
「自宅に魔法のドアがあったらなと思うんだ。天気が良くない日でも、そこを開ければ世界で最も驚くべきパラグライディング・スポットにいつでも繋がっている ― そんなドアがね」
それなら、我々がジャン・バティストのそんな夢をかなえてあげようではないか。これまで何度かお届けしてきたナミビア企画だが、最新エピソードとなる今回はジャン・バティストと同じく世界最高のアクロバットパラグライダーのティム・アロンギをナミビアのナミブ砂漠のど真ん中へ送り込み、彼らがそこでどんなパラグライディング・アクションを見せてくれるかを試してみた。
2人のフランス人パラグライダーは熱い砂を素足で感じながら、巨大な砂丘を次々と飛び越えていった。「地面すれすれの飛行を楽しむなら、ナミビアはまさに夢のスポットだね。何百マイルにも渡って延々と砂丘が続いているし、フルスピードでフライトしていると足をヤケドしてしまいそうになるくらいだよ」とアロンギは語る。
空飛ぶ砂漠王:ジャン・バティスト・シャンデリア
「この旅のコンディションは楽ではなかったけど、タフな状況に対処するのも僕らの仕事だからね。それが嫌なら、家に籠ってTVでも見てろってことさ」と語るアロンギは、2015年のWorld Air Gamesの勝者だ。
風のコンディションが刻々と変化し続ける砂漠のど真ん中でパラグライディングを試みることは、間違いなく大きなチャレンジを要求する。しかし、テイクオフを上手くこなして、最大300mを超える砂丘を飛び越えていく適切なラインを見出せば、大きな見返りが得られる。
世界最高のパラグライダー:ティム・アロンギ&ジャン・バティスト・シャンデリア
「ナミビアの砂丘は、とにかくスケールが大きい。これはいったいどこまで続くんだって感じさ。地面に足をスライドさせながら、1時間ぐらいは余裕で飛び続けることができるよ」とアロンギは語る。
ページ上部の映像でジャン・バティストの夢の世界をチェックして、砂漠のど真ん中に放り出された気分を体感してみよう!