今回のサイファーを振り返ってみていかがでしたか?
個人的に知っていたのはeydenくらいだったので、Watsonくんとかピーナッツくんは最初知らなかったんですけど、いろいろ予習して聴いたらカッコいいしおもしろい回だなと思ったんで、気合い入れて臨みましたね。
常に集中しないといけないから思ったより難しいなというのが率直な感想ですけど、成功したときのよろこびは格別で、いい経験できたなって感じでした。“愛してるぜ、ブラザー”っていうのをRASEN越しにみてるひとにリリックでとにかく伝えたかったですね。
ラップをはじめたきっかけを教えてください。
先輩の家で遊んでたときに、SEEDAさんのポスターが貼ってあって“これ、だれですか?”って聞いたら“SEEDA知らないのヤバいよ”って言われて。そこから『花と雨」、「TERIYAKI BEEF」を聴いて、その流れでGEEKの「Pipe Dream」も聴いて、とにかくヒップホップに感動しましたね。日本語のラップはこうなんだっていうのを教えてもらった感じ。それで地元の公園でラップをはじめました。
まだ続けられるのは、まわりのやめていったヤツらに顔向けできるような動きをしていたいなって思ってるからですね。
これまで発表した楽曲で自身の代表曲を挙げるなら?
自分的にいちばん意味があるのはSEEDAくんと作れた「Cold City」ですね。『ニートTOKYO』に出たときに、“日本でヒップホップをやってるすべてのひとのことをリスペクトしてる”って言ったら、SEEDAくんが共感してくれてツイートしてくれたんで、DMさせてもらった感じですね。スタジオに来てくれたときの感動とか、SEEDAくんがバースを蹴ってる背中とか一生忘れないと思います。
影響を受けた人物は?
SEEDAくんとOKIくんはいちばんのはじまりなんですけど、自分が行き詰まったり、どんなラップがいいんだろうって思い悩んだときに答えになったのは仙人掌くんですね。その3人は偉大すぎて比べられないです。
今後の予定と将来の展望について教えてください。
今回のRASENのあとにシングルを出すのと、そこから初のアルバムを出そうかなって思ってます。
将来的にはみんなに夢を与えるようなラッパーになりたいですね。金とか知名度ではなくて、自分のありのままの言葉でだれかに夢を見せられたりとか、喰らわせることができるような。人間的には仲間たちに素直な言葉をかけれたり、街を活気づけられるような存在にならなきゃなって思ってます。
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👉018インタビュー『金や知名度じゃなく、言葉で誰かに夢を見せられるラッパーに』