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Nintendo Switch 2でプレイしたい任天堂の名作シリ−ズ 6選
新世代機が手に入るまでの時間を無駄にしないために、新世代機でリリースしてもらいたい任天堂クラシックをリストアップ!!
任天堂の最新ゲーム機Nintendo Switch 2が2025年6月5日に発売される。2025年5月現在、抽選販売の応募数に対して実際に販売される台数が大幅に不足しているため、多くの人が6月以降もしばらくプレイできないことが予想されるが、Nintendo Switchと同じく、任天堂とサードパーティから数々のタイトルがリリースされる予定に変わりはない。
『マリオカート ワールド』や『ドンキーコング バナンザ』を1日も早くプレイできるようになることを願うばかりだが、ただ待ち続けるのは時間の無駄だ。というわけで、本記事ではNintendo Switch 2でリリースしてもらいたい任天堂クラシックスについて考えてみることにした。
除外対象
本記事では、近年新作がリリースされており、Nintendo Switch 2でも間違いなくリリースされるはずのタイトルやシリーズは除外している。たとえば、私たちは『マリオ』シリーズや『ゼルダの伝説』シリーズ、『ファイアーエムブレム』シリーズの新作を待っているが、これらのリリースは “可能性” よりも “タイミング” の話だ。
新世代Switchでプレイしたい任天堂クラシックタイトルを早速見ていこう。
01
『ワリオランド』シリーズ
任天堂がワリオを忘れてしまったわけではない。しかし、最近の彼はもっぱらミニゲーム集『メイド イン ワリオ』シリーズの顔役として覚えられており、プラットフォーマーの主人公としては覚えられていない。
実は、ワリオには、ゲームボーイとゲームボーイカラーでリリースされた2Dプラットフォーマー『ワリオランド』シリーズで主人公を務めた経験がある。『ワリオランド』シリーズの現時点での最新作はWiiでリリースされた『ワリオランド シェイク』で、この作品はそのアニメ的グラフィックで今も愛されている。
最近は『ワリオランド』のゲームプレイとビジュアルを彷彿とさせる新作『Pizza Tower』や『ANTONBLAST』などもリリースされているが、この2作品の人気を踏まえると、任天堂が『ワリオランド』シリーズ最新作をリリースする価値は十分にあるように思える。そのときは是非ともまた愉快痛快なグラフィックでリリースしてもらいたい。
02
『ウェーブレース』シリーズ
『ウェーブレース64』は、その美しいグラフィックとエキサイティングなゲームプレイでリリース直後から人気を獲得した。
アスファルトではなく水の上でテクニックとタイムを競い合うこのレーシングゲームでは。ダイナミックな波の表現がレースを盛り上げる重要な役目を担った。任天堂はこのタイトルのカルト的人気を把握しており、2022年から『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』で配信している。
『ウェーブレース64』のあとにリリースされたのがニンテンドーゲームキューブのローンチタイトル『ウェーブレース ブルーストーム』だった。しかし、ローンチタイトルながら『ウェーブレース64』ほどの人気が得られなかったため、任天堂はこの作品でシリーズを中断した。Nintendo Switch 2でシリーズ最新作がリリースされれば嬉しい。
03
『カスタムロボ』シリーズ
『カスタムロボ』シリーズはNINTENDO 64でデビューしたシリーズで、これまでに5タイトルがリリースされている(海外では一部のみ)。
『カスタムロボ』シリーズはアクションRPGで、自作したロボットを他のロボットと戦わせることが大きな特徴だ。ロボットは武器や能力をアップグレードできるようになっている。
しかし、残念ながら、このシリーズはグローバルヒットを記録していない。リリースされたどのタイトルも正しい評価を得たが、任天堂がリリースした他のタイトルほどではなかった。しかし、フレンドとの対戦が楽しめる他、自分のロボットをアップグレードするためのパーツ探しも実に面白いので、Nintendo Switch 2での復活を期待したい。
04
『F-ZERO』シリーズ
当然の選出だ。『F-ZERO』シリーズの本格的な復活を待ち望んでいるファンは多い。正当なシリーズ最新作は、ニンテンドーゲームキューブでリリースされた『F-ZERO GX』が最後だ。
同コンソールでリリースされたタイトルの中で最も技術的に優れていたタイトルのひとつとして評価されている『F-ZERO GX』は、60FPS、ワイドスクリーン対応、小気味よいゲームプレイを誇る真のクラシックレーシングゲームだった。
そのため、『F-ZERO GX』が『ニンテンドー ゲームキューブ Nintendo Classics』の最初の1本に選ばれたのは驚きではなかった。そして、さらに言えば、『F-ZERO』が近年話題になったのはこれだけではない。
スーパーファミコンの『F-ZERO』をバトルロイヤルにアレンジした『F-ZERO 99』がリリースされた他、『マリオカート8デラックス』にも『F-ZERO』のオマージュコースが収録されていた。
これらを踏まえると、『F-ZERO』シリーズ最新作がNintendo Switch 2でリリースされてもおかしくない状況にあると言って良いだろう。
レッドブル・プレイヤーGrand POObearの『F-ZERO 99』プレイ動画をチェック!
05
『スターフォックス』シリーズ
任天堂ファンにとって『F-ZERO』シリーズの新作がリリースされていないことと同じく不可解なのが、ライラット系ビデオゲームの近年の不足ぶりだ。
かつては、スーパーファミコン『スターフォックス』にはじまり、NINTENDO 64『スターフォックス64』、ニンテンドーゲームキューブ『スターフォックス アサルト』など、任天堂のコンソールおよび携帯ゲーム機では『スターフォックス』シリーズがリリースされることが決まっていた。
しかし、残念なことに現時点でのシリーズ最新作はWii Uでリリースされた『スターフォックス ゼロ』で、しかもこのタイトルはそれまでのような成功を得ることができず、多くのファンを落胆させていた。
宮本茂氏はこの失敗を真摯に受け止め、『スターフォックス』シリーズは再開に向けて全面的なてこ入れの必要があると発言していたが、Joy-Conも一新されるNintendo Switch 2が宮本氏をアーウィンへ再び向かわせるきっかけになるかもしれない。
06
『MOTHER』シリーズ
任天堂と『MOTHER』シリーズの関係を理解している海外プレイヤーは少ない。それぞれ『MOTHER2 ギーグの逆襲』と『MOTHER3』の主人公キャラクターのデフォルト名であるネスとリュカは、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズで今も根強い人気を誇っている。
しかし、3作がリリースされているにもかかわらず、欧米では『MOTHER2 ギーグの逆襲』が『Earthbound』というタイトルで、米国限定でリリースされたのみだった。
2013年から同タイトルが欧州のWii Uバーチャルコンソールでリリースされ、2015年からは『MOTHER』も欧米のWii Uバーチャルコンソールで配信されるようになった。しかし、現時点でのシリーズ最新作『MOTHER3』は日本国外ではリリースされていない。
独自のテキストローカライズを収録したROM版をリリースしたファングループが任天堂に対して、自分たちのテキストローカライズを『MOTHER3』の正規欧米版リリースの下敷きに無償で使用することを申し出たが、それでも『MOTHER3』がリリースされる気配は一向にない。
このような状況を踏まえると、『MOTHER4』がグローバルリリースされる可能性はほとんどないと言えるだろう。しかし、任天堂が『MOTHER』シリーズを『スマブラ』シリーズのキャラクター、音楽、ステージ、トロフィーを活用し続けていることから、ファンの多くはまだ希望を捨てていない。
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