—今回のマイクリレーを振り返ってみていかがでしたか?
もともとダンスをやっていたからステージもカメラも慣れてるはずなんですけど、こんなにすごい撮影ははじめてで、めちゃくちゃ緊張したし、プレッシャーもヤバくて……それでも“ブチかますぞ”っていう気持ちで挑みました。
今回、みんなの頭文字をとってなにか意味にならないかなって考えてて。そしたらLANAの“L”、IFEの“I”、Medusaの“M”、E.V.Pの“E”を取って“LIME”……“ライム”って“韻”って意味じゃないですか。そこがハマったのでわたしのヴァースに入れています。今回は参加してるみんなとなかよくなりたいっていう思いもあって。わたし、本当にコミュ障で、話すのが下手くそだからむずかしいかもと思っていたけど、みんな優しく話してくれたから、ちゃんとコミュニケーションできました。
—ラップをはじめたきっかけを教えてください。
17歳の後半くらいで、スケボーしてた友達がいきなり“オレ、ラッパーになるわ”って言って曲を作りはじめて。“おまえにできるならわたしにもできるわ”って感じで書きはじめたのが最初で、はじめてライブしたのは18歳のときですね。“my pain”という曲のなかに“吐き出せないから書いたリリック”ってラインがあるんです。家庭環境の話とかって、いざひとに吐き出してみたら、そのせいで困らせちゃうかもしれないじゃないですか。だから、自分に起きたつらいことはノートに書いてリリックにする、っていうことをしてからすこし楽になった気がします。最初はわたしひとりで活動していたんですけど、お姉ちゃん(MIA)が東京から福岡に帰ってきたタイミングで“いっしょにやろうよ”って誘って、そこからSPIRITUSというユニットでの活動もはじめました。
—これまで発表した楽曲で自身の代表曲を挙げるなら?
みんなが知ってるのは“luv me”だと思います。彼と別れて思ったことを書いた歌なので、寂しい感じの曲なんですけど、みんなも共感できるのかなって思います。意外と男の子も女の子も歌ってくれるんですよね。わたしが個人的に思う代表曲は“¿ hello ?”か“RISOU”かなと思ってます。
—自身のラップスタイルの特徴はどんなところですか?
フロウについては、海外のロックやR&B、アフロビーツだったりいろいろ聴いて影響を受けているから、日本らしくないスタイルができていると思います。
あとはリリックにウソは絶対書かないし、全部本当のことを書いています。たとえば“D”という曲があるんですけど、それは元彼が亡くなった体験をもとにしているんですよね。生きるのをあきらめてしまいたいと思っちゃうひとってたくさんいるから、そういうひとたちの支えになるような曲になればいいなって思って書いてます。
—影響を受けた人物は?
Michael Jackson。お母さんがダンサーで、わたしがお腹にいるときにも踊っていました。だからわたしはその頃から音楽と触れ合い始めたんですよね。マイケルジャクソンは小さい頃から家で流れていて今も聴いています。昔はリリックなんて見てなかったから、いまになってやっと歌詞の意味がわかってきてより深みがわかるようになったと思います。ずっとリスペクトしてるし、自分にとってカッコいい存在。だって、ライブ観ただけで失神するひとがいるってヤバくないですか?
—今後の予定と将来の展望について教えてください。
EPは出したから、シングルをメインにどんどん出していきたいですね。悲しい系の曲だったり、アガる系の曲だったり、いろんなタイプの曲を出していきたいって考えています。
将来的には日本を出て、海外でもライブできちゃうぐらい活躍するアーティストになりたいですね。お姉ちゃんと目標にしているのがVictoria’s Secretのショー。あれに出れたらヤバいよねって話してて。もっと成長して、いつか出てみたいです。
👉IFEインタビュー『めちゃくちゃ緊張したけど“ブチかますぞ”って気持ちで』