セルジオ・ペレスとオラクル・レッドブル・レーシングが2年間の契約延長に合意した。F1 2022シーズン第7戦モナコGPでの “チェコ” のキャリア初モナコ優勝のあとに届いたこのニュースはファンにとっては待望だったに違いない。
オラクル・レッドブル・レーシングでの18ヶ月間で、チェコは2勝(2021シーズンのアゼルバイジャンGPと2022シーズンのモナコGP)といくつもの表彰台フィニッシュを飾っており、すでに加入前の10シーズン合計を上回る成績を収めている。
また、2021シーズン最終戦でルイス・ハミルトンを見事に封じ込めてマックス・フェルスタッペンに逆転優勝のチャンスを与えた卓越したブロッキング能力によって、“メキシコの防衛大臣” の異名も取るようになっている。
しかし、ファンの2023シーズンと2024シーズンをさらにエキサイティングにしてくれた理由はサーキットパフォーマンスだけではない。メキシコGPでの祝福シーン、そして数々のロードトリップやショーランなどから分かる通り、チェコがファンから愛されている理由は、人生を前向きに楽しむ性格にある。そこで今回はその性格がより明確に理解できる “オフ” の中からベスト3を紹介していこう。
01
ニューヨークからマイアミまでRB7で爆走!
チェコはレース中に無線でやり取りする相手がクリスチャン・ホーナーではないことを心から喜んでいるはずだ。何しろ、マイアミGP開催前の2人の電話で起きた聞き違いで、彼はRB7に飛び乗ってニューヨークからマイアミまで向かう羽目になったのだから…。
マンハッタン、アリゲーター、ベアフット・ウォータースキー、スケートボード、そしてマイアミ・インターナショナル・オートドロームでの高速ラップなどを下の動画で確認しよう!
02
地元を盛り上げたショーラン
チェコほどホームGPを盛り上げられるF1ドライバーは多くない。2021シーズン、チェコはメキシコGP開催に先駆けてメキシコシティ市内をF1マシンでドライブし、大挙していた地元ファンを大いに喜ばせた。
また、チェコはマックスが優勝したメキシコGPを3位でフィニッシュし、チームにダブル表彰台をプレゼント。直前のショーランと同じように、レース後の表彰式も大いに盛り上がった。
03
オーストリア・チャレンジ!
自分が所属するチームのホームGPは自分のホームGPとは完全な別物だ。そして、オーストリアGP開催に先駆けて行われた『オーストリア・チャレンジ』も通常のオーストリア観光とは完全な別物だった。このチャレンジでは、チェコがマックスとピンツガウアーに乗り込み、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリー / 角田裕毅組と対決した。
F1ドライバーたちがドライブしたピンツガウアーはオーストリア生まれの高機動ATVで、どんなに荒れている地形でも、どんなにアップダウンが激しい地形でもパワフルに走破できる。この強烈なマシンにF1チーム同士の意地が加わったこの対決は、前代未聞のオーストリア観光となった。
15分
【オーストリア】サーキット外での真っ向勝負
オーストリアを訪れたレッドブル・レーシングチームとスクーデリア・アルファタウリF1チームに、様々なミッションが与えられる。オーストリアグランプリのウォーミングアップだというが、その内容にレーサーの彼らも困惑する。【F1ドライバーと世界を巡る(シーズン1)】
このような “オフ” がさらに2年も楽しめるなら文句の言いようがない。ありがとうチェコ!
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