—今回のマイクリレーを振り返ってみていかがでしたか?
まずオファー自体がうれしかったし、音楽やっててよかったなって思いましたね。そこから曲のテーマのなかに花魁っていうのがあったので、自分のなかの“和”だったり“日本”ってなんだろうって考えて。わたしは沖縄出身なんですけど、おばあちゃんが103歳なんです。沖縄戦も経験していて、いまだにその話をしてくれて。だからそういった部分も自分のルーツとして“look back Don’t forget 沖縄戦の出来事”ってラインに込めました。
パフォーマンスしてみてすごく楽しかったです。ですけど、もっとできるんじゃないかって気持ちはあって。すごく勉強になりました。
—ラップをはじめたきっかけを教えてください。
18歳くらいのころにまわりの友達がラップをはじめたりしてて“おまえもやれよ”って言われてたんですよね。で、ちょっとやってみたんですけど結局あきらめちゃって。それから1年くらいしてから、改めてやろうって思ったんですよね。当時付き合ってたひとに韻の踏み方とか基本的なことを教えてもらったりして。あとは母親がトラップミュージック……Chief Keefとかが好きだったから、その影響もあったんだと思います。
—これまで発表した楽曲で自身の代表曲を挙げるなら?
いまのところ自分のなかで“これが代表曲”って言い切れる曲はないかも。完璧主義者なんですよ、わたし。これからEPを出すんですけど、そこに収められてる曲は自分のハードルを超えられてきてる感じがあるかもしれない。
—自身のラップスタイルの特徴はどんなところですか?
言葉遊び、ワードセンスの部分かな。わたしはリリックを書くとき、自分の昔のことを思い出しながら書くことがよくあって。昔の写真とかを見ながらとか、“あのときどんな感じだったっけ?”って友達に訊いたりして、そこをベースにしていろんな言葉遊びをしていく、みたいな。
—影響を受けた人物は?
やっぱりNicki Minajかな。小さいころから聴いてたし、小学生のころからBeyonce、Rhianna、Nicki Minajみたいになりたいと思ってたので。そのなかでもやっぱりNickiがいちばんですね。特にYG“My N***a (REMIX)”のNickiは“男よりカマしてんじゃん”って思いましたもん。彼女からはすごくインスピレーションを受けました。
—今後の予定と将来の展望について教えてください。
とりあえずアルバムを早く出したいですね。そこから先はどんどん自分の好きな形で音楽をやっていきたいです。いくら稼げたかとかそういうの抜きで、楽しみながら続けていきたい。で、最終的にはRhiannaみたいな謙虚で品のあるカッコいい女性になりたいなって思ってます。
👉Medusaインタビュー『自分のルーツへの思いをリリックに込めた』