Sebastian Vettel after winning the Italian Formula One Grand Prix at the Autodromo Nazionale di Monza on September 14, 2008 in Monza, Italy.
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F1

セバスチャン・ベッテル:F1初優勝の衝撃

ベッテルがスクーデリア・トロ・ロッソと共に達成した2008シーズン・モンツァでの快挙を振り返る。
Written by Tom Bellingham snd Alex Maxifahrer
読み終わるまで:2分Published on
初優勝の喜びを全身で表現するセバスチャン・ベッテル

初優勝の喜びを全身で表現するセバスチャン・ベッテル

© Clive Mason/Getty Images

2008年9月14日、それまでの短いF1キャリアで19ポイントを積み上げていただけだった21歳のドイツ人ドライバーがモンツァで開催されたイタリアGPポールポジションを獲得し、世間を騒がせた。

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そしてその翌日に、スクーデリア・トロ・ロッソのマシンに乗り込んで所属チームの地元で決勝レースを戦ったこの若者は、誰も予想していなかった優勝さえ成し遂げてしまった。
また、ポールポジションからスタートし、レースを終始コントロールして2位に12秒差でトップチェッカーを受けたベッテルは、F1史上最年少優勝記録も更新した。
ベッテル初優勝は、スクーデリア・トロ・ロッソに歓喜の瞬間をもたらした。
1985シーズンからミナルディとしてF1参戦を続けていたこのチームは、2005シーズン末にレッドブルCEOディートリッヒ・マテシッツゲルハルト・ベルガーが買収し、チーム名称がスクーデリア・トロ・ロッソ(Team Red Bullのイタリア語訳。ロッソは<赤>、トロは<牛>)に改められた。
そして迎えた2006シーズン、トロ・ロッソがデビューシーズンを通して獲得したポイントは、アメリカGPで21番手スタートだったビタントニオ・リウッツィが決勝8位フィニッシュで持ち帰った1ポイントだけだった。
また、翌2007シーズンもチームの年間獲得ポイントは8ポイントに留まっていた。
担当レースエンジニアを務めたリカルド・アダミはその後フェラーリでもベッテルとコンビを組む

担当レースエンジニアを務めたリカルド・アダミはその後フェラーリでもベッテルとコンビを組む

© GEPA Pictures/ Mathias Kniepeiss

よって、激しい雨に見舞われたモンツァの土曜日予選でベッテルが100分の7秒差で初ポールを奪取し、ウェットからドライへと変化した日曜日決勝レースもマクラーレンのヘイキ・コバライネンを大きく引き離す独走で優勝を記録したという事実は、チームのみならずF1パドック全体に衝撃を与えることになった。
2008シーズン、ベッテルは計39ポイントをトロ・ロッソにもたらし、2009シーズンからレッドブル・レーシングへ移籍した。そのあとの歴史は誰もが知っている通りだ。