『オーバーウォッチ』 を初めてプレイするときは圧倒されてしまう可能性がある。 2022年10月5日 にリリースされる最新作 『オーバーウォッチ2』 から始めようとしている人は特にそうだろう。この人気FPSシリーズのヒーロー、マップ、モードはどれも数が多く、かなりの量を学ばなければならない。しかも、勝負を決めるのはその 知識量 なのだ。 《ヒットスキャン》と《プロジェクタイル》のどちらを選べば良いのだろうか? 【シンメトラ】はこの対戦に最適なヒーローなのだろうか? このチーム編成では【ウィンストン】よりも【ラインハルト】がベターだろうか? このような質問さえ十分に理解できてない人もいるのではないだろうか?
『オーバーウォッチ』は チームシューター なので、チーム全員がそれぞれの仕事・役割をまっとうする必要がある。そこで重要になるのが、 チーム内のコミュニケーション と 各プレイヤーの知識 だ。
今回は、国内外共通で使用されている、または海外トーナメントの観戦時によく見聞きするOW / FPS用語の中から主なものを50個ピックアップして解説する。
【シグマ】はタンク © Blizzard Entertainment
『オーバーウォッチ』のヒーローは大きく3タイプ(ダメージ / タンク / サポート)に分かれているが、ヒーロー同士の相性や個別のアビリティ、Ult(アルティメット)などによって以下のようにさらなる細分化ができる。
《DPS》とは 「Damage Per Second / 1秒あたりのダメージ」 の略で、FPSに限らず、MMO、RPG、MOBAなどでも広く使用されている用語だ。『オーバーウォッチ』では、《DPS》に優れていて敵の排除に特化されているヒーローは、 《ダメージ》 として区分されている。
【ソルジャー76】【リーパー】【ゲンジ】【ウィドウメイカー】【トレーサー】【キャスディ】などがこのヒーローに含まれており、攻撃力の高さが特徴だが、中には【トールビョーン】や【メイ】のような防衛性能に優れた《ダメージ》もいる。
《フレックス》はヒーローのタイプではない。特定のロールの専門ではなく、 必要に応じてどのロールでもプレイできる万能型プレイヤー を意味する。
『オーバーウォッチ』ですべてのヒーローを完全にマスターするのは難しいが、特定のチーム編成の長所と短所を理解できている《フレックス》がチームにいれば、対戦相手の短所につけ込めるチーム編成を用意することができるようになる。
《サポート》は、チームの “ヒーラー” として扱われるときがある。チームメイトたちの体力を回復しながら、様々な方法でチームをサポートすることが主な役割だ。たとえば、チームメイトを 強化(バフ) したり、対戦相手を 弱化(デバフ) したりするのが《サポート》だ。
“バフ” の例を挙げると、【ルシオ】はチームメイトの移動速度を高めることができる。また、“デバフ” の例としては、敵の被ダメージ量を増加させる【ゼニヤッタ】の “不和のオーブ” が挙げられる。
また、【アナ】のような 敵の弱化と味方の強化を同時に行える ヒーローもいる。彼女の “バイオティック・グレネード” はチームメイトを回復しつつ、敵の回復を阻止できる。【マーシー】や【モイラ】も《サポート》に含まれる。
《ダメージ》や《サポート》と同じく、《タンク》も 『リーグ・オブ・レジェンド』 をはじめとする様々なゲームで見られる非常に伝統的なロールのひとつだ。《タンク》は、相手チームの攻撃を受け止めつつクラウドコントロール(後述)をすることで、味方チームにスペースを生み出すことを得意としている。 『オーバーウォッチ』には2種類の《タンク》、つまり 《メインタンク》 と 《サブタンク / オフタンク》 が存在する。《メインタンク》はバリアを張ってチームメイトがダメージを受けないようにしながら、敵との間にスペースを作るのが主な役割になる。
【ラインハルト】【ウィンストン】【オリーサ】【シグマ】が含まれる《メインタンク》は、いわゆる伝統的な “タンク” だ。体力が高く、チームのフロントライン(後述)に立つことになる。
その歴史を通じて、『オーバーウォッチ』ではいくつもの チーム編成(ビルド・構成) が考案されては対策が打たれて消えていった。
このゲームでは、1ゲーム中に使用するヒーローを切り替えて敵のチーム編成に対抗できるようになっており、さらにはマップとモードもチーム編成に影響を与えるようになっている。
ヒーローのアビリティとUltを効果的に使えば決定的な瞬間を創出して敵チームをワイプ(後述)するチャンスが得られる。 どのようなチーム編成が自分たちに最適なのか 、そして どのプレイヤーがどのヒーローを得意としているのか を理解することが勝率を安定させるためには非常に重要だ。
以下のチーム編成は『オーバーウォッチ』で確認できたものだ。『オーバーウォッチ2』がリリースされれば、また新たなチーム編成が登場するだろう。
『オーバーウォッチ』の 基本編成(タンク2 / ダメージ2 / サポート2) を指すが、『オーバーウォッチ2』では6人対6人から 5人対5人 に変更されるため、この編成は使用できなくなる。『オーバーウォッチ』では最も伝統的な編成で、ランクマッチの基本編成でもある。
《アンチダイブ / カウンターダイブ》は、【ウィンストン】と【D.Va】を主力とする《ダイブ》(後述)編成の機動力と勢いを止めるためのチーム編成を指す。この編成には【キャスディ】【ロードホッグ】【オリーサ】【ジャンクラット】などが含まれる。
《デスボール》は【ルシオ】の “スピード・ブースト” と【ラインハルト】のタンク性能を活かしたチーム編成で、【ラインハルト】を先頭にして進軍していく。【ザリア】や【モイラ】のようなヒーローが《サポート》として立ち回るこの編成は、 移動速度 と 回復性能 、そして 《タンク》性能 に優れている。
《デスボール》はバランス調整が加えられるたびに、【アナ】や【ロードホッグ】のような他のヒーローたちを組み入れることで生き残ってきたが、高機動力を誇るダイブ編成の登場により姿を消してしまった。
先ほどから数回登場している《ダイブ》は、 機動力 と 精度 がすべてのチーム編成だ。《タンク》には【ウィンストン】と【D.Va】、《ダメージ》には【ゲンジ】や【トレーサー】、そして《サポート》には【ルシオ】や【ゼニヤッタ】を主に起用するこの編成は、敵チームの 特定のターゲットを急襲 できる。
スピーディにファイトに参加して、すぐに敵を排除できるこのチーム編成は非常にパワフルで、『オーバーウォッチ』のトーナメントシーンで重宝されてきた。その結果、対抗策として前述の《アンチダイブ / カウンターダイブ》が考案された。
《メタ》とは、様々なチーム編成やヒーローの強さのランキングを含む “ゲームの現バージョンにおける状況 / 環境 / 流行” を指す。
『オーバーウォッチ』でもバランス調整のたびに《メタ》が生まれており、圧倒的な強さを誇るヒーローひとりがすべての対戦と編成に影響を与えたときもあった。次の単語は、一時的に 《メタ》最強 を誇ったチーム編成(現在でも上手く起用すれば機能する)だ。
《トリプルタンク》は『オーバーウォッチ』の歴史の中で形を変えながら現れては消えてきたチーム編成だが、その中で最も良く知られているのが “GOATS” で、この名前は考案したプロチーム名から取られている。
タンク3・サポート3 の “GOATS” は一時的に無敵を誇り、当時のプロチーム必携とされていた。しかし、《トリプルタンク》そのものは “GOATS” 前から存在しており、オリジナルは タンク3・ダメージ1・サポート2 だった。『オーバーウォッチ』では、この《トリプルタンク》を無効化するために数多くのバランス調整やルール変更が加えられてきた。
《AoE》は 「Area of Effect / 範囲効果」 を意味する。特定の敵ひとりではなく、特定の範囲を対象にするため、その範囲や範囲内の複数の敵に効果を加えることができる。【メイ】のUlt “ブリザード” がこの好例で、この範囲内にいる敵は全員凍結してしまう。
《バックライン》はその名の通りチームの 後方(銃後) を意味する。サポートが位置するのがここで、敵ダメージがフランク(後述)してくるのもここだ。また、《ダイブ》はここに飛び込む戦い方を好んでおり、《バックライン》のヒーローを孤立させて排除している。
《バックライン》に位置するサポートからヘルプの要請があるときは、動ける味方全員が急行するのが鉄則だ。特に相手が《ダイブ》のときは時間勝負になる。
《CC》は 「Crowd Control / クラウドコントロール」 の略で、敵ヒーロー(1体または複数)をスタン / 制限 / 行動不能にする武器・アビリティ・Ultの性能を意味する。
《CC》に優れている武器 / アビリティ / Ultとしては、【キャスディ】の “フラッシュバン” や【メイ】の “凍結ブラスター” 【ジャンクラット】の “スティール・トラップ” などが挙げられる。また、【オリーサ】や【ザリヤ】は《CC》耐性が得られるアビリティを備えており、【ザリヤ】のそのアビリティは他のヒーローにも適用できる。
《ドライプッシュ》とは、 味方チームがUltを使用しないで敵チームにUltを使用させるプッシュ を指す。自分たちがUltをセーブしながら、相手に浪費させることで、Ultの回数で優位に立ったり、相手をリソース不足に陥らせて攻撃しやすい状況を作ったりできる。
《フィード / フィーディング》とは、敵チームに無理に仕掛けてしまい、相手に攻撃を許してしまうプレイを意味する。この呼称は、攻撃を受け続けることで相手に “エサを与えて育ててしまう(Ultをチャージさせるなど)” ことから取られている。
たとえば、敵陣へ突進した【ロードホッグ】が “テイク・ア・ブリーザー” で回復しつつ敵から攻撃を受け続けている状況は、ファイトを頑張っているように見えるが、実際は “フィード” しているため、味方に不利な状況を作っている。敵の攻撃を受け続ければそれだけ敵はチャージできるので、そのファイトは無駄なのだ。
《フィル》は、プレイヤーがチームに “フィル・イン = Fill In” する、つまり、そのチームで空いているロールを “埋める” ことを指す。基本的には《フィル》するプレイヤーはどのロールもこなせる必要がある。つまり、《フレックス》であることが求められる。
《フランク / フランキング》は『オーバーウォッチ』だけではなく他のチーム対戦ゲームでも使用されている戦術で、敵チームの裏側に抜けて、 側面(フランク)または後方から奇襲を仕掛けること を意味する。この攻撃を担うプレイヤーを “フランカー” と呼ぶ。敵を驚かせたり、敵の目を晒したりできるこの戦術は、敵に気付かれる前に敵を倒すことができるので非常に効果的だ。
《フォーカス / フォーカシング》は、チームまたはチームの ショットコーラー(IGL) がターゲットやプレイヤーを指定し、チームメイトたちがその ターゲットやプレイヤーを徹底的に狙う ことを意味する。 《フォーカス》は、その対象となっているプレイヤーのスキルやヒーローのアビリティや使わせないようにすることが目的だ。 《ダイブ》 は全員の機動力が高く効果的に動けるため、《フォーカス》との相性が良い。
《フロントライン》は チームの前線 を意味する。つまり、ここに位置するヒーローは敵と直接対決することになる。通常、ここに配置されるのは 《メインタンク》 で、シールドで味方を守りながら前線を押し上げていくことになる。
《フルホールド》は 敵チームに1ポイントも与えなかったとき を意味する。たとえば、ハイブリッドマップで相手に1ポイントも与えなかったなら、《フルホールド》を実現したことになる。
『オーバーウォッチ』には様々な種類の武器が用意されているが、近接攻撃に特化したヒーローを除いて、ヒーローは2種類の武器が用意されている。《ヒットスキャン》はそのひとつで、 発射直後にダメージ判定が入る この武器では、 弾の速度や軌道について考える必要がない 。
しかし、撃った瞬間に当たる《ヒットスキャン》には固有の問題がある。 “リコイル” と “距離減衰” だ。 つまり、トリガーを押している時間が長いほど射撃精度が下がり、攻撃対象が遠いほど与ダメージが減る。《ヒットスキャン》の武器を備えているヒーローには、【キャスディ】【ソルジャー76】【レッキング・ボール】などが含まれる。
Over-Extend / Over-Extending おーばーえくすてんど / おーばーえくすてんでぃんぐ
《オーバーエクステンド / オーバーエクステンディング》は攻撃や防衛が上手く機能して 当面の目標をクリアしたあとも敵チームのリスポーンポイントを目指してプッシュし続けること を意味する。
このようなアグレッシブなプレイスタイルは、チームの陣形を引き延ばしてしまうため穴ができやすく、さらには孤立しがちなので、敵チームにアドバンテージを与えやすい。
《ピーク》は 遮蔽物の影 から様子をうかがいながら、ダメージを与えていくことを意味する。どちらのチームからも離れている 安全な場所 で行うときが多い。
そしてこの《ピーク》で少しずつ “突く” ように敵に攻撃を加えることを《ポーク》と言う。《ポーク》は基本的には 長距離攻撃 で、【ウィドウメイカー】【キャスディ】【ソルジャー76】【アッシュ】のようなヒーローが得意としている。
英語で “はがす” を意味する《ピール》は、敵の《ダイブ》から味方を遠ざけたり、ヒーロー固有のアビリティでチームメイトを前線から下げたりすることを指す。
通常、《ピール》はトリッキーなポジションにいる《タンク》や《フォーカス》されている《サポート》などを助けるために行われる。たとえば、敵チームが味方の《サポート》を攻撃しているときは、《タンク》をそこに向かわせてシールドを展開したり、他のポジションへ誘導したりして《ピール》する。
《ポケット / ポケッティング》は、 《サポート》が特定の味方プレイヤーひとりを治療または強化するこ とを意味する。特化することでその味方プレイヤーを大きく育てることができる。
《ヒットスキャン》の項で触れた武器のもうひとつのタイプが《プロジェクタイル》だ。《ヒットスキャン》の対極に位置するこの武器では 弾の速度と軌道が考慮される 。
分かりやすい例は、【ハンゾー】と【ファラ】だろう。【ハンゾー】の “嵐の弓” は、 矢の軌道を考慮 しなければ当てることができない。【ファラ】も同じで、“ロケット・ランチャー” は狙っている 敵の移動先を予測して発射 しなければならない。
ユニークなのが【アナ】で、彼女の “バイオティック・ライフル” はスコープで覗かないときは《プロジェクタイル》として機能し、覗いているときは《ヒットスキャン》として機能する。
《リセット》とは負け越しているときにひと息入れて 立て直し を計ることを意味する。《リセット》することで敵チームの勢いを止めて、彼らのアドバンテージをゼロに戻すことができる。
Spawn-Camp / Spawn-Camping 《スポーンキャンプ / スポーンキャンピング》は 敵プレイヤーの復活地点 / リスポーン地点付近に陣取る ことを意味する。陣取ったあと復活 / リスポーンした瞬間を狙ってそのプレイヤーを孤立させたり、敵チーム全体を押し戻したりする。
《スクイッシィ》は英語 “Squishy = 柔らかい” が語源で 、 ヘルス値が少なくて比較的キルされやすいヒーロー を指す。『オーバーウォッチ』ではヘルス値が150〜225のヒーローが《スクイッシィ》とされる。
《スタガー / スタガリング》は「ずらす / 交互に置く」を意味する英語 “Stagger”が語源で、 意識的に敵チームのヒーローをキルするタイミングをずらして、敵チームにまとまる時間を与えない戦術 を指す。
特定の敵ヒーローを意識的に放置してから、キルすることで他の敵ヒーローと合流できるまでの時間を引き延ばせれば、それだけアドバンテージが得られる。
《ストール / ストーリング》は、 《ポイント / ペイロード》(後述)に位置してタイムカウントを止める ことを意味する。こうすることで味方チームが復帰するまでの時間を稼ぐことができる。【メイ】【ルシオ】【ウィンストン】などのUltがこの戦術に適している。
《トリクル / トリクリング》は、チームが 敵や目標を個別に攻撃する 、もしくは 慎重に攻略する ことを意味する。基本的には「チームがまとまれていない状態」を指すときが多く、ポジティブな意味では使われない。
《トリクリング》は数的優位を作られて時間とキルを無駄にしてしまうため、チームを不利にしてしまう可能性が高い。
《ワイプ》は チーム全員が排除される ことを意味する。敵味方全員がリスポーン待ちになるので、《スタガリング》や《トリクリング》、《フィード》は物理的に不可能になる。
《ゾーニング》は 敵のポジションをコントロールするための戦術 で、敵チームを特定の方向へ向かわせたり、目標から遠ざけたりする。たとえば、敵チームの強力なプッシュを押し返したいときに、【D.Va】【キャスディ】【ソルジャー76】【ウィンストン】のUltで《ゾーニング》して、敵チームを包囲したり、押し返したりする。
《バックキャップ / バックキャッピング》とは、《ポイント》(後述)を防衛している敵チームが他のことに気を取られている、またはそこから離れている間に入り込んで確保してしまう戦術を意味する。裏取りからの《ポイント》確保のこと。Backは裏を意味し、CapはCapture(確保)の略。
《C9》は北米のプロチーム “Cloud9” の略だが、『オーバーウォッチ』ではこのチームではなく、「《ポイント / ペイロード》(後述)の確保を忘れて、逆に敵チームに確保されてしまうこと」を意味する。Cloud9がトーナメントで実際にこのミスをしたことから、インターネットミームとして広く知られるようになった。 《チョークポイント》(略称:CP)は「 狭隘なエリアまたは通路」 を指す。《チョークポイント》は防衛側には有利に働くときが多い。狭い通路やエリアでは進入できる人数が限定されるため、防衛側は入ってきた攻撃側のヒーローをひとりずつ狙えば良いからだ。
マップ "Paris" はこの好例だ。このマップのスタートから最初の目標までの一本道は防衛側が高所を取れるため、防衛側にとっては非常に簡単だが攻撃側にとっては非常に難しい典型的なチョークポイントになっている。
《キング・オブ・ザ・ヒル / KoTH》は コントロールマップの別名 。“NEPAL” “ILIOS” “OASIS” “BUSAN” “LIJIANG TOWER” がこのマップに含まれている。
マップごとに《ポイント》または《ペイロード》が目標に設定されている。《ポイント》は、 《2CP》 (2ポイントを確保するマップ:HanamuraやTemple of Anubis)や 《KoTH》 マップなどに配置される確保すべき 場所 を指し、《ペイロード》は、指定された地点まで護衛しなければならない 移動式目標 を意味する。ハイブリッドマップには《ポイント》と《ペイロード》が用意されている。
《ティック》は、チームがどこまで目標を確保しているかを示す V字型マーク を指す。画面中央上部に表示される。
《ベビーD.Va》は【D.Va】のメックが破壊されて、【D.Va】本人が出てきた状態を指す。日本では “中身” とも呼ばれる彼女は『オーバーウォッチ』最少キャラクターとして知られている。
《ブープ》は、【ルシオ】の “サウンドウェーブ” や【ラインハルト】の “チャージ” など、 ノックバックできるアビリティ を意味する。
《バブル》とは、【ザリア】の “パーティクル・バリア” の通称。彼女とチームメイトを《CC》やダメージから守ることができる。またダメージ吸収量に応じて “パーティクル・キャノン” の攻撃力が上昇する。
《ディスコード / Discord》は【ゼニヤッタ】の “不和のオーブ” を意味する。このアビリティは敵を排除しやすくするため、スピードと効率重視の《ダイブ》で重宝される。
【D.Va】の “ディフェンス・マトリックス” は、他のヒーローたちの飛び道具やオーブ、アビリティ(一部のUltも含まれる)をブロックしたり “吸収” したりできることから、この単語でも表現される。【ハンゾー】の矢、【ラインハルト】の “ファイア・ストライク” 、【ザリア】の “グラビトン・サージ” 、【メイ】の “ブリザード” など、【D.Va】は何でも “食べて” しまう。
《ハイヌーン》は【キャスディ】のUltを意味し、発動時の英語セリフ 「It’s High Noon!」 から取られている。そのUlt “デッド・アイ” は外すのがほぼ不可能と言える命中率を誇り、シールドまたは【ルシオ】か【ブリギッテ】のUltでブロックされない限り、敵チーム全員を一気に倒すことができる。
《ナノ》は【アナ】のUlt “ナノ・ブースト” の略称。他のUltとの相性の良さが広く知られており、 “ナノブレード” や “ベイブレード” を流行らせたことが特に有名だ。
《ファーマシー》は 【マーシー】を【ファラ】に《ポケット》させる戦術 で、2人の名前を “薬局” を意味する英単語にアレンジしてある(日本ではそのまま “ファラマーシー” と呼ばれることが多い)。この戦術を採用すれば、3次元かつ広範囲で大ダメージを与えられる強力なコンビが手に入る。
【マーシー】のアビリティ “リザレクト” の略。このアビリティは『オーバーウォッチ』では非常に重要で、それゆえに幾度となく調整が繰り返されてきた。
チームメイトひとりを生き返らせることができるこのアビリティの効果は味方にとって非常に大きく、敵にとってはこのアビリティを使わせないことが重要になる。そのため、【マーシー】は《フォーカス》の対象にされたり、《ダイブ》のチームから最初に狙われたりするときが多い。
【シンメトラ】のアビリティ “テレポーター” の略称。設置した2個のテレポーター間を自由に行き来できるようになるこのアビリティは攻守に役立つ。まとまっているチームには特に効果的で、機動力と連携力を大幅に高められる。