Gaming
『Project CARS 2』はモータスポーツファンの夢を叶えてくれるレーシングゲームだ。他の多くのレーシングゲームは、ラリーやF1など、ひとつの競技に特化しているが、Slightly Mad Studiosが手がけた『Project CARS 2』は、ラリークロス、GTマシン、ツーリングカー、F1タイプ、ル・マンタイプなどに加え、1,000馬力レベルのスーパーカーやヴィンテージマシンも収録されている。
『Project CARS 2』はレーシングシミュレーションなので、上記のマシンはそれぞれ挙動が細かく異なり、さらにはダイナミックな天候変化も用意されているので、非常に歯ごたえのあるゲームに仕上がっている。このように『Project CARS 2』はリアリズムが追求されているゲームだが、開発を担当したSlightly Mad StudiosのCOO、Rod Chongは「基本的には “楽しい” ゲームです。最高の没入感が体験できますよ。クラシックなレーストラックやモダンなレーストラックなど、様々なレーシングが味わえるゲームに仕上がっています」と説明している。
また、有り難いことにChongが各タイプのドライビング方法も教えてくれた。『Project CARS 2』に収録されている全てのモータースポーツをマスターしたい人は、以下に紹介する彼のアドバイスを参考にしてみよう。
ラリークロスマシン
ラリークロスマシンは、コーナーに向かってマシンを投げ出すようなドライビングをする必要があります。アーケードスタイルのレーシングゲームのように、かなり早いタイミングでブレーキングして、コーナーに向かってマシンを突っ込ませていきます。マシンを振り回すようにドリフトさせて、その状態でコーナーを抜けていきます。
自分が思っているよりもかなり早いタイミングでブレーキングとターンをする必要があります
ラリーマシンはスピーディに加速するので、ギアチェンジを細かく行うことになりますが、ラリーマシンのドライビングで最も重要なポイントは、コーナー前にしっかりと減速させることです。GTマシンのように遅めのブレーキングでコーナーをターンするのではなく、自分が思っているよりもかなり早いタイミングでブレーキングとターンをする必要があります。
また、ハンドブレーキも使いこなす必要があります。なぜなら、アンダーステアが出やすいからです。ラリークロスマシンはターンしてもマシンの姿勢が変わらないというユニークな特性を持っています。ですので、ハンドブレーキを引いて、マシンの進入角度をコーナーに合わせて調整する必要があります。ハンドブレーキを引いてもパワーは前輪にかかっているので、たとえば、スロットルを開きながらハンドブレーキを少し引いて、前輪の挙動に合わせながらステアリングをコントロールしてみましょう。
状況によっては、ステアリングを完全に振り切り、スロットルを全開にしながら、前輪のパワーを利用してマシンを振り回してターンしても問題ありません。
GTマシン
『Project CARS 2』には数多くのGT3マシンとGTEマシンが収録されています。これらは『Project CARS』シリーズのコミュニティ内で最も人気が高いタイプで、それぞれが非常に個性的です。たとえば、Bentleyは重量が重く、タイトコーナーの出口ではスピードが得られませんが、ダウンフォースに優れています。また、Ferrariは優秀なオールラウンダーで、Porscheはリアエンジンの影響で重心がリア側に寄っています。
基本的に、GTマシンは簡単にドライブできるようにデザインされています。なぜなら、現実世界のGTマシンもアマチュアドライバーをメインターゲットにしているからです。ダウンフォースはそれなりに得られますが、パワーが比較的小さいのが特徴ですね(とはいえ、500馬力はありますが)。
GTマシンで意外に感じる部分はコーナリングのスピードでしょう。想像以上に出ませんので、GTマシンのバランス特性や限界点を見出すのに少し苦労するかもしれません。ですが、全体的に言えば、GTマシンはドライブするのが楽しいタイプです。ダウンフォースパワーレシオに優れています。
ツーリングカー
ツーリングカーの大半は前輪駆動ですので、オーバーステア気味のセットアップがベストと言えるでしょう。ツーリングカーをドライブするとリアが外に振られることに気付くと思いますが、前輪駆動のマシンでは至って普通の挙動ですので、スロットルで調整しましょう。
マシンのリアが外にスライドし、回転しそうになったら、マシンのスライド方向にステアリングを操作しながらスロットルを踏めば、姿勢を立て直すことができます。これが前輪駆動のツーリングカーのドライビングにおける特徴のひとつです。
オープンホイール&プロトタイプ
この2タイプはひとつの説明でまとめることができます。なぜなら、ドライビングが似ているからです。インディマシンやFormula Renaultsのようなオープンホイールタイプとル・マンのようなプロトタイプはダウンフォースが大きいので、トラクションも大きくなります。
この2タイプのドライビングはブレーキングについて考える必要があります。トップスピードでコーナーに向かってブレーキングする時に、できる限り踏み込んで減速すれば、大きなトラクションを得られます。瞬時に減速しますが、マシンが減速すればその分だけダウンフォースが小さくなり、グリップが弱くなるので、ブレーキから足を離す必要があります。ですので、最初にしっかりブレーキペダルを踏み込んだあと、徐々に踏力を弱めていくのがポイントです。
素早くシフトダウンすれば、その分だけブレーキングのタイミングを遅くすることができます
また、この2タイプのパフォーマンスを最大限引き出すには、素早くシフトダウンする必要もあります。私は『Project CARS 2』の開発に関わってくれたプロドライバーのひとり、Nick Hamiltonからレクチャーを受けたおかげで、少し速く走れるようになりました。彼は、インディマシンをドライブしている私を見て、ブレーキングは良いがシフトダウンのスピードが遅いとアドバイスしてくれました。そして、素早くシフトダウンすれば、その分だけブレーキングのタイミングを遅くすることができると教えてくれました。
ブレーキングを遅くできるようになると驚くほど大きな効果が生まれます。なぜなら、このタイプのマシンでコーナーのスピードを維持できるようになれば、ダウンフォースが大きくなるので、予想以上のスピードでコーナーを抜けられるようになるからです。高速コーナーで、ダウンフォースとスピード、そしてグリップが得られるドライビングを練習しましょう。
スーパーカー
スーパーカーはパワフルなので注意する必要があります。たとえば、GT3の大半は550~650馬力ですが、LaFerrariは1,000馬力以上で、ダウンフォースも小さく、スリックタイヤも履いていません。ですので、他のマシンとは異なるアイディアで慎重にドライブする必要があります。パワーが大きいのにダウンフォースが小さく、グリップも弱いので、スーパーカーをドライブする時は、他のレーシングマシンのドライブよりも注意するようにアドバイスしています。
クラシックマシン
『Project CARS 2』には1960年代後半から1970年代前半のクラシックなツーリングカーとGTマシンが数多く収録されていますが、どれもドライブするのが非常に楽しいですね。往年のグランプリマシンや、1970年代後半のスポーツカーやGTマシンも同様です。モダンなマシンよりもラフで、タイヤのテクノロジーもベーシックです。このタイプのマシンのドライビングの楽しさは、スライドのコントロールにあります。
クラシックマシンはオーバーステアにすればコーナーの進入角度をコントロールできます。中速・低速コーナーでスロットルを少し踏み込めば、マシンが外に流れるので、そのまま上手くカウンターを当ててスライドさせれば、オールドスクールなレーシングヒーローのような気分が味わえます。
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