ランニングシューズを履くまでのモチベーションが得られずに苦しんでいる人は、自分にプレッシャーをかけすぎている可能性が高い。
外に出るきっかけを掴めずに悩んでいるランニング未経験者でも、長年走り続けていてフレッシュなモチベーションを失ってしまっているベテラランナーでも、「走らないと “いけない” 」と思った瞬間、外に出たくなくなる。余計なストレスを感じたい人間などいないのだ。
しかし、そのような義務感に悩まされずにランニングを楽しむ方法、言い換えるなら、新鮮な空気を吸いながら身体を楽しく動かせる方法を学べれば、外に出たくなるばかりか、パフォーマンスの向上さえ期待できるようになる。
今回は、ランニングへのモチベーションを高める方法をいくつか紹介しよう。
1:自分のために走る
自分を他人と比べたり、なぜ他人がランニングに取り組んでいるのかを探ったりするのはやめよう。自分はなぜ走るのか? この質問の答えを知っているのは自分だけだ。
自分のスピードで、自分の楽しみ方で、自分の好きな強度で走ってみよう。全力で走るのか、イージーペースで走るのか、それともウォーキングに切り替えるのかはすべて自分次第だ。自分が1kmで終えても、10km走っても誰も気にしない。自分のために走ろう。
2:バラエティを豊かにする
複数のルートを組み合わせても良いし、新しいルート・公園・トレイルを探しても良いのでランニングライフのバラエティを増やそう。またうつむかないようにして、周囲の景色や新鮮な空気をエンジョイすることを心掛けてみよう。
ヒルクライムに挑戦しても良いし、いつものルートを逆走するのも良い。スプリントを途中に挟むだけでも変わってくるはずだ。GPSウォッチやスマートフォンを家に置いて、ルートや距離を意識しないで走るのも面白いだろう。
3:音楽やポッドキャストを準備する
自宅で少し時間を作って好きな音楽のプレイリストを作成してみよう。
モチベーションが高まる音楽、インスピレーションが得られる音楽、またはその日の気分に合った音楽を選んでみよう。ジョギング程度で終えるつもりならポッドキャストやオーディオブックでも良い。知らない間に結構な距離を走っているはずだ。
4:早朝に走る
1日を最高の形でスタートさせてみよう。起床後すぐにランニングをするように予定を立てておけば、外に出ない理由を考える時間がなくなる。
静かな朝は走るのにパーフェクトで、気持ちも落ち着かせることができる。また、いきなり達成感を得られる上に集中力も高まるので、生産性の高い1日を過ごせる可能性もある。
5:目標を設定する
特定の時間や距離を “走らなければならない” と考えるようになれば、自分にプレッシャーがかかってモチベーションが失われる可能性があるが、目標を設定しないのもモチベーション低下に繋がる。
2020年はレースを楽しめない日々が続いているが、「1ヶ月連続で1km走る」など、STRAVAやランニングアプリには数多くのチャレンジが用意されている。1日・1週間単位など簡単にクリアできる目標も数多く用意されているので、自分に合った目標を選び、モチベーションをキープしよう。
6:ランニング後の爽快感を思い出す
モチベーションが低い時はランニング後の爽快感を思い出してみよう。運動をするとエンドルフィンと呼ばれる脳内物質が分泌されるので、気分が高まり、ストレスが減る。
ランニングの場合は「ランナーズ・ハイ」と呼ばれる状態になり、独特の高揚感で簡単かつ楽に走れるようになり、走ったあとも高揚感が持続する。このような感覚を動画やメモに記録しておけば、モチベーションを高める助けになるだろう。
・・・
《注目》 👉 「心・体・技」のレベルアップをしたい人必見!! トッププロたちが実践する「究極のハウツー」をお届けする 『Red Bull Behind the Pro ー プロの裏側 ー』はこちら
👉 新たにランニング生活をスタートする・させた初心者ランナーを全力サポート。【トレーニング方法・リカバリー方法・アドバイスなど】を知っておきたい知識をまとめたページは こちら>>