“モンド” の愛称で知られるアルマンド・デュプランティスが、2026年3月12日にスウェーデン・ウプサラで開催された【Mondo Classic 2026】で6.31mを記録し、自身が保持する棒高跳び世界記録をさらに更新した。
スウェーデン代表オリンピック金メダリストのモンドは、地元ファンが詰めかけていた会場IFU Arenaで、キャリア15回目の世界記録更新に成功。キャリアを通じて初めて、自分が所属してきたスポーツクラブ “ウプサラIF” が見守る中での更新に成功したモンドは、成功後のインタビューで今回の更新が特別だったことをあらためて強調した。
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15回目の世界記録更新
デュプランティスは棒高跳びの “GOAT” だ。まだ26歳ながら、デュプランティスはすでに世界記録を15回更新しており、6m以上を飛んだ回数は史上最多を誇る。さらにはオリンピックと世界陸上を複数回制し、ワールド・アスリート・オブ・ザ・イヤーにも3回輝いている彼に、まだ達成すべきものは残っていたのだろうか?
実はひとつ残っていた。それまで、デュプランティスは地元ウプサラのファンの前での世界記録更新ができていなかったのだ。しかし、それももはや達成された。
5.65m、5.90m、6.08mを1回でクリアしたあと、デュプランティスは6.31mも1回でクリアし、世界記録を更新してみせたのだ。
「ここは私の "家" です。今回の更新はとても大きな意味を持っています」とデュプランティスはイベント終了後にコメントした。
そして、所属してきたスポーツクラブ、ウプサラIFのファンの方へ向き直した彼は、「あなたたちの代表として毎回競技場に立っています。このクラブは私、私の家族、そして皆さんです。皆さんの前で記録更新ができたことを誇りに思います」と続けた。
ここは私の "家" です
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モンドの22歩
このイベントのために、デュプランティスはランウェイ(助走)を22歩に変更したが、練習する時間はほとんどなかった。つまり、リスキーな変更だったのだが、見事結果を出した。
モンドの父親でトレーナーでもあるグレッグ・デュプランティスは、イベント終了後にスウェーデンのテレビ番組内で次のように説明した。「モンドは優秀なランナーですし、22歩なら息子のスピードを活かすことができます。もっともっと高く飛べるようになるでしょう」
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Mondo Classic 2026
世界最高レベルの棒高跳び選手たちが集結するイベント【Mondo Classic 2026】は、デュプランティスのホーム会場IUF Arenaで開催され、最初から最後までハイクオリティなパフォーマンスが披露された。
2月末のギリシャ室内選手権で6.17mを記録したギリシャのエマノイル・カラリスが好調のまま【Mondo Classic 2026】に臨んだが、6mを越えることができなかった。その代わりに活躍したのがノルウェーのソンドレ・グットルムセンで、キャリア3回目となる “夢の高さ” 6mをクリア。しかし、次の6.08mは彼には高すぎたため、デュプランティスが頂点に立った。
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Mondo Classic 2026:結果
- アルマンド・デュプランティス(スウェーデン):6.31m
- ソンドレ・グットルムセン(ノルウェー):6m
- ザッカリー・ブラッドフォード(米国):5.9m
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