き合う愚直さがひとつの強みなんではないでしょうか。
Q3:ここ最近で「WOW!」と驚かされたKIOの大会 or トリックとその理由を教えてください!
X Games Chiba 2022です。そもそもKIOはリザーブ選手として招待されていたのですが、欠員により本戦出場することとなり、最終的に優勝したストーリーは感動ものでした。錚々たるメンバーの中、リザーブ選手のKIOが優勝することは誰も予想できなかったと思います。
Q4:今年KIOに期待したいことは?
NORA CUPでの2連覇!
Our BMXというアメリカのBMXメディアが主催する祭典で、世界中のライダーからの投票でその年一番イケてたNo1.BMXライダーを決める内容。世界中のBMXライダーにとって最も栄誉あるものなんですけど、去年の2021年にKIOが選ばれているんです。ぜひ今年も期待したいですね!
Q5:BMXフラットランドシーンの今後を担うKIOにこの先託したい夢は?
活躍の場はこれまで以上に広がると思いますが、世界中を飛び回って、BMXを広めて欲しいです。そして、次世代のライダーたちが目指すような存在になって欲しいです。