Having acrobatic tendencies can help
© Marc Broussely/Redferns via Getty Images
ミュージック

夏だ! フェスだ! モッシュピットだ!

フェスティバルやライブの悪の華、モッシュピットの様子を写真で紹介する。
Written by Sammy Lee
読み終わるまで:3分公開日:
初めて行くライブやフェスティバルでは、客席の最前線へ躍り出て、お気に入りのアーティストたちを間近で見たり、唾(パンクの場合に限る)を浴びたりするほど楽しいことはない。ビッグヒットに体を揺らし、赤の他人と隣り合わせで過ごす時間は永遠に記憶に残るはずだ。
しかし、楽しい時間はラフな時間でもある。モッシュピットや最前線に飛び込めば、最高の時間と引き替えに、スネにアザを作り、ジーンズをビールで濡らし、体を疲弊させることになる。今回はフェスシーズンに向けて、写真と共にステージ最前線とモッシュピットの魅力と激しさ、危険性を紹介しておこう。
モッシュサークル
パンクやメタルファンならば、2012年のReading Festivalで撮影されたこの写真のようなモッシュサークルの危険性は十分に承知しているだろう。
時には休息を
モッシュピット状態に耐えるためには時として休息も必要だ。ワイト島で開催されたBestival 2015で、エアーベッドが持ち込まれたのはそのためだったのだろうか??
熱対策
夏のフェスの最前線やモッシュピット中はとんでもない熱を帯びるが、セキュリティが近くにいれば、オーストラリアのフィリップ・アイランドの2009 Pyramid Rock Festivalで撮影されたこの写真のようにホースで水を掛けてもらえる時がある。
泥まみれ
フェスティバルではバンドに対してファンたちから泥が投げ込まれる時があるが、ファンたちが自らの体を泥に放り込む時もある。英国のグラストンベリーではこのような光景が頻繁に見られる。
パフォーマンスを盛り上げよう
Flaming LipsのWayne Coyneや、Peachesなどはモッシュピットに助けを求める時がある。写真は2015年のアムステルダムで撮影されたPeachesのライブ。
ステージダイブは受け止めよう
ラフなライブでは、ステージによじ登って客席めがけて飛び込むファンを客席のファンが安全のために受け止めるというシーンがよく見られる。写真は1992年、英国のMarqueeで開催されたGodfleshのライブで客席に飛び込むファンを捉えた1枚。
化粧直しも忘れずに
ラッキーならば、この女性のように転換の時間を使って身だしなみを整えることができるだろう。2010年のグラストンベリーで撮影された1枚。
バック転!
Pulled Apart By Horsesのファンが2012年のReading Festivalでバック転を披露。勇気と自信がある人だけに許されたアクションだ。
現実
2009年に英国で開催されたSonisphere Festivalに出演したAnthraxのライブで激しく揺れるモッシュピット。メタルやハードコアではシャッタースピードが追いつかない高速モッシュになる場合が多い。
安全第一
最前列やモッシュピットでは熱射病や過労、骨折、圧迫などで倒れてしまう人が出る時がある。周りに注意して、お互いに声を掛け合って安全確認をして、この2005年のBig Day Outで担架に乗せられた男性のようにならないようにしよう。