ダカール・ラリーと聞いてすぐに思い浮かぶ固有名詞は無数に存在する。
ステファン・ペテランセルやカルロス・サインツ、ナサール・アルアティヤなどの名ドライバー、あるいはカマズ・マスター・トラックのような最強マシンなど、ダカールはコンペティターとマニュファクチャラーの実力を最大限まで引き出している。
しかし、2輪部門18連覇を達成しているKTMほどダカールを象徴する固有名詞は存在しない。
果たしてKTMはダカール19連覇を達成できるのだろうか? 今回はKTMがダカール・ラリー2020に投入しているRed Bull KTM 450のディテールをチェックしていこう。
参戦カテゴリー
当然ながらRed Bull KTM 450は2輪部門(G1.1)に参戦する。
エンジン
Red Bull KTM 450の馬力とトルクの具体的な数値をKTMは公表していないが、エンジンは4ストローク単気筒・449.3ccだ。2基のオイルポンプを備えた水冷式でタフな状況でもスムーズにパワーを生み出せるようになっている。
マシン重量
ダカール・ラリーの2輪部門を戦う他のバイクと同じでRed Bull KTM 450のマシン重量は140kg前後となっている。
ダカール・ラリー2020の2輪部門参戦マシンをRed Bull TVでチェック!
特筆すべきスペック
2001年からダカール・ラリー2輪部門を制覇し続けているKTMはダカール・ラリー2018で完全新規設計の450ccバイクを投入。KTM 450はほとんど大きな変更を受けないまま2018年・2019年を連覇に成功している。
KTM 450は軽量だが比較的大容量と言える31ℓの燃料タンクを組み込んでおり、長距離をハイスピードでライディングできるようになっている。
優勝の可能性
例年通りダカール・ラリー2輪部門は熾烈な優勝争いが予想されるが、18連覇というKTMの実績を無視することはできない。
ホンダやハクスバーナを含むライバル勢が最後まで食い下がるはずだが、過去3回のダカールを制してきたトビー・プライス、マティアス・ウォークナー、サム・サンダーランドを擁するKTMは間違いなく優位に立つはずだ。
ダカール・ラリー2020は1月5日にジッダで幕を開けたが、2輪の初日スペシャルステージはプライスがリッキー・ブラベック(ホンダ)を抑えて首位に立ち、KTM 19連覇に向けて順調なスタートを切った。