Gaming
ボスは強い。いや強くなければならない。そもそもボスと呼ばれるからには、そこらの雑魚エネミーよりも格段に強いはずなのだ。しかしプレイヤーの中には、それでも物足りないと感じる者たちがいる。
今回紹介するゲーマーたちは、普通の人よりも一歩進んだ方法でボスバトルを楽しんでいる。彼らは自分自身に奇妙で意味不明でマゾ的ともいえる制約を課しているのだが、それでもボスを倒してしまうのだ。ゲーム史に残るブッ飛んだ意味不明な挑戦と、それを自信とスキルで、あるいは幸運と驚異の忍耐力で乗り越えていくプレイヤーたちを見ていこう。
『ファイナルファンタジーVII』のエメラルドウェポンを 7 秒で
怒れる水中の巨人「エメラルドウェポン」は、ファイナルファンタジー シリーズでも屈指の強さを誇る隠しボスだ。「せんすい」マテリアを持っていれば 20 分という制限時間こそなくなるが、それでも倒すのはキツい。とにかく 100 万という膨大な HP を削っていくのは簡単なことではないのだが、ある超絶プレイヤーは、この強敵を 7 秒で倒すことに成功した。そう、7 秒だ。しつこいようだが、「分」ではなく「秒」でだ。
ちなみに、上の動画におけるヴィンセントのワンショットキルは単なるまぐれ当たりではなく、恐るべき苦労の賜物だ。彼の武器「デスペナルティ」は倒した敵の数に応じて威力が増大するため、このプレイヤーは 65000 体ほどモンスターを倒さなければならなかった。実に尊敬すべき忍耐力だ。
Sinistar - ワンコインプレイ
ボスと戦うには、鉄の度胸とブレない指先、そして正確な射撃操作が欠かせない。だが『Sinistar』のプレイヤーにはそれ以上のものが要求されるし、残機数が少なければなおさらキツい。あの独特の爆発音と「Beware, coward!(恐れよ、腰抜けめ!)」という叫び声は、今でも多くのベテランゲーマーを震え上がらせるほどだ。しかしこのボスをノーミスで倒せる人物がいる。YouTubeのゲーマー 64supermarioreturns 氏は、アーケード版最強と名高いこのボスにたった 1 機で立ち向かっていく。そして彼は敵の雑魚を蹴散らし、無傷のまま最後には「シニスター」そのものを破壊してしまう。このスーパーゲーマーに乾杯だ。
スーパーマリオブラザーズ 3 - クッパを 10 秒で
ファミコンの傑作『スーパーマリオブラザーズ 3』の攻略動画を 10:30 までスキップして、呆れるほど易々とクッパを倒してしまう Zero1two 氏のプレイを見てもらいたい。子供の頃に本作をプレイしてゲームパッドを放り投げた方なら分かるだろうが、この緑色の悪党に突進して何度も頭を踏みつけるのは、見た目よりもずっと難しい。それ以前に、コレをやるには裏技で無敵になる必要があるが、それがまた難しいのだ!
クロノトリガー - ラヴォス
スクウェアが スーパーファミコンで発売した傑作タイムトラベル RPG 『クロノトリガー』。ラヴォスは同作のラスボスにあたるが、その様々に変化する形態と膨大なヒットポイントを考えると、16 ビット時代に群雄割拠した RPG 作品の中でも最強の部類に入ると言っていいだろう。そして本作では非常にユニークなことに、プレイヤーが望めばゲームの中盤でラスボスと戦うこともできるのだ。基本的には負けることを前提とした戦闘であり、敗北しても物語が進むようになっているが、周到に準備を整えれば勝つことも不可能ではない。多くのプレイヤーは NewGame+(2 週目プレイ)で高レベルと最強装備を持ち越して挑むようだが、この YouTube ゲーマーは初回プレイ中にラヴォスの撃破に成功した。ちなみにこの戦闘でラヴォスを倒すと、ちょっと早いクリアと隠しエンディングを見ることができるぞ。
The Elder Scrolls V: Skyrim アーマーもポーションもなしに挑む「黒檀の戦士」
『Elder Scrolls V: Skyrim』には、主人公の(見かけだおしの)シャウトに耐える敵が数多く存在する。だがとりわけ DLC「ドラゴンボーン」に登場する黒檀の戦士は、今でも「デイドラのブーツ」を履いた足がすくむほど恐れられている。黒檀の戦士はプレイヤーが LV80 に到達すると一度だけ戦えるようになるキャラクターだが、とにかく戦車なみに硬いので、ありとあらゆるスキルと装備を駆使して立ち向かわなければならない。だがこの YouTube ゲーマーは、さらに険しい道を選んだようだ。彼はアーマーもポーションも持たず、愛用の弓だけを手に黒檀の戦士に立ち向かう。
ダークソウル - オーンシュタインとスモウ戦を、無アーマー無ダメージ無回復で
『 ダークソウル』で 1 体のボスと戦うのも苦しいという方は、オーンシュタインとスモウが登場するまで頑張って進めてみよう! この難攻不落の 2 人組と戦えば、精神的ショックも 2 倍。「これがホントのデュアルショックかよ!」と叫んでゲームパッドを壁に投げつけること請け合いだ。だがこのゲーマーは、さらに厳しい条件でこの双璧に立ち向かっている。まず彼は何の防具も身につけていない。それどころか NewGame+、つまり 2 週目のセーブデータを使用しているから、敵の HP は 2 倍に増えている。さらに彼はダメ押しに「災厄の指輪」を装備しており、敵から受けるダメージも 2 倍にしているのだ。防具も回復もなくノーダメージで戦うという超絶マゾヒスティックな縛りのもと、それでも勝ってしまう彼の戦いぶりを見ていただきたい。これはまさに驚異だ。
ファイナルファンタジーXII - ヤズマット
ファイナルファンタジーシリーズはボスが硬いことで有名だが、なかでも『ファイナルファンタジーXII』に登場する「ヤズマット」のしぶとさはトップクラスだろう。通常この伝説のドラゴンと戦うプレイヤーは、3 時間にわたってゲームパッドを握り続けなければならない。なにしろ HP が 5 千万もあるのだから。ところがどっこい YouTube ゲーマー Andy Dusky 氏は、この巨体を 18 分で倒すことに成功した。彼はダメージ制限のない『FFXII INTERNATIONAL ZODIAC JOB SYSTEM』バージョン(オリジナル版では 9999 までの制限があった)をプレイしているが、それでもヤズマットは恐るべき敵であり、とんでもない HP を持っていることに変わりはない。彼が短い激戦の果てに、いかにして強大なヤズマットを葬ったかを見てみよう。そう、ヤズマット戦では戦略など小手先にすぎないのだ!