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BESインタビュー『20年後に爪痕を残す…自分の好きなことをやるのが基本』

© Yusuke Kashiwazaki
Red Bullがキュレートする“その場限り”のマイクリレー《RASEN》#5 参加ラッパーたちのプロファイル ①
Written by Keita Takahashi公開日:
今回のサイファーを振り返ってみていかがでしたか?
直前までいろいろ考えて大変でしたけど、なんとかできてよかったっすね。ビートも自分が普段選ぶタイプのものとは違う感じのものだったんで新鮮でした。後半のハメ方なんかはこれまであまりやったことがないようなもので、自分としても実験だったっすね。ISSUGIはいつもフレッシュでこっちの心が洗われるようなラッパーだし、GottzとMUDのふたりも現場ではちょこちょこ会ったりしてたけど、こういうふうにガッツリ一緒にできてうれしいです。
RASEN #5
RASEN #5
現在の日本のヒップホップ・シーンについてはどう考えていますか?
良くも悪くも拡がってるっすよね。ヒップホップがたくさんのひとに浸透してきてると思うし、本当のカッコよさを理解してくれてるひとも増えてきてる感じがする。昔みたいな“ヒップホップは不良が聴く音楽”みたいに毛嫌いすることも、若い子たちの間ではもうあまりないと思うので。それは単純にいいことなんじゃないかなっていう。
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自身の現在のアーティストとしてのモードを自己分析するなら?
自分はだいぶ古株ですし、個人的にはそのときに言えることを言おうというのはありますけどね。最近っぽいこともやれるんだろうけど、基本は自分の好きなことをやるっていうか。サンプリングがメインでメロディアスなトラックがやっぱ好きなので。その部分でやれることをやれたらなって。
RASEN #5
RASEN #5
影響を受けた人物は?
自分がいちばん最初に影響を受けたのはT.A.K THE RHYMEHEAD。現在の自分のスタイルとは違うけど、めちゃめちゃハマりましたね。それでいったらBoot Camp ClikとかWu-Tang Clanとかもずっと聴いてたというのもあって好きですけどね。あと、自分にいろいろ教えてくれたっていう意味では佐藤将さん(元P-VINEのA&RでレーベルBLACK SWANのオーナー。2014年に逝去)の影響は大きいっす。自分のソロも佐藤さんがいなけりゃできなかった。『REBUILD』のときは毎日スタジオまでの送り迎えまでやってくれて、あのひとがいなかったら完成しなかったと思います。過去にあったメジャーからのリリースのお誘いも、佐藤さんと一緒にできないんだったら意味ないなと思って断ったりもしましたし。自分に対してはっきりものを言ってくれたし、すごく自分のことを考えてくれたひとだったっすね。
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今後の予定と将来の展望について教えてください。
これまでなんとなくここまで来ちゃったって意識があるので、そこを変えるためにも生活スタイルを変えていかなきゃなって。10年後、20年後にこういうラッパーがいたっていう爪痕が残せるような作品が作れればいいっすけどね。2021年もいろんな話が来てるし話題には事欠かないかなと思いますんで、楽しみにしてもらえれば。
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