Lunv Loyal
© Tasuku Amada
ミュージック

Lunv Loyalインタビュー『いまのストリートのライフスタイルを歌って、あとの時代に残せるように』

レッドブルがキュレートするマイクリレー《Red Bull RASEN》EP23 参加ラッパーたちのプロファイル ③
Written by Keita Takahashi
読み終わるまで:4分Published on
今回のマイクリレーを振り返ってみていかがでしたか?
普段の自分では選ばないビートだったので、最初に聴いてから完成形にフィットさせるまでにすこし時間がかかったかな。とはいえ、楽しかったですね。フレッシュなふたり、もともと(Young)zettonとは友達だったっすけど、Bonberoともリンクアップできたし、収穫がたくさんあったんじゃないかな。いいコンビネーションだったと思います。
オファーもらったときはとにかくぶちカマそうと。ただ、奇をてらった感じではなくって、自分のこれまでの積み重ねをしっかり見せたうえでカマす、って方向性。ひとことで言ったら“Still Street”ってことが言えればいいかなと思ってやりました。
Red Bull RASEN EP23

Red Bull RASEN EP23

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ラップをはじめたきっかけを教えてください。
きっかけでいうと、17歳のころにずっと遊んでた友達がいて、ソイツがいきなりラッパーとしてライブするって聞いたんで“オレもそのライブ出たい”って言って出させてもらったのが最初っすね。だって、ずっと遊んでたヤツが自分と違うことして、自分より目立とうとしてるの、許せないじゃないっすか(笑)。だからそこから経験ゼロで歌詞書いて。
なんも考えないでブラブラしてたんで、エネルギーは有り余ってたんでしょうね。で、はじめて書いたリリックもそのエネルギー……当時はその源は“怒り”みたいなもんだったんでしょうけど、それをそのままぶつけた歌詞だった気がします。マジで全部に納得がいかないって時期だったんで。いま思えば自分の力でどうにもできないってことに腹が立ってたんだと思う。大人に対してもそうだし、住んでる場所の閉鎖的な感じもそう。そういったジェラスとかヘイトが原動力でしたね、最初は。
Lunv Loyal

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これまで発表した楽曲で自身の代表曲を挙げるなら?
常に最新の楽曲が代表曲でありたいっすね、自分は。自分のなかで前作を超えられてなかったら出す意味はないと思ってるし。
身のまわりにいろんなことが起きるじゃないっすか。自分がやらかさなくっても、仲間がやらかしたり、なにかに巻き込まれたり。そのたびに自分はアップグレードされてるし、そのときどきに出す曲にはそれが反映されてると思います。だからいつも新しい曲が自分のなかでいちばん高い意識の曲になるっていうか。
Red Bull RASEN EP23

Red Bull RASEN EP23

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自身のラップスタイルの特徴はどんなところですか?
21歳のころに“自分がやりたい音楽ってなんなのかな”って考えたときがあって。そのときに、これはいまのヒップホップとは逆行してるけど、“救い”の音楽をしたいなって思ったんです。自分自身が音楽に救われたんで。昔の自分が救われたようにだれかを救ってやれるのなら、それは自分にとっても救いなんじゃないかなっていう。
いまのヒップホップは“戦い”って感じだと思うんで、それで時代とのギャップを感じることもあるけど、ずっと根底に持っていたいのは救いかな。
それに“ライフスタイル”。生きてるなかで見えることを歌う。で、それを音源として残せば、極論、100年後の人間がそれを聴くことによってその時代が知れると思うし。だから自分はいまの時代のストリートのライフスタイルを歌って、残せるようにしたいなって。
ヒップホップってそこにめちゃくちゃ適応した音楽だと思ってて、自分がラップする理由、ヒップホップに惚れた理由もそこですね。
Lunv Loyal

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今後の予定と将来の展望について教えてください。
年末にアルバムをリリースできるようにいま動いてる感じっすね。その前にシングルがいくつか出て、って流れになるんじゃないかなと思うんで楽しみにしててほしい。
で、アルバムをリリースして来年はリリースツアーをガッツリ組んで全国まわって、まだやったことない東京でのワンマン公演を実現させたいと思ってます。
その先の将来は、自分が音楽で地元を盛り上げられるアーティストになることですね。地元のキッズたちの希望になり続けたい、死ぬまで。自分より売れる若いアーティストが生まれたらいいなと思いますね、もちろんオレもガンガンいくっすけど。そのためにステージをどんどん上げていくことが必要だと思うんで、そこに力を注ぎたいと思います。
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