ShowyRENZO
© Tasuku Amada
ミュージック

ShowyRENZOインタビュー『世界に向けて伝わるまで続ける“コウモリモード”』

レッドブルがキュレートするマイクリレー《Red Bull RASEN》EP21 参加ラッパーたちのプロファイル ③
Written by namahoge
読み終わるまで:6分Published on
今回のサイファーを振り返ってみていかがでしたか?
かなり楽しかったですね。オレも新しいフロウで攻めて、早くやりてえなってずっと思ってて、やっとやれたんでマジ最高っす。共演したみんなも気楽な感じでよかったですね。Ryugoくんは三宿のBRAVURAってスタジオにもよく遊びきてくれるんで、いっしょにカマそうぜってノリで、YDIZZYくんはオレがよく遊んでるBLAISEから話聞いててやっと会えた感っていうか、はじめましてーって。FARMHOUSEくんはめっちゃ蜂楽廻に似てます。見た瞬間に思いました。みんなスタイルもぜんぜん違うから、それぞれのバースも聴いてはいたけど、自分のときは釣られないように完全集中してまわりの音全部切って歌っていた感じでしたね。でも、マッチングいいなって思いました。
Red Bull RASEN EP21

Red Bull RASEN EP21

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自分としては“コウモリみたく羽ばたく/オレら今夜も”ってところがいちばんお気に入りです。自分ってここ2年くらいずーっと夜型になっちゃってて、スタジオに入るのも絶対夜12時からなんですよ。夜の12時から朝の9時まで、みたいな。で、友達も夜型ばっかりで、それをオレらは“コウモリモード”って呼んでて。最近、コウモリみたいなヤツらをめちゃめちゃ集めていて、そいつらのことも代弁して書いたつもりです。夜になると暴れちゃうよ、っていう。

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あと、今日は『チェンソーマン』のパーカーを着てきたっすけど、自分の曲のリリックにも“チェンソーマン”って入れることが多くて。主人公のデンジってとにかく目の前にあるものをクリアするためにがんばる、深く考えてないけど考えてる、みたいなタイプじゃないですか。オレ、それめっちゃわかるなって。そういうマインドが好きで、パーカー買っちゃったっすね。
Red Bull RASEN EP21

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ラップをはじめたきっかけを教えてください。
日本語のラップってぜんぜん聴いてなかったんですけど、トラップが流行りだしたころに友達から聴かされて“普通にアメリカのラッパーとかよりかっけえやん”みたいになって。そのとき聴いたのはKOHHくんだったんですけど、かっけえと思っちゃってる自分が悔しかったんですよね。“カッコいいって言っちゃったわ”と思って。“超えなきゃいけねえな、いやでも、これたぶんオレのほうがいけんな、てっぺんいけるわ”と思ってそれで始めました。
それから17歳の終わりくらいに鹿島のLOOPっていうハコでたまたまライブをキャンセルしたバンドがいて“枠が空いてるから出てみないか”って言われて。オレが歌うの好きなのみんな知ってるんで。で、相方のShowyVICTORを呼んでやってみたら案外楽しいじゃんってなって本格的に始まりましたね。俺の地元の神栖はクラブとかもひとつもないんですけど、神栖のスケートパークによく来ていた水戸の先輩にクラブに連れて行ってもらうようになって。で、1年くらい水戸まで通ってライブしながら高校卒業して東京に出てきたって感じですね。だから神栖ではフルで活動してないですけど、地元に戻ってフックアップできたらいいなって思います。いまはぜんぜん活動できるような場所でもなくて……でも、最近MASTER BRIDGEっていうDJクルーがバーとかをはじめていて、そこから広がってクラブまでできたら最高っすよね。
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これまで発表した楽曲で自身の代表曲を挙げるなら?
オレのお気に入りは“OK、この調子でいい/変わることはなにもない”っていう「がんばれ/小っちゃい部屋」って曲。ザ・自分って感じです。もう、わかりやすく言ったオレの人生、って感じの曲っすね。自己紹介でもあるし、リスナーも“よし、がんばろう”ってなる。自分にも当てはめられるリリックだと思うんですね。
やっぱ、めちゃめちゃ簡単に言ったら人間ってみんな伝えたいことは同じだと思うんですよ。愛とか、彼女への愛とかもそうだし。だからオレはみんなが聴いたことのない形でめっちゃシンプルに伝えてる系のリリックが多くて。そういうスタイルでしか歌ってないんで、知れば知るほど深さがわかっていくっていうか。
Red Bull RASEN EP21

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自身のラップスタイルの特徴はどんなところですか?
自分のフロウは絶対にほかと被らないから自分でも大好きっすね。シンプルに聞いたことない音を聴かせたいんで、新しいフロウを常に探しながらいつもレコーディングしてるんですよね。言葉のハメ方にしても、“ありがとう”って単語を“あり・がとう”とか“あ・りがとう”とか、それぞれのハマり具合を考えながらフリースタイルで録っていて。それはオレが日本語とスペイン語とポルトガル語と英語をしゃべれるっていう、そういう言葉の感覚も絶対影響しているっすね。オレらなりの、南米人なりの訛りもおもしろくなっているだろうし、いい武器になっていると思います。
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影響を受けた人物は?
うーん……Michael Jackson。オレが小4くらいのときに亡くなったんですけど、ちょうど親世代に再ブームが来るじゃないですか。そのときにオレらも家で流れていたのを聴いて、VICTORといっしょに曲覚えてめっちゃ踊ったりしていて、海とかで。ヒップホップだけ聴くようになって一旦聴かない時期もあったんですけど、改めて聴いてもオレが昔から好きだったの間違いねえわって思えるし、やっぱレジェンドですよね。マイケルも“ンッ”とか、鼻息を音としてリズム取るのめっちゃ多いっすけど、ああいうの好きだなって。っていうか、オレ自身そういうリズムの取り方するから、いっしょやなって。
最近はANARCHYさんがプロデュースしてるTHE NEVER SURRENDERSってクルーに入ったんですけど、ネバサレのみんなへのリスペクト度はもうレベチですね。男としてリスペクトするって感じです。男はやっぱカッコつけるものだから、っていうスタンスがオレはすげえわかるんですけど、さらにカッコいい男をみせてくるっていうか。スタジオ入っているときの感じとか、しゃべり方とか含めてっすけど、生でカマされるとやっぱかっけえなあって思って。
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今後の予定と将来の展望について教えてください。
たぶん6月ぐらいに加藤ミリヤさんのアルバムに収録された「BAD CHASING feat. ShowyRENZO」のビデオが出ます。楽しみっすね。オレ、ビートも作れるんで、いつか女性シンガーのプロデュースはやってみたいですね。
ShowyRENZOの究極のお題としては、間違いなく、世界に行くっていう、それでしかないですね。伝わるまで続けるっていうのが、オレらの、オレのやることなんかなって。革命家。革命家ですね。
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