MTB14分

レイチェル・アサートン:圧倒的な強さでトップに立ち続けるマウンテンバイク・ダウンヒルの絶対女王

MTB女子ダウンヒルで数多くの栄光を手にしてきた英国人トップライダーのキャリアを変えた2008シーズンの活躍を振り返る。
Written by Matt Ogborn公開日:

レイチェル・アサートンの “瞬間”

英国、ヨーロッパ、世界でジュニアチャンピオンに輝いていたレイチェル・アサートンは大きな成功を収める準備が整っていた。兄2人(ダンジー)がMTB(マウンテンバイク)ダウンヒルのトップアスリートとして活躍していたことを踏まえると、レイチェルが同種目に優れていたのは驚くことではなかった。
そして、2006シーズンと2007シーズンのUCIワールドカップで1勝ずつ挙げていたレイチェルは、“ジュニアクラスのスカーレット” から “エリートクラスのクイーン” へステップアップするという目標と共に2008シーズンを迎えた。
アサートン3きょうだい(レイチェル / ジー / ダン)
アサートン3きょうだい(レイチェル / ジー / ダン)

大活躍

その2008シーズンは全7戦が開催されたが、レイチェルは全戦で表彰台フィニッシュを飾り、3位のフォートウィリアムを除く6戦でトップ2に入った。また、素晴らしいことに同シーズンの彼女のライバルだったサブリナ・ジョニエ(フランス)も全戦で表彰台フィニッシュを記録したため、このシーズンに女子MTBダウンヒルは一気にネクストレベルへ進化することになった。
尚、レイチェルとサブリナはイタリアで開催された同シーズンの世界選手権でもトップ2に入った(レイチェルが優勝してキャリア初のレインボージャージを獲得)。
《レイチェル・アサートン 2008シーズン結果》
日程開催地順位
2008年5月11日マリボル(スロベニア)2位
2008年6月1日ヴァルノード(アンドラ)優勝
2008年6月8日フォートウィリアム(英国)3位
2008年7月27日モンサンアン(カナダ)優勝
2008年8月3日ブロモン(カナダ)優勝
2008年8月31日キャンベラ(オーストラリア)2位
2008年9月14日シュラトミング(オーストリア)優勝

最終決戦

オーストリア・シュラトミングで開催された2008シーズン最終戦は、レイチェルとサブリナにタイトル獲得の可能性が残されていた。レイチェルは総合順位でサブリナを上回っていたため、当然ながら初タイトル獲得を諦めていなかった。そして、素晴らしいスピードとメンタルの強さを見せたレイチェルは3位に終わったジョニエを14秒上回って優勝し、初タイトルを手にした。
頂点に立ち続けているレイチェル・アサートン
頂点に立ち続けているレイチェル・アサートン

次のタイトルへ

以降、レイチェルはワールドカップ総合優勝5回世界選手権優勝4回を記録し、世界最強のMTBダウンヒルライダーのひとりという評価を確実にしている。32歳となり円熟期に入ったレイチェルは、2020シーズンでさらなるタイトルを目指す。
(了)
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