クリフダイビング

【Red Bull Cliff Diving World Series 2023】基本情報

レッドブルらしいユニークな飛込イベントシリーズが14シーズン目を迎える。宮崎県高千穂を含む新ストップを含む全7戦と全ダイバーなどの基本情報をチェック!
Written by Lucy Debenham
読み終わるまで:9分公開日:
2009年のデビュー以来、【Red Bull Cliff Diving World Series / レッドブル・クリフダイビング・ワールドシリーズ】は高飛込競技のスキルとアクロバティックの芸術性の究極のテストとして機能しており、ダイバーたちがアイコニックな建物や峡谷、崖、歴史的な橋などに設置される最大高27mのプラットフォームから飛込んでいる。
ダイバーたちは美しく複雑なダイブをパフォーマンスしながら静かに流れる川や荒い波の海へと飛込んでいくが、入水までは約3秒しかなく、入水時は最大10Gの衝撃が発生する。
男性・女性ともにシーズン終了時の報酬がワールドチャンピオンの証、キング・カヘキリ・トロフィーだ。2023年は男女合計24名のエリートダイバーたちが、3つの新規開催地(ストップ)を含む全7戦を通じてそれぞれのダイブをネクストレベルへ高める予定だ。
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開催地

2023シーズンは米国最古の都市のひとつに数えられるボストンの高層ビル群で幕を開ける。6月に開催されるこのストップをダイバーたちが訪れるのは2回目で、昨シーズンも開幕戦だった。昨シーズンはエイダン・ヘスロップ(英国)とモリー・カールソン(カナダ)が番狂わせを演じ、【Red Bull Cliff Diving】史に残るエキサイティングな展開になった。
第2戦も6月に開催が予定されており、フランス・パリのセーヌ川沿い、ポール・ドゥビイが舞台になる。美しいパリの街並みと世界的に有名なエッフェル塔を背景に開催される第2戦では、ワールドクラスダイバーたちが花の都で全力を尽くすことになる。

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7月に開催される第3戦はイタリアの名勝地、ポリニャーノ・ア・マーレで開催される。2009年から今年で10回目の開催を迎えるこの地はヨーロッパラウンド不可欠のストップとして知られている。美しい入り江とアドリア海を背景に繰り広げられるクリフダイビングがドラマティックな展開を演出するはずだ。
イタリアの空をバックにダイブするエイダン・ヘスロップ

イタリアの空をバックにダイブするエイダン・ヘスロップ

© Dean Treml/Red Bull Content Pool

折り返しとなる第4戦は8月に新ストップで開催される。日本の宮崎県高千穂町は、キング・カヘキリ・トロフィーを巡るバトルにフレッシュな側面を加えるはずだ。宮崎県の内陸部に位置する美しい高千穂峡は、和歌山県三段壁から7年ぶりの日本開催に相応しいスペクタクルなシーンを生み出すだろう。
8月後半はヨーロッパに戻り、スウェーデンの首都ストックホルムで第5戦が開催される。ストックホルムも高千穂峡と同じく新ストップで、王宮を背景にした華麗なパフォーマンスに期待したい。
タイトル争いが本格化するのは9月にボスニア・ヘルツェゴビナのモスタールで開催される第6戦からだ。歴史的な橋スタリ・モストが会場になるモスタールは過去にも “最終戦直前” を担った経験がある。ここでのダイブの成否がタイトルの行方に大きく影響することになる。
2023シーズン最終戦も新ストップが用意され、ニュージーランド・オークランドで11月に開催される。この地で男性・女性それぞれの最強ダイバーにキング・カヘキリ・トロフィーが授与される。
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2023シーズン スケジュール

クリフダイバー

【Red Bull Cliff Diving World Series 2023】は各ストップで男性12名・女性12名が参戦する予定で、男女8名ずつがパーマネントダイバーとしてフル参戦する。残りの枠は最大4名ずつまでのワイルドカードダイバーたちが埋めることになる。
14シーズン目を迎える今シーズンはパーマネントダイバーに3名の若手ダイバーが加わるため、ラインアップがリフレッシュされる。2022シーズンも視聴していたファンならその違いに気付くはずだ。2023シーズンは、元ワイルドカードのメイリ・カーペンター(米国)、ジェームズ・リヒテンシュタイン(米国)、ミゲル・ガルシア(コロンビア)がフル参戦デビューを飾る。

パーマネントダイバー(女性)

  • リアナン・イフランド(オーストラリア)
  • モリー・カールソン(カナダ)
  • エレノア・スマート(米国)
  • ザンシア・ペニーシ(オーストラリア)
  • ジェシカ・マコーリー(カナダ)
  • メイリ・カーペーンター(米国)
  • イーリス・シュミットバウアー(ドイツ)

パーマネントダイバー(男性)

  • ギャリー・ハント(フランス)
  • エイダン・ヘスロップ(英国)
  • カタリン・プレダ(ルーマニア)
  • コンスタンティン・ポポビッチ(ルーマニア)
  • アレッサンドロ・デ・ローズ(イタリア)
  • ニキータ・フェドトフ(IAT)
  • ジェームズ・リヒテンシュタイン(米国)
  • ミゲル・ガルシア(コロンビア)
オーストラリアが生んだクリフダイビング女王リアナン・イフランドが恐怖を乗り越える方法を語っているポッドキャスト(英語音声)をチェック!
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2022シーズン ハイライト

2022シーズンの男性部門は芸術的品性と自信、冷静さ、一貫性が常に確認できた。男性ダイバーたちはそれぞれ独自の難しさを備えている7ストップで踏み切りと急降下、宙返りを繰り返していった。
それぞれが自分の限界を試していくことでドミノ効果が生まれ、次々とハイスコアダイブが記録されていくと、そこにタイトル獲得へのプレッシャーが良い影響を与え、ジャッジ全員が10点満点をつけるパーフェクトダイブも数多く記録された。
最終戦直前のイタリアを迎えるまでに優勝候補が目まぐるしく入れ替わっていき、誰もがすべての宙返り、ひねり、抱え型、回転、えび型をパーフェクトに決めなければならない状況になった。
タイトルに最も近かったのはギャリー・ハント(フランス)、エイダン・ヘスロップ(英国)、カタリン・プレダ(ルーマニア)で、彼らはタイトルに近づけば近づくほど、センセーショナルな宙返りを決め、難易率の高いパフォーマンスを披露しながら調子を上げていった。
タイトルを確定させて喜ぶリアナン・イフランド

タイトルを確定させて喜ぶリアナン・イフランド

© Dean Treml/Red Bull Content Pool

最終的に、スリリングなシリーズのフィナーレとなったシドニーで王座を手にしたのは、【Red Bull Cliff Diving】最多記録更新となる10回目のタイトルを手にしたギャリー・ハントだった。ハントはまたもチャンピオン候補としてシーズン開幕を迎えることになる。
女性部門は新たな才能、揺るぎない規律、そしてプラットフォームでの静かなる自信が常に確認できる展開となり、ベテランダイバーたちからメイリ・カーペンターのようなワイルドカードダイバーたちまでの全員がビッグダイブを披露した。
クリフダイビングシーンの女性ダイバーとして最も大きな成功を収めているリアナン・イフランドは2022シーズンも集中を保ちながら圧倒的な強さを発揮した。開幕戦でモリー・カールソンに優勝を奪われたものの、その後は安定して才能を発揮し続けた。
イフランド最大のライバルとされたカールソンはポジティブな性格とダイナミックなスタイル&スキルをシーズンを通じて維持したが、最終戦直前のイタリア、ポリニャーノ・ア・マーレの波間に浮かぶ観客たちから大きな力を得たイフランドが最終戦を待たずに6連覇を達成。2023シーズンも絶対女王として開幕を迎える。
2022シーズン最終戦のハイライトを動画でチェック!

53分

Red Bull Cliff Diving 2022:シドニー ハイライト

英語

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Red Bull Cliff Diving World Series フォーマット

【Red Bull Cliff Diving World Series】の参戦ダイバーたちは、2009シーズンからクリフダイビングの限界をプッシュし続けてきた。
今シーズンは1ストップにつき男女12名ずつが参戦する予定で、内訳はパーマネントダイバー8名とワイルドカードダイバー最多4名になる。基本的に各ストップは2日間に渡って開催され、ラウンド1のダイビングオーダー(順番)は事前のくじ引きによって決められる。
各ダイバーは複数の国から集まったジャッジ(審査員)5名で構成されるジャッジパネルの前でパフォーマンスを行う。身体的なスキル、精神的な規律性、ダイブへの集中力を最適な形で組み合わせるダイブはクリエイティビティ、アクロバティックスキル、芸術性によって採点される。
各ダイバーは、公式な最終結果に記録されるために最低1回のダイブを行わなければならない。ダイブは踏み切り(テイクオフ)、空中姿勢、入水(エントリー)のタイミングで採点される。ダイブ終了後、ジャッジ5名の採点から最高スコアと最低スコアが破棄され、残った3名分のスコアに難易率を掛け合わせたものが当該ダイブの最終スコアになる。
ジャッジ全員が10点 = パーフェクトダイブ

ジャッジ全員が10点 = パーフェクトダイブ

© Ricardo Nascimento/Red Bull Content Pool

ラウンド1はすべてのダイバーが必須ダイブ(Required Dive)を行い、ラウンド2はすべてのダイバーが中級ダイブ(Intermediate Dive)を行う。そしてラウンド3とラウンド4ではすべてのダイバーが自由選択ダイブ(Optional Dive)を行う。これらのダイブに “難易率” の上限は設定されておらず、ダイブのすべての要素が採点対象になる。
ラウンド3および4の自由選択ダイブでは、ダイビングオーダーが直前のラウンドの順位の逆になる(上位ダイバーが後半)。
ラウンド4終了後、合計スコアが最も多かった男性ダイバーと女性ダイバーが優勝となる。最終結果に基づいてポイントが与えられる。このポイントによって【Red Bull Cliff Diving World Series】の総合ランキングが決定する。
最終的には、ポイントがより多いダイバーがより大きな栄誉を手にできる。【Red Bull Cliff Diving World Series】ではすべてのストップとすべてのダイブがキング・カヘキリ・トロフィーの獲得に影響する。
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Red Bull Cliff Diving World Seriesの視聴方法

山奥から都市部、海、そして川など、各ストップのユニークな特徴がこのオリジナリティ溢れるスポーツイベントの魅力をさらに高めている。【Red Bull Cliff Diving World Series】の全戦はRed Bull TVで視聴できる。
また、各ストップは現地観戦も可能だ。チケット情報をこちらから確認して、14シーズン目となる【Red Bull Cliff Diving World Series】を多くの現地ファンと一緒に楽しむのもグッドアイディアだ!
Red Bull TVアプリをダウンロードして、クリフダイビングアクションをチェック! ダウンロードはこちら>>

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イタリア

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新開催地の高千穂峡がタイトル争いにフレッシュな側面を加える。

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