ミニスーファミ発売決定のタイミングで、今さらNES CLASSIC EDITIONを入手してみた!
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ミニスーファミ発売決定のタイミングで、今さらNES CLASSIC EDITIONを入手してみた!

今やプレミア無しでは買えない、『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』の海外版、『NES CLASSIC EDITION』。今さらながら、その購入までの経緯とプレイレビューをお届けする。
Written by Porno Suzuki
読み終わるまで:7分公開日:
遂に『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』に続き、そのスーファミ版である『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』の発売が任天堂より正式にアナウンスされた。
未発売ソフトの『スターフォックス2』が収録されるなど、世間のオールドゲーマーが大いに盛り上がっているこのタイミングで、シレッと昨年発売の海外版ミニファミコン、『NES CLASSIC EDITION』のレビューをお届けしようというのがこのコラムである。
「今さらかよ!」というツッコミが秒間16連射で浴びせられてくるのは承知の上だが、このミニNESも、今やミニファミコン同様大変なプレミア品に化けてしまっており、入手が容易ではなかったのでこのタイミングとなってしまった。
ちなみにすっかり店頭から消えたまま、「生産を一旦終了」してしまったミニファミコンの現在の市場価格は、定価5980円(税抜)に対しておよそ9000円〜1万円以上(※6月下旬時点での動向)。一方でミニNESの市場価格は、定価59.99ドルに対して、およそ230ドル〜270ドル(※同様に6月下旬時点での動向)と、日本よりも激しいプレミア価格となっている。
単純な市場原理から言えば、ミニファミコンよりもミニNESを欲しい人の方が世界には多いというわけなのだが、それもそのはずで、ミニNESは出荷時点で実は8ヵ国語に対応したマルチリンガル仕様になっている。なので、日本のマーケットだけを対象にしたミニファミコンよりも、世界仕様のミニNESの方が激しい争奪戦が繰り広げられているのだ。
ちなみにNESも含めたファミコンの累計出荷台数は6291万台で、その内訳は日本国内が1935万台、日本国外4356万台となっている。つまり海外には日本の約2倍のファミコン市場があったわけで、それがそのまま今回のミニファミコン&ミニNESのプレミア価格の差となっているのかもしれない。
ちなみに筆者はミニファミコンに関しては、アマゾンで正規品をカートに入れるも、その後決済を放っておいたらカートから蒸発してしまい、以降巡り会わないまま今日に至っている。そして同時に、ミニNESを日本から手に入れようと、発売日間際にあれこれ画策もしていたのだが、その作戦も失敗してしまった。
その作戦とはこうだ。アメリカの大手スーパーTARGETのWebストアは、BORDER FREEという海外発送サービスを介す事で日本からも買い物が可能で、TARGETのWebストアには発売前の早い段階からミニNESが掲載されていた。それに気づいた筆者は、自分だけでなく欲しそうな友人全員に「ミニNES欲しい? 買えるよ」とテキ屋よろしく声をかけ、複数購入で送料を頭割りし、お手軽にミニNESを入手しようとズル賢く考えていた。しかし事はそうは上手く運ばなかった。発売日が近くなると、Webストア上からはCARTボタンが消え、ミニNESは店舗ピックアップのみの扱いに。さらに時間が経つと、日本からのアクセスでは商品その物が表示されなくなってしまったのだ。
それでも筆者はあきらめない。Web購入が無理ならと、LA在住のゲーム好きの友人、ハイミーさんにメールを送信。「ミニNES欲しいんだけど買える?」、「OK、いいよ」との返事を貰い、安心したのもつかの間、「WebショップはどこもSOLD OUT」、「TARGETのお店に行ったけどどこもSOLD OUTだ」と悲報メールが次々続々。ネットで色々状況を調べてみると、TARGETに開店前からミニNESを買う人達が行列を作ったり、店員に「ウチには入荷がないよ!」と追い返されたりと、アメリカもかなりシビアな状況であることが判明した。
そして発売後、ミニNESはebay等でプレミア価格で取引されるのが当たり前になった。さらにミニNESにはコントローラーが一つしか同梱されてないので、二人プレイを楽しむには別売りのコントローラーを別途購入する必要があるのだが、このコントローラーも出荷が少なかったのか一気にハイプライスに。定価9.99ドルだった品が、いまアメリカ版だと200ドル以上で出品されるという異常事態に突入している。あまりにもアメリカ版が手に入らないので、今ebayではロシアやギリシャといった国から大量に正規品が出品されているが、それでも価格は20ドルを下らないので、ミニNES恐るべしという事態が今日まで続いているわけだ。
さてそんな状況下の中、なんとハイミーさんがコネクションを駆使してミニNESの入手に成功! アメリカでも貴重な品を快く日本に送ってくれたので、こうして今回時期外れながらもコラムネタとさせて頂いた次第だ。
という長い長い前フリを経て、ようやくミニNESのご紹介。ボックスはコチラ。元祖NESの物を彷彿とさせるデザインだ。
ブルーからブラックへグラデーションするデザインは、NESから引き継いでいる。
ブルーからブラックへグラデーションするデザインは、NESから引き継いでいる。
箱の裏面には収録タイトル一覧と、当時のソフトのボックスをデザイン。
箱の裏面には収録タイトル一覧と、当時のソフトのボックスをデザイン。
箱から出すと、ミニファミコン同様本体の小ささに驚く。比較用にレッドブル・エナジードリンク 250ml缶をあざとく置いてみたが、本体はまさに手の平サイズ。しかしコントローラーはミニファミコンと違って縮小されていないので、大人の手でも遊びやすい。
このレッドブル・エナジードリンクは撮影後に美味しく頂きました。
このレッドブル・エナジードリンクは撮影後に美味しく頂きました。
またミニファミコンと違って、ミニNESにはコントローラー端子が付いているので、純正のミニNESコントローラーがなくても、Wii用のクラシックコントローラとクラシックコントローラ PROを繋げば代用できる。それでもみんな純正ミニNESコントローラーが欲しいから、値段がスゴイことになってしまうのだ。
端子は2つ。同梱コントローラーは1つ。これな〜んだ? 【答え】別売コントローラーの争奪戦。
端子は2つ。同梱コントローラーは1つ。これな〜んだ? 【答え】別売コントローラーの争奪戦。
説明書は3ヵ国語のマルチリンガル仕様。裏面は当時のポスターを復刻した憎い仕上がりだ。
説明書は3ヵ国語のマルチリンガル仕様。裏面は当時のポスターを復刻した憎い仕上がりだ。
MINI ZAPPER(光線銃)やMINI R.O.B.(ロボット)も発売してほしかった。
MINI ZAPPER(光線銃)やMINI R.O.B.(ロボット)も発売してほしかった。
ちなみに本体もマルチリンガル仕様で、こちらは8ヵ国語から選択可能。そう考えると日本国内専用のミニファミコンがとても贅沢な物に思えてくる。
NTSCやPALといった映像方式の壁が無くなったことをこの画面で実感。
NTSCやPALといった映像方式の壁が無くなったことをこの画面で実感。
ゲーム選択画面は、当たり前だがNES版のパッケージで表示される。昔からの洋ゲーファンなら、この画面だけでも楽しめるはずだ。
日本でもお馴染み『ロックマン』は、海外では『MEGA MAN』となる。
日本でもお馴染み『ロックマン』は、海外では『MEGA MAN』となる。
ちなみにミニファミコンとミニNESでは、全30タイトルのソフトラインアップが若干異なっている。ミニNESにのみ収録されているのは、こちらの6タイトル。
『BUBBLE BOBBLE』(バブルボブル)
『Castlevania II: Simon's Quest』(ドラキュラII 呪いの封印)
『Donkey Kong Jr.』(ドンキーコングJR.)
『FINAL FANTASY』(ファイナルファンタジー)
『Kid Icarus』(光神話 パルテナの鏡)
『Punch-Out!! Featuring Mr. Dream』(パンチアウト!!)
『StarTropics』(日本未発売)
『Tecmo Bowl』(テクモボウル)
なかでも気になるのは、やはり日本未発売の『StarTropics』だ。これは任天堂開発ながら、北米とヨーロッパのみで発売されたアクションRPGで、非常にざっくり紹介すると、南洋を舞台に展開するトロピカルな『ゼルダ』風ゲーム。勿論セリフは外国語表示となるが、比較的簡単な言葉しか表示されないので、英語等の勉強がてら遊ぶのも悪くない感じだ。
STARTROPICS
STARTROPICS
ほら、なんとなく理解できるレベルの英語。
ほら、なんとなく理解できるレベルの英語。
STARTROPICS
STARTROPICS
というわけで、ミニスーファミ発売のニュースに便乗する形でお届けした今回のコラム。SUPER NINTENDO CLASSIC EDITIONが発売された暁には、またもLA在住のハイミーさんにお願いして入手する予定なので、今度は旬なうちに紹介したい!