ぶっ飛びバイクアクション『トライアルズ』は実在の競技!? 世界王者はこのひと、トニー・ボウ!
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ぶっ飛びバイクアクション『トライアルズ』は実在の競技!? 世界王者はこのひと、トニー・ボウ!

切り立った崖や土管の橋を、バイクで超えていく。そんなゲームの最新作や、元ネタの競技をご紹介。
Written by 櫛田理子
読み終わるまで:5分Published on

◆最新作『トライアルズ ライジング』ベータテストが大盛況

比べるのは速さじゃない。
障害だらけの難コースで技を競うモータースポーツ"トライアル"がおもしろい。
ただ、日本での知名度はさっぱりで、むしろ、同競技をモチーフとしたゲーム『トライアルズ』シリーズとそのフォロワー作品のほうが有名かも。
9月に開催された、『トライアルズ ライジング』(2019年2月発売予定)の事前テスト(ベータテスト)も、新作を心待ちにしていた参加者でにぎわったようだ。
シリーズ最新作『トライアルズ ライジング』は、ピラミッドやエッフェル塔など世界中の名所を転戦する構成で、日本のステージも用意されている。
大勢のライバルと同時に出走する本格的なオンラインマルチプレイや、息の合ったプレイが求められる(!?)ローカルマルチプレイでの二人乗りモードなどが新たに実装される予定だ。
プレイステーション4のほか、ニンテンドースイッチ、Xbox One、PCでの展開が予定されているので、楽しみに待ちたい。
最新作『トライアルズ ライジング』のひとコマ。巨岩をバイクで登り、急勾配を滑り降りる!

最新作『トライアルズ ライジング』のひとコマ。巨岩をバイクで登り、急勾配を滑り降りる!

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◆まるでプラットフォームアクションゲーム!? 実際の競技はこちら

ビデオゲームのほうは「死にゲー」なんて呼ばれるほど難しいんだけど、現実のトライアルはというと、いったいどうすればあんなことができるんだか、ちょっと想像がつかない競技だ(少なくとも私には)。
トップカテゴリーには、自然の地形を活かしたコースに挑む"トライアル世界選手権"と、人工物が設置された屋内で行われる"Xトライアル世界選手権"があり、ショー要素も強い後者のステージは、まるでプラットフォームゲーム(※1)のように見える(少なくとも私には)。
(※1)ジャンプで障害物を避けたり、足場を飛び移ったりしてゴールを目指すタイプのアクションゲーム。
2018 Xトライアル世界選手権 開幕戦 フランス。人工物で作られたコースに挑む。

2018 Xトライアル世界選手権 開幕戦 フランス。人工物で作られたコースに挑む。

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2018 Xトライアル世界選手権 第5戦 スペイン。プラットフォームゲームのステージみたい。

2018 Xトライアル世界選手権 第5戦 スペイン。プラットフォームゲームのステージみたい。

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一方、アウトドアなトライアル世界選手権はこんな感じ(下の写真)。
先ほど紹介した『トライアルズライジング』の画面写真に似てない?
このトライアル選手権にも、Xトライアル選手権にも、ホンダのワークス(メーカー自らが運営する)チームが参戦していて、日本人選手も表彰台にのぼるなど活躍しているのだ。
そしてなんと、日本でも開催されている!
2018 トライアル世界選手権 第2戦 日本。まるでカモシカのように岩を登る。

2018 トライアル世界選手権 第2戦 日本。まるでカモシカのように岩を登る。

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2018 トライアル世界選手権 第8戦 イタリアのようす。『トライアルズライジング』の画面写真に似てない?

2018 トライアル世界選手権 第8戦 イタリアのようす。『トライアルズライジング』の画面写真に似てない?

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◆ワールドチャンピオンはこのひと! 世界12連覇のトニー・ボウ選手

さて、9月2日にイギリスで行われた2018 トライアル世界選手権 第7戦で、前人未到のV12を達成したのが、トニー・ボウ選手だ。
ホンダワークス所属のスペイン人で、今回掲載したトライアル競技の写真はすべてボウ選手がライドするようす。
そう、実はXトライアル世界選手権のほうでも、世界12連覇中だったりする!
トニー・ボウ選手(中央)。2018 トライアル世界選手権 第4戦 ポルトガルでは、通算100勝も達成。

トニー・ボウ選手(中央)。2018 トライアル世界選手権 第4戦 ポルトガルでは、通算100勝も達成。

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そのバイクが、Hondaウェルカムプラザ青山(東京)に展示されたので、見に行ってきた。
モトクロス用のバイクと似ているように見えるかもしれないが、トライアル競技には専用の車両が使われていて、間近で見る機会はなかなかない。
この感動を『トライアルズ』プレイヤーとシェアしたい。見て、見て。
トニー・ボウ選手が実際にトライアル世界選手権で使った競技専用車Montesa COTA4RT(Montesaはホンダの子会社)。

トニー・ボウ選手が実際にトライアル世界選手権で使った競技専用車Montesa COTA4RT(Montesaはホンダの子会社)。

© Riko Kushida

トライアルバイクは、ライダーが振り回しやすいよう、車体が細く、とても軽い
基本的にじっと座ることがないので、クッションシートもなくして軽量化している。
燃料タンクが極めて小さいのも軽量化の一環。
タイヤは強力なグリップを生むゴム質で、空気圧もかなり低めに設定されている。

◆ゲームのほうはこんな感じ! 本家とフォロワー作品をひとつずつ紹介

2018トライアル世界選手権は、9月16日に行われた第8戦 イタリアで終幕を迎えた。
冬には2019 Xトライアル世界選手権がはじまるが、開幕までまだ時間がある。
ゲームのほうも『トライアルズライジング』は2019年2月発売予定ということで……本コラムを読んで『トライアルズ』に興味が湧いた方に、今すぐ遊べる作品を異なる機種でひとつずつ紹介したい。

●『トライアルズフュージョン』

タイトル

メーカー

機種

『トライアルズフュージョン』

ユービーアイソフト

プレイステーション4 Xbox One Xbox360 PC

まずは、元祖『Trials』を開発したスタジオ、レッドリンクスによる正統なシリーズ作品『トライアルズフュージョン』
マルチプラットフォームで展開中で、そのうちプレイステーション4では無料体験版をダウンロードできる。
基本操作はアクセル、ブレーキ、前後方向への重心移動と、至ってシンプル。これらによる速度と荷重のコントロールのみで、スタントを決めたり、障害を乗り越えていく楽しさを、ぜひ。

●『アーバントライアル プレイグラウンド』

タイトル

メーカー

機種

『アーバントライアル プレイグラウンド』

3goo

ニンテンドースイッチ

元祖『Trials』が大ヒットしたことで、その後、フォロワー作品が多数登場した。そのなかでも、一定のファンを獲得しているのが『アーバントライアル』シリーズ。
市街地でのライディングが人気で、今作『アーバントライアル プレイグラウンド』はカリフォルニアのビーチタウンが舞台。
ニンテンドースイッチのダウンロード専用タイトルだ。
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フィクションがだいぶ織り交ぜられている(※2)ゲームでも、現実世界で現実離れしている競技でも、ミラクルなライディングの連発となるトライアルの世界
競技がオフシーズンの今、ゲームでその魅力どっぷり浸ってほしい
(※2)『トライアルズ』シリーズおよび『アーバントライアル』シリーズは、トライアル競技をモチーフにしたアクションゲームで、競技そのものを忠実に再現したゲームではありません。
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