Deech
© Yusuke Kashiwazaki
ミュージック

Deechインタビュー『川崎という街で育ち、音楽と真剣に向き合う』

Red Bullがキュレートする“その場限り”のマイクリレー《RASEN》EP7 参加ラッパーたちのプロファイル ③
Written by Tetsuro Wada
読み終わるまで:3分Published on
今回のサイファーを振り返ってみていかがでしたか?
すごく新鮮で、緊張とワクワクが混ざった感じでした。自分は声が入ったトラックでしかライブもやったことがなくて、インストだけのトラックでパフォーマンスをするのは今日がはじめてだったんです。でも、自分としては楽しめたと思います。ビートもZOTさんのいいところが全開で、これまでもいっしょに曲もやっていたのである意味で安心できたというか。ほかのラッパーとも年齢があまり離れていないので、いい感じの緊張感が漂ってて。自分は力を入れすぎないで、いつも通り自分らしいスタイルで挑みました。
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ラップをはじめたきっかけを教えてください。
自分はあまり日本語ラップは通っていなくて、昔からUSのラップを好きで聴いていて。OGFのメンバーと会って、それから自分でもラップするようになったという感じです。ちゃんとヒップホップとして聴くようになった最初のアーティストはYoung Thugで、その影響は大きいんじゃないかな。こんなスタイルがありなんだと思って。
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これまで発表した楽曲で、自身の代表曲を挙げるなら?
代表曲、ないんですよね。そもそも自分の声がきらいで。高い声も低い声もどっちもきらい。だからこそ自分の曲についても第三者目線で見れるところがあって。いい曲になってきたなと思っても、そもそもきらいだから100点にはならない。よくても70〜80点くらい。友達に聴かせて“いいね”って言ってもらえて、それでようやく自分でも納得できるという感じ。
Red Bull RASEN EP7

Red Bull RASEN EP7

© Yusuke Kashiwazaki

自身のラップスタイルの特徴はどんなところですか?
むずかしい質問ですね。10代のときは遊びまくってて、いまは音楽と真剣に向き合ってる。そういう経験から出てくるラップが特徴かもしれません。
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影響を受けた人物は?
やっぱりBAD HOPからはすごく刺激をもらっていて、自分たちがラップする大きな影響をもらったと思ってますね。いなかったら100%ラップはやってなかった。受けた影響で言ったらいちばん大きいと思います。
それに加えて、USのラッパー……特にメンフィスのアーティストからは刺激をいつももらってますね。
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今後の予定と、将来の展望について教えてください。
去年はやりたかったことができなかったりもしたので、今年はコケたら死ぬくらいの勢いで、いい曲を作っていってリリースしたいと思ってますね。
最終的な目標は海外進出。日本でもっと有名になってからUSの本場でも活動してみたいなと考えています。
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