Fallout 2
© wikia
ゲーム

財布が潤うPCゲームクラシック 8本

PCゲームの歴史の中で光を放つお宝タイトルを紹介しよう!
Written by Chris Scullion
読み終わるまで:8分Published on
任天堂PlayStationXboxのゲームには数々のレアタイトルが存在するが、PCにはそこまで多くの聖杯は存在しない。
これにはいくつもの理由がある。そのひとつは、DOSやWindows 95対応の古いゲームを現行のシステムで動作させるのはやや面倒だという点だ。よって、そのようなゲーム(特にフロッピーディスクのゲーム)の多くは需要が少ない。そして、需要があるゲームの多くはすでに現行のシステムで動作するように修正されてSteamやGOGなどでデジタル販売されているため、箱に入ったオリジナルの利便性の悪さが目立ってしまっているという点もある。
しかし、それでもまだコレクターの間で高い人気を誇っているPCゲームがいくつか存在する。そう、今こそ屋根裏を探検するべきなのだ。というのも、下に紹介するゲームを1本でも持っていれば、オークションでちょっとした小遣い稼ぎができるからだ。

『Space Quest』シリーズ

『Space Quest』

『Space Quest』

© Sierra Entertainment

1980年代中頃、ワシントンに拠点を置いていたパブリッシャーSierra On-Lineは、優秀なポイント&クリックアドベンチャーゲームの数々を世に送り出したことで有名だった。『Hero Quest』や『Police Quest』、そして(やや雑な内容だった)『Leisure Suit Larry』などによって、Sierra On-LineはPCアドベンチャーゲームのベストパブリッシャーのひとつとしての立場を確実なものにしていた。その中で最も人気のあったシリーズのひとつが、全6作がリリースされた『Space Quest』シリーズで、プレイヤーは清掃員Roger Wilcoとなり、宇宙を探索する。このゲームの箱入りを持っている場合は、今ならいくらかの小遣いを稼ぐことができる。特に人気が高いのは初期で、最近も『Space Quest 1』から『Space Quest 3』までの3本セットが280ドル(約3万800円)前後で取引された。

『id Anthology』

id Softwareの歴史を網羅したセット

id Softwareの歴史を網羅したセット

© ID

id Softwareは、『DOOM』と『Quake』という非常に大きな影響力を誇っていた2本を開発したことで、1990年代で最も重要なPCゲームデベロッパーのひとつになっていた。その2本が収録されているだけでも素晴らしいが、『id Anthology』には『DOOM』、『DOOM II』、『Quake』ばかりか、『Wolfenstein 3D』や『Commander Keen』など、全19本が収録されているまさに集大成のセットだった。また、1万本の限定生産だったこのセットには、id Softwareの歴史を綴った本やドッグタグ、Tシャツなどのアイテムも同梱されていた。状態が良ければ400ドル(約4万4,000円)前後で売ることができる。

『Fallout 2』

シリーズ最高傑作とも言われる『Fallout 2』

シリーズ最高傑作とも言われる『Fallout 2』

© Bethesda

デジタルリリースが入手できるゲームの中には、フィジカルリリースが依然として高く評価されているものがある。現行のPCでは動作しないにも関わらず、だ。『Fallout 2』がそのひとつで、このゲームはSteamやGOGでデジタルリリースが購入できるが、1998年にリリースされたオリジナルのフィジカルリリースも驚きの400ドル(約4万4,000円)前後で取引されている。『Fallout 2』がちょっとした1泊旅行とほぼ同額で取引されている理由は、『Fallout』シリーズのファンが年々増えていることもあるが、箱入りバージョンには「Vault-Tec Lab Journal」が同梱されていたという点も大きい。このファン垂涎の164ページの本はノートブックのようなデザインが施されており、中には『Fallout』のストーリーに関する情報がぎっしりと書かれている。

『Mortal Kombat』&『Mortal Kombat II』

地味に高額で取引されている『Mortal Kombat』

地味に高額で取引されている『Mortal Kombat』

© Warner Bros

コレクターは熱意の塊だ。彼らは様々なバージョン違いを持っているにも関わらず、コンプリートを自慢したいがために持っていないバージョンを探し求める。『Mortal Kombat』と『Mortal Kombat II』が高額で取引されている理由はおそらくこの熱意にある。パブリッシャーのAcclaimはPC用にこの2本をまとめたセット版をリリースした。この2本はアーケードのオリジナルを忠実に再現した移植版として高く評価されていたため、このセット販売は納得できるものだった。『Mortal Kombat』は、実写映画は最悪だったが、それでも熱心なファンを抱えている。そのため、このセット版も最近500ドル(約5万5,000円)で取引された。

『Advanced Dungeons & Dragons: Neverwinter Nights』

1991年版を持っていればかなりの稼ぎになる

1991年版を持っていればかなりの稼ぎになる

© Strategic Simulations

2002年にBioWareが手がけた『ネヴァーウィンターナイツ』と混同してはいけない(こちらは全くレアではない)。オリジナルの『Advanced Dungeons & Dragons: Neverwinter Nights』は、1991年にMS-DOS用としてリリースされた。これはグラフィックスが用意されていた世界初のオンラインRPGだったが、技術的に優れていたものの、リリース直後は多くのプレイヤーがオンラインプレイに手を出さなかった。というのも、この当時はオンラインプレイ自体が非常にレアで、『Advanced Dungeons & Dragons: Neverwinter Nights』のサーバーも最初は50人しかホストできなかったからだ。
最終的にその数は2,000人まで増加したが、1997年にプレイヤーに愛されてきたこのサーバーは悲劇の停止を迎えてしまった。 当時の人気の理由がどこにあったのか興味を持っているなら、有り難いことに今でもオフラインプレイは可能なので、手に入れてみると良いだろう。しかし、歴史ある『D&D』の名前を冠するだけあって、今手に入れるとなると、状態が良いものなら525ドル(約5万7,700円)前後は覚悟しなければならない。好奇心を満たすためだけの投資としては結構な金額だ!

『Ultima』シリーズ

『Ultima』がRPGに与えた影響は大きい

『Ultima』がRPGに与えた影響は大きい

© EA

『Dungeons & Dragons』シリーズと同様、『Ultima』シリーズもかつてPCゲーマーの間では大人気だった。最初の3本はそこまで上手く歳を重ねることができなかったが、『Ultima IV』以降のシリーズは数十年経った今も楽しめる内容を誇っている。『Ultima』シリーズはGOGなどのサービスで簡単にデジタルリリースが購入できるが、箱入りのオリジナル版は布製マップ、コイン、アンクなど様々なアイテムが同梱されていた。よって、アイテムが全て揃っている箱入りのオリジナル版は、状態が良ければ大金を生み出すことができる。最近もeBayで『Ultima IV』から『Ultima VIII』までのセット(アイテム込み)が1,200ドル(約13万2,000円)で売られていた。

『ザック・マクラッケン』

知名度は低いが価値は高い

知名度は低いが価値は高い

© Lucasarts

Sierra On-Lineには申し訳ないが、1980年代と1990年代のポイント&クリックアドベンチャーのベストタイトルを開発したのはLucasArtsだった。『Monkey Island』、『Sam & Max』、『Maniac Mansion』など、彼らの作品の大半は時間と共に様々なプラットフォームで再発されたが、『Loom』や『The Dog』など、過去に追いやられてしまった他の作品群は、現在コレクターの中で非常に価値が高くなっている。その中のひとつが、1988年にリリースされた『ザック・マクラッケン(原題:Zak McKracken and the Alien Mindbenders)』で、低俗なタブロイド紙の記者が地球の知力を下げようとするエイリアンの陰謀を阻止するという笑える内容のゲームだった。このゲームも、2015年にようやくGOGでデジタルリリースされたが、LucasArtsのベスト&レアなタイトルのひとつのため、今でもフィジカルリリースが高額で取引されている。未開封のオリジナルの場合は、3,000ドル(約33万円)前後で売ることが可能だ。

『World of Warcraft: Collector’s Edition』

『World of Warcraft』

『World of Warcraft』

© Blizzard

『World of Warcraft』が2004年にリリースされた時、このゲームには通常版とコレクターズエディションの2バージョンが存在した。今回取り上げている後者は当時80ドル(約8,800円)で販売され、CDとDVDの2枚のソフト(内容は同じ)と、舞台裏映像を収めたDVD、280ページのアートブック、サウンドトラックCD、金具付きの布製マップ、そしてゲーム内で飼えるペットが同梱されているという、かなりの豪華セットだった。そして、『World of Warcraft』の人気が急上昇した結果、このコレクターズエディションの価値も高まり、最近でも中古品が750ドル(約8万2,500円)前後で取引されているが、コレクターは価値が分かっているため、未開封品を所有している人にはさらに高額を払ってくれる。最近も4,300ドル(約47万3,000円)で取引された。
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