先日、レッドブル・ザルツブルクは大きなトロフィーをキャビネットに加えて素晴らしい1週間を終えた。
アウストリア・ウィーンを5-0で下してオーストリア・ブンデスリーガ9連覇を達成した彼らは、オーストリア・カップ決勝でもリートを3-0で下して同タイトル4連覇も達成したのだ。
この2冠達成は、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出を果たした2021-22シーズンに相応しいフィナーレとなった。
キャプテンのアンドレアス・ウルマーは「ファンタスティックですね! 良いプレーをしたいと思っていましたが、試合開始直後からそのようなプレーができましたし、続けることもできました。ルカ(スチッチ)のゴールは最高でしたね。このような瞬間は永遠に忘れないでしょう。言葉にできませんね」と語った。
今シーズンのチームは、恐れ知らずでハングリーな若手選手たちを中心の組まれていたが、その次の世代も順調に育っていることは、2回目のUEFAユースリーグ決勝進出が証明している。
レネ・アウフハウザーが率いるU-19チームは、今年のUEFAユースリーグでパリ・サンジェルマンとアトレティコ・マドリードに勝利し、スイス・ニヨンで開催される決勝へ進出したが、ここで惜しくもベンフィカに敗れた。
しかし、決勝で敗れたものの、このトーナメントを通じてチームはハイプレスと素早い攻守の切り替え、バイタルエリアでのクリエイティブな仕掛けを組み合わせながらアグレッシブにプレーしていた。
このプレースタイルに聞き覚えがある人もいるだろう。なぜなら、これは、カリム・アデイェミ、モハメド・カマラ、ルカ・スチッチなどのファーストチームの選手たちが定期的に披露してきたプレースタイルと同じだからだ。
レッドブル・ザルツブルクのアカデミーにもこのプレースタイルが浸透しているのだ。アウフハウザーU-19監督は、アトレティコ・マドリード戦後に「今シーズンのアカデミーの取り組みを素晴らしい形で示せたと思います。選手たちはひとつの大きなクラブとしてのレッドブル・ザルツブルクを見事に体現してくれました」と語っていた。
2014年の創設以来、アカデミーはワールドクラスの若手選手を生み出しながら、彼らを世界中のファーストチームへ送り込んでいる。
オーストリア・リーフェリングに置かれているその最先端施設へ足を踏み入れる全員が、「ネクストレベルへ進化せよ」というチャレンジングなメッセージで歓迎されるが、すでに交代選手としてファーストチームデビューを飾っている18歳のクロアチア出身FWロコ・シミッチなどを見れば分かる通り、ファーストチームの先発メンバーに定期的に名を連ねられる若手選手が順調に育っている。
今年のUEFAユースリーグでも、パトソン・ダカ、アマドゥ・ハイダラ、ハンネス・ヴォルフなどが活躍してルベン・ディアスやジョアン・フェリックスを擁するベンフィカ相手に優勝した2017年とほぼ同レベルの活躍が見られた。
この2017年の優勝以降、レッドブル・ザルツブルクはアカデミー出身の選手たちを積極的にファーストチームに起用しながら、ヨーロッパレベルの大会やトーナメントでの知名度を着実に高めていった。
2018年にはアカデミー出身6選手を擁してヨーロッパリーグ準決勝へ進出すると、2019年からはチャンピオンズリーグにその若きエナジーを注いでいる。
2021-22シーズンも制覇した彼らは、2022-23シーズンもヨーロッパレベルで戦うことが決定した。今度は誰が輝きを放つのだろうか?
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