日本・大阪出身、Red Bull BC One All StarsのメンバーでもあるB-Boy Shigekix。
ワールドチャンピオンの経験を持つShigekixは幼少時から世界を舞台に戦ってきたが、自分よりもさらに大きなスケールで活動しているRed Bull BC One All Starsは彼にとって夢が叶った瞬間になった。
本人は今回のメンバー入りをモチベーションにして、すでに大きな成功を収めているブレイキンキャリアのステップアップを狙うつもりだ。
今回はShigekixについて知っておきたいことを7項目に分けて紹介する。
01
B-Girl Ayaneが実姉
日本のブレイキンシーンには兄弟姉妹で活躍しているブレイカーが数人いる。B-Girl NarumiとB-Girl Ayumiは姉妹で、B-Girl AmiはB-Girl Ayuの妹、そしてShigekixはワールドチャンピオンの経験を持つB-Girl Ayaneの弟だ。
ShigekixはAyaneを通じて7歳でブレイキンに出会い、現在は2人揃ってダンスクルーK.A.K.B.に所属している。
02
Red Bull BC One World Final 2020 王者
2020年、オーストリアで開催された最高峰の1 on 1ブレイクダンスバトルイベント『Red Bull BC One World Final』に出場。
1回戦から5-0でジャッジの全票を獲得し勝利するなど、破竹の勢いで決勝まで駒を進めたShigekixは、そのまま勢いに乗り見事優勝を果たし2020年大会の世界王者に輝いた。
さらに、当時18歳で達成したこの勝利はRed Bull BC One 歴代最年少優勝記録となった。
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03
最年少で世界の舞台へ
Shigekixがオランダ・アムステルダムで開催された『Red Bull BC One World Final』に出場した時、彼はまだ15歳だった。
Red Bull BC One World Finals最年少出場記録を更新したShigekixはそのままなんとセミファイナルまで勝ち進んだが、最後はこの年のワールドチャンピオンとなったMennoに破れた。現在、MennoとShigekixはRed Bull BC One All Starのチームメイトだ。
5分
Red Bull BC One World Final 2017:Menno vs Shigekix
Red Bull BC One World Final 2017のファイナル、ShigekixとMennoのバトルを振り返る。
04
目を閉じてムーブメイク
Shigekixのブレイキンを細かく見ていくと、彼が目を閉じてブレイキンをしている瞬間があることに気付くはずだ。
本人はこの点について、意図的ではなく、子供の頃から一部のムーブを自然に目を閉じてメイクするクセがあると説明している。
05
ユースオリンピックのメダリスト
Shigekixはブレイキンがオリンピック競技として初採用された2018年ブエノスアイレスユースオリンピックに日本代表として出場。Shigekixは3位に入り、史上初のオリンピックメダリストブレイカー3人のひとりとなった。
06
絵と写真が趣味
ShigekixはB-Boyとしてのキャリアだけではなくアーティストとしてのキャリアも築いていきたいと思っている。ブレイキンは彼の人生の中心に据えられているが、絵や写真も学びたいという気持ちも持っている。
風景画や風景写真も好きだが、人物に興味があり、人間の感情表現の瞬間を捉えることを楽しんでいる。Shigekixの絵の才能は下記の自身SNSでも分かるだろう。
07
B-Boyネームはグミが元ネタ
Shigekixの本名は半井重幸で、ShigekixというB-Boyネームは同名のグミから付けられたものだ。ShigekixのメンターがこのグミとShigekixのダンスを気に入っていたことからこのB-Boyネームが与えられた。
08
大阪狭山市 観光大使
世界中を転戦しながら結果を残してきたことが評価され、Shigekixは地元大阪狭山市の観光大使に任命された。主な活動としては、大阪狭山市が関わる式典や祭でのパフォーマンス、表敬訪問などがある。幼少期から育った大阪狭山市のPRを、今後も自身のダンスを通じて力を入れていきたいと話す。