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DABインタビュー『いま持ってる葛藤が未来の自分の糧になればいい』
レッドブルがキュレートするマイクリレー《Red Bull RASEN》EP31 参加ラッパーたちのプロファイル ④
Written by Keita Takahashi
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—今回のマイクリレーを振り返ってみていかがでしたか?
今日、朝ここに来る途中の新幹線でリリックを書きました。パフォーマンスも思ったよりやりやすかったっす。自分が順番がラストだったんで、リリックもちゃんと締めっぽい感じで書いたかな。
個人的に気に入ってるラインは〈金と余裕がないとき隣いるのビッチじゃ勝ち目ないし/オレはビッチじゃねーよ/おまえの男みたいには感じれない〉っていう部分。
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—ラップをはじめたきっかけを教えてください。
もともとヒップホップ好きで、最初はダンスのサイファーとかに参加してたんすね、ちょろっとだけど。それから16とか17くらいのときに地元の友達がフリースタイルやってて、オレもやってみたらできたって感じ。当時から言いたいことはいっぱいあったし、そこからちゃんと作りはじめたんですけど、いまと比べてそこまでスタイルに大きな違いはなかったと思います。
—これまで発表した楽曲で自身の代表曲を挙げるなら?
みんなが好きなのは“2000”って曲だけど、自分のなかで完成度が高いと思えるのは“STAIN”かな。“2000”は自分に向けて書いた曲って感じだったけど、“STAIN”はタイに遊びに行ったときに感じたこと……たとえばお金の単価も違うし、向こうの貧困層ってファーストフード店で働くのが夢とかそういうレベルなんですよ。夢のサイズ感が違う。そういう環境を見て自分が感じたことを書いてます。
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—自身のラップスタイルの特徴はどんなところですか?
オレにしか書けん歌詞があるかなと思います。みんな感じ方は違うわけだから、オレが感じたことを書くってことに関しては自信があります。
—影響を受けた人物は?
母親。愛情深い人間だと思います。
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—今後の予定と将来の展望について教えてください。
けっこう感覚で動いてるところあるから、できてる曲はめちゃくちゃあるんですけど、自分的には飽きちゃう。だからなかなかまとまった作品を出してないんですけど。でも、そろそろ出していこうかな。これからも自分自身を高めて、レコーディングブースに篭りたいっすね。いま自分の持ってる葛藤が未来のオレの糧になればいいなと思ってます。
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