Kojoe
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ミュージック

Kojoeインタビュー『歳は関係ない。カッコいいヤツといっしょにやってるだけ』

Red Bullがキュレートする“その場限り”のマイクリレー《RASEN》#4 参加ラッパーたちのプロファイル ④
Written by Tetsuro Wada
読み終わるまで:4分公開日:
今回のサイファーを振り返ってみていかがでしたか?
普通におもしろかったですね。もちろんそれぞれミスとかもあったんだろうけど、それも1テイクの醍醐味かなと思うし。今回共演したラッパーはみんなスキルがあった。撮影前とか途中でもみんなちゃんと練習したりしていて、そこも含めておもしろかったかな。
自分もNYにいたときはめちゃくちゃサイファーやってて。日本語も英語も関係なく、ラップできるときは常にやるみたいな時期がありましたね。日本に戻ってからはフリースタイルのシーンに音楽的な部分で魅力を感じなくなったんですけど。
RASEN #4
RASEN #4
現在の日本のヒップホップ・シーンについてはどう考えていますか?
スキルフルな若手は増えてますよね。俺は10年前に日本に帰ってきてバイリンガルのスタイルを貫いてやってきたんだけど、10年前はいわゆる“日本語ラップ”の村みたいなシーンがあって、多少の向かい風だったり、バイリンガルってだけで食わず嫌いされるみたいなこともあったと思う。
いまツアーとかで日本各地を廻ってて思うのは、10〜20代前半の若い子たちが、逆に俺とかを新鮮な感じで聴いてくれてるなって。バイリンガルだろうが、ブーンバップかトラップかとか関係なくイケてるって思ってくれてる。それに日本で育ってるラッパーでも、JJJやKID FRESINIOみたいに自然に英語を混ぜたりするヤツが増えてると思うし。今日いっしょだった¥ellow Bucksだってそう。日本語のなかのカタカナ英語はヒップホップを通して成熟してるんじゃないかなと思いますね。そういう成熟に対して、自分自身すこしは貢献できたんじゃないかなと。だから今後が楽しみですよね。
Kojoe
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自身の現在のアーティストとしてのモードを自己分析するなら?
最近はほかのアーティストのプロデュースもやってるけど、次のステージとして、プロデュースやビート制作を通して自分が成長しないとなと思ってます。いまは修行モードですね。アーティストをプロデュースすることによって、自分をもっと客観視できるようになるというか。¥ellow BucksやMuKuRoとの制作でも、アーティストのいい部分を出しつつ、自分の色も落とし込みたい。その化学反応がおもしろいかなと。自分がソウルやレゲエ、ヒップホップ……ブラック・ミュージックを通して培ったものを、いまの若い子たちの最新のラップのなかに落とし込めれば自分としては成功かなって思いますね。
とはいえ、楽しいヤツらと遊んでるって感覚なんで。まわりのヤツらも言うことをハイハイ聞くってタイプじゃないし、いっしょにセッションをしてる感じですよね。なので、歳は関係ない。俺にとってはOlive Oilくんもいまだにフレッシュだし。自分のなかではカッコいいヤツといっしょにやってるだけですね。
RASEN #4
RASEN #4
Kojoeさんが考える“次のステージ”とは?
自分もベテランの域なんで、いろいろな層のお客さんを増やしていくって作業はこれからも続いていくと思うんですけど、それとは別に、ピアノを弾いて歌を歌えるようになりたい。歌だけのアルバムを作れれば、アーティストとして次のステージに行けるかもしれない。人前で恥ずかしくないくらいピアノを弾けて歌えるようになるのが当面の課題。
それに加えるとするなら、海外での活動ですね。最近は英語が多めの曲を増やしてるし、外に届くようにやっていきたいと思ってます。向こうでどんどん動けるようになりたいですね。
Kojoe
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今後の予定について教えてください。
1月にプロデュースを務めたMuKuRoのEPが出て、2月にはBUPPONのシングル、それにOILWORKSといっしょに作ったBob Marleyのカバーが出たっすね。MuKuRoもBUPPONも¥ellow Bucksもアルバム作ってるし、俺も自分のアルバム作りたいかな。まだ決めてないけど、リリースするとしたら秋以降じゃないですかね。
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