F1

ピエール・ガスリーが語るF1初優勝とさらなる意気込み

© Getty Images/Red Bull Content Pool
F1 2020シーズン第8戦イタリアGPで劇的な優勝を飾り世界を驚かせたスクーデリア・アルファタウリに所属するフランス人ドライバーが、F1キャリア初優勝と未来への思いについて語った。
Written by Matt Majendie公開日:
F1 2020シーズン第8戦イタリアGPでF1キャリア初優勝を記録したピエール・ガスリーはレーシングシーンを驚かせ、レース後のエモーショナルなシーンの数々は世界中のメディアで取り上げられた。
2020シーズンからスタートした新チーム、スクーデリア・アルファタウリを牽引してきたこのフランス・ルーアン出身のヤングドライバーは、ネイマールキリアン・ムバッペアントワン・グリーズマンなどから祝福のメッセージを受け取ったが、そのような祝福の中で最大のサプライズとなったのが、母国フランスのマクロン大統領からの祝電だった。
F1キャリア初優勝を記録したピエール・ガスリー
F1キャリア初優勝を記録したピエール・ガスリー
ガスリーは次のように振り返る。
「まったく予想していなかった人生最高の祝電だった。お祝いのメッセージを伝えたいと思ってくださったみたいで、僕の優勝を自分も国民も誇りに思っているとおっしゃっていた。母国の大統領からこういう言葉をかけてもらえるのは感激だし、自分たちが何を成し遂げたのかをあらためて認識することになった」
「サプライズメッセージは他にも色々受け取ったんだ。ネイマール、キリアン・ムバッペ、ダニ・アウベスアドリアン・ラビオ、アントワン・グリーズマンのようなサッカー選手たち、あとはバスケットボールテニス自転車で活躍するアスリートたちからも受け取った。凄かったよ」
ガスリーは2019シーズン途中でアストンマーティン・レッドブル・レーシングからスクーデリア・トロロッソ(当時)に移籍して以来、これまでに10レースをポイント圏内でフィニッシュしている。
2020シーズンからスクーデリア・アルファタウリとして新たなスタートを切ったあとも好調を維持できている理由について、ガスリーはまずチームを挙げている。
「今年からチームは新たなスタートを切った。僕は新チームのヴィジョンとエナジーを心の底から気に入っている。元々ファッションも好きだから、自分が好きなもの2つを同時に楽しめる理想的な環境になったんだ。誰からも、僕たちは一番クールなウェアを着ているし、一番クールなチームだねって言われるよ」
現在24歳のガスリーはさらなる表彰台を目指して同世代のドライバーたちと激しい争いを繰り広げていくことになるが、マックス・フェルスタッペンシャルル・ルクレールランス・ストロールランド・ノリスジョージ・ラッセルなどと過去に戦ってきた経験を持っているため、彼らのことは熟知している。
また、ガスリーは、今後は同世代のF1ドライバー同士のエキサイティングなバトルをファンが目撃する回数が増えるだろうと予想している。
「僕たちの多くは子供の頃にカートからキャリアをスタートさせたんだけど、そこからはそれぞれ独自の道を歩んでいった。異なるペースでF1へ進んでいったんだ」
「でも、今は全員が同じグリッドに並んでいる。カート時代のように同じ目標に向けてバトルをしていきたいね。今後はそういうシーンが増えていくと思うよ」
1996シーズン(本人が生まれた年)以来のフランス人ドライバーによるF1優勝となったガスリーの勝利は世界中のF1ファンの想像力を刺激することになったが、本人は今回のようなクレイジーなレースがさらに増えることを期待している。
「今回の僕の優勝はF1シーン全体にとって良かったと言われている。誰も予想していなかったからさ。ファンはこういうレースを見たいと思っているんだ。予想外のレース展開が好きなんだよ。こういうレースがもっと増えればいいね」