Laurence Pithie, Tim van Dijke and Jarrad Drizners of Red Bull – BORA – hansgrohe in action at the 81st Omloop Nieuwsblad Recon in Gavere, Belgium.
© Twila Federica Muzzi/Red Bull Content Pool
サイクリング

レッドブル=ボーラ=ハンスグローエ:クラシック好調を支えるサッカークラブ的一体感

プロロードレースチーム “レッドブル=ボーラ=ハンスグローエ” のチーフ・オブ・スポーツを務めるザック・デンプスターが、クラシックでの快進撃の裏にあるサッカークラブに触発されたチーム内の小さな変化について解説した。
Written by Agnes Aneboda
読み終わるまで:3分Published on
レッドブル=ボーラ=ハンスグローエは、2026シーズンのクラシックでピーター・サガン時代以来最高のスタートを切れているが、この好調の要因は脚力だけではなく “ロッカールーム” にもある。
レッドブル=ボーラ=ハンスグローエが開幕週を終え、他のどのチームよりも多くのポイントを獲得したあと公開されたインタビューで、レッドブル=ボーラ=ハンスグローエのチーフ・オブ・スポーツを担うザック・デンプスターが、プロサッカークラブからインスピレーションを得たチームカルチャーの変化が “個人の集まり” を “戦う集団” に変えたことを明かした。
01

チームの力

オムロープ・ヘット・ニウスブラットで3位に入ったティム・ファン・ダイク

オムロープ・ヘット・ニウスブラットで3位に入ったティム・ファン・ダイク

© Twila Federica Muzzi/Red Bull Content Pool

チーム内の変化は、新スポーツディレクターのスヴェン・ファントーレンハウトシェーン・アーチボルドの到着と共に始まった。2人は所属ライダーたちが別個にトレーニングをする代わりに、チームとしてのトレーニングにフォーカス。デンプスターは、全ライダー共用のフィジオルームなどの「サッカークラブに触発された小さな変化」が大きな変化に繋がったと指摘する。
「今はライダーたちが一緒にマッサージを受けたり、レースのリプレイを視聴したり、冗談を言い合ったり、のんびりしたりしています。これが昨年とは違う雰囲気をチーム内に生み出しています。一体感が生まれているのです。このような環境は非常に重要です」
02

マインドセットの変化

チームとしてまとまりが出てきたレッドブル=ボーラ=ハンスグローエ

チームとしてまとまりが出てきたレッドブル=ボーラ=ハンスグローエ

© Twila Federica Muzzi/Red Bull Content Pool

オムロープ・ヘット・ニウスブラットでのティム・ファン・ダイクの表彰台フィニッシュヨルディ・メーウスのル・サミン優勝を含む今年のクラシックでの好成績は、チームのマインドセットの変化が生み出した結果とも言えると、デンプスターは分析している。
デンプスターは、クラシックにはテクニック的にもメンタル的にも非常にタフなレースが揃っているため、チームの一体感や連携力がボーナスではなく必須条件になるとし、「最大の変化はマインドセットです。ひとりよりも一丸となったチームの一員になる方が強くなれます」と語っている。
03

新時代へ

全ライダーが “ロッカールーム” カルチャーの恩恵を得ている

全ライダーが “ロッカールーム” カルチャーの恩恵を得ている

© Maximilian Fries/Red Bull Content Pool

チーム内の変化は2025シーズンからの決別も意味しているとデンプスターは続ける。所属ライダーのローレンス・ピティの分析によると、昨年までのチームは “同じジャージを着たライダーたちが同じレースに出場していたような感じ” だった。
しかし、ライダーたちが一緒にレースを分析したり、リラックスしたりする “ロッカールーム” カルチャーを構築することで、レッドブル=ボーラ=ハンスグローエは「個人の野望」「チームの目標」に置き換えようとしており、今もクラシック後半に向けてチーム力を高めている。
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