仙人掌
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ミュージック

仙人掌インタビュー『自分が思う“ヒップホップ”をこれからも残していく』

Red Bullがキュレートするマイクリレー《RASEN》EP9 参加ラッパーたちのプロファイル ②
Written by Keita Takahashi
公開日:
今回のサイファーを振り返ってみていかがでしたか?
参加出来て嬉しかったです。ひとりひとり全然違うスタイルで凄かった。ビートもこれまでのRASENの感じとも違うタイプのものじゃないっすか。ずっと出たかったので、友達に自慢します。
自分のヴァースのポイントとしては、いまこういう緊急事態宣言下(※)なので、その時期にしか残せない言葉を残したいなって思ってました。
(※収録は2021年5月)
RASEN EP9
RASEN EP9
現在の日本のヒップホップ・シーンについてはどう考えていますか?
いまも昔もいろんなスタイルがあって、その多様性がヒップホップだなと思ってるし、どの時代も自分のアンテナで楽しんでますね。ラッパーの自分としては、まわりが多様化することによって、逆に自分がやるべきことが明確になるとも思ってて。
自分は不勉強なんでわかんないですけど、言葉遊びとリズムからテーマが広がってくようなラップとか、最近はけっこう少ない気もしてて、なのでワードプレイ的な部分も自分は大事にしたいなって思ってます。だからもっとラップが上手くなりたいし、自分が思う“ヒップホップ”っていうのを自分なりにやっていきたいなと。かつ、そういうノリをこれから先にも残していきたいなって思いながらやってます。
RASEN EP9
RASEN EP9
自身の現在のアーティストとしてのモードを自己分析するなら?
分析する余裕ないですね(笑)。いつも必死にやってます(笑)。本当はみんなから見えない場所でこそ超楽しんでるよっていうのがベストなんでしょうけど。今後絶対そういうふうにしていきたいっす。
ラップをはじめたころといまで明確に違うことはリリックを書く順番っすね。始めた当初は歌詞を先に書いてハマるビートを探していたけど、それが徐々にビートを先に決めてリリックを書くスタイルになっていって。だから最近はだいたいのテンポを身体が覚えたら、あとはラジオとかPodcastとか流したりしばらく無音で歌詞を書いたりして、また合わせて。それでビートとラップの距離感を保っておくというか。その流れのままスルッとハマると不思議と手応えも感じますね。
RASEN EP9
RASEN EP9
影響を受けた人物は?
たった1人をあげるなら、親父の影響はデカいと思いますね。会社勤めをしたりしてなかったので、それでもいいんだなというか、そういったモデルではなかったっていう意味で。とても人から褒められるような父親ではなかったんですけど、自分にとってはとても大きな存在だったかもしれません。
仙人掌
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今後の予定と、将来の展望について教えてください。
いまは3rdアルバムを作りはじめてて、それと並行してMONJUのアルバムも制作中って感じですね。
あとAaron Choulaiのバンドで曲をやったりしてるので、彼らとのライブだったり作品がこれからあるんじゃないかと思います。
ラッパーとしてはラップを続けられるとこまで続けたいと思ってるし、ラップ以外でも自分ができるようなことには積極的に挑戦していきたいですね。60代とかになって、いまみたいにラップができなくなってても、いまいる仲間となにかしら音楽には携わっていきたいなと。
Dogear Recordsってレーベルも、今後はひとつのメディアみたいになっていったらおもしろいんじゃないかなと思ってますね。
仙人掌
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