—今回のマイクリレーを振り返ってみていかがでしたか?
オファーが来て、まずいっしょにやってる仲間とかにRASENマウントできたのがアツかったっす(笑)。ビートもらってからはいつものことなんすけど、書いては消してみたいなのを繰り返して。もっと尖ったリリックでいこうかなと思ったんですけど、書いてるうちにいつも通りの自分になっていったっすね。
自分は娘がいるんですけど、娘のことをいつも曲で書いてる感じではなく織り込めたので、そこが自分らしいかなと思います。声も最初はオートチューンを使おうと思ってたんですけど、いま制作中のEPではオートチューンはあんまり使ってないので、そっちに寄せた感じにしようかなって。
—ラップをはじめたきっかけを教えてください。
小学校4年のときに10歳上の姉の影響でヒップホップを聴きだした感じで。あとは5〜6個上の恐くてカッコいい先輩たちからの影響とか。当時はB-Ninjah & AK-69の“Natural Nine”って曲が好きだったのを覚えてますね。最初は完全に見た目っていうかファッションで入ったかな。中学とか高校のころはヒップホップのアルバムに入ってるインストとか使ってリリックを書いたりもしてたんですけど、カラオケくらいのノリで。そこから福岡の専門学校に進学して、そこの同級生とクルーを組んでいまもいっしょにいるんですけど、そのあたりから本格的にラップやろうって思いました。
—これまで発表した楽曲で自身の代表曲を挙げるなら?
再生数で言ったら“滑走路”とか“ベンツ”って曲とかになるんでしょうけど、個人的には去年出した“to Subaru”って曲が気に入ってます。リアルな自分が書けてるなって振り返っても思えますし。
—自身のラップスタイルの特徴はどんなところですか?
自分はビートも作るんで、ラップでどうアプローチするかって部分にはかなりこだわっています。あと、リリックの中身でもほかのひとが切り取らないようなこと……鮮明な情景描写とかができればなと思ってるっすね。いろんなラッパーを聴いてディグをし続けて、そのうえで“これはだれも書いてないな”って部分を見つけたんで、自分は。意図的にそうしたってことではないんすけど、いろんな曲聴いて、曲を書きまくってたらそこにオリジナリティがあったって感じです。
—影響を受けた人物は?
実在しないんですけど、『湘南爆走族』ってヤンキーマンガがめちゃくちゃ好きで、その主人公の江口洋助ってキャラクターですね。ほんとに粋で優しくてカッコいい。生き方としてこういうふうにありたいなって。ケンカが強いだけじゃなくて、シャレも言うし、頼りにもなる。自分もそんな男になれたらなと思いますね。
—今後の予定と将来の展望について教えてください。
まずは『POP YOURS』でカマせたらなと思ってて。その後にすぐまとまった作品を出せたらと思ってます。クルーとしても大きく動きたい気持ちもあるし、直近はいま装填してる弾を磨いて、もっと尖らせられれば。
将来的には……そうっすね、むずかしいな。とりあえず車と家買いたいっすね。スカイラインのV35かプレジデントJS、それと平屋のデカい家。あとはプロデューサー的な動きももっとできたらいいと思うし、映像にも興味があって。続けていって好きなことをどんどんできるようになっていきたいです。
自分は地元が長崎の平戸ってとこなんですけど、まだ全然シーンと呼べるようなものもないので、そういう部分も自分がどんどん前に出ていくことで盛り上がればうれしいです。
👉Teteインタビュー『ディグし続けて曲を書きまくった先にあったオリジナリティ』