スケートボード2分

Simple Session 19:スケートボード ハイライト映像

Written by Niall Neeson
真冬のエストニア・タリンで開催されたビッグイベントのスケートボード部門男女ファイナルをハイライト映像でチェックしよう!
Simple Sessionは、20年連続で真冬のエストニア・タリンで開催されてきたイベントで、色々な部分がとにかくユニークだ。
最初に挙げられる特徴は、真冬のヨーロッパで開催されているという点だ。ひたすら寒いヨーロッパの冬を得意としているライダーは少ない。
次の特徴はその規模だ。Simple Sessionのスケールは非常に大きく、収容人数7,000人強を誇る複合施設、Saku Suurhallを端から端まで使って開催されている。
このスケールについて、スケートボードには大きすぎるという人もいるが、夏になれば、この面積を軽く埋め尽くすだけのドライブウェイセッションが世界各地で行われるようになることを考えれば、納得のサイズだ。

Simple Sessionは長年に渡りトップスケーターたちを引きつけてきた。
スケーター・オブ・ジ・イヤー(SOTY)に輝いた経験を持つサイラス・バクスターニールジェイミー・フォイチェイス・ウェブジョシュ・マシューズベン・グローブニール・スミスザイオン・ライトなどが参加してきたSimple Sessionに、今年はトニー・ホークも参加した。
ほとんど何も起きないオフシーズンに開催されるこのイベントは、常にサプライズをもたらしてくれることで知られている。
また、今年は米国人トップライダーが多数参加し、グレイソン・フレッチャークリス・グレッグソンバム・マージェラ、さらにはTransworld Skateboardingのブレア・アリーも参加した。
フレッチャーとグレッグソンは、トランジションバトルをスケールアップしてくれるライダーとして知られているため、今年のSimple Sessionでは最高のエアジャムが披露されることが約束されていた。

60人のライダーが12人まで絞り込まれて開催された日曜日のファイナルは、上記の2人と、ヤーコ・オジャネン(フィンランド)、カーステン・ボイヤー(米国)、ケショー・ジョンソン(米国)、ジョセフ・ガルバッチョ(フランス)、イバン・フェデリコ(イタリア)、ハイメ・マテウ(スペイン)、オーレリアン・ジロー(フランス)、ルイス・ネト(ブラジル)、そして、前日の予選2位のジョーダン・タケレイ(英国)と、彼を上回って予選1位を獲得して一気に注目を集めたヤングライダー、リアム・ペイス(米国)の間で争われた。
まずは、トニー・ホークがレジェンズ・ジャムで観客を沸かせたあとMCに回ると、Simple Session史上初の女子ファイナルが開催された。
ロシア出身のケイト・シェンゲリヤクセニア・マリチェワが安定したライディングとビッグトリックを披露して女子スケートボードシーンの成長ぶりを見せつけ、観客を大いに盛り上げたのが印象的だった。
女子ファイナルは優勝候補に数えられていたスカイ・ブラウンが予想通りのリザルトを得て終わったが、この日の注目ライダーとして挙げておくべきは、オランダ出身のキート・オルデンビューングだろう。
オルデンビューングは惜しくも2位に終わったが、ビッグヒップを使いながら、270°、もしくはそれ以上の回転を入れたトリックを次々とメイクしていた。

男子ファイナルは非常に興味深いコントラストに満ちていた。
グレイソン・フレッチャーが50年に1回あるかないかのビッグエアをメイクした一方で、ジョセフ・ガルバッチョが高精度のライディングを見せつけた。また、ジョーダン・タケレイが文句なしのトリック群を次から次へとメイクする中、リアム・ペイスは1本目から全開のライディングを披露した。ペイスは観客を大興奮させたこの1本目でタイトルを勝ち取った。
Simple Sessionは、イベント周辺も楽しめるようになっているのも魅力だ。
このイベントはタクシー会社飲食店ナイトクラブと連携しているため、フィンランド人ライダーとロシア人ライダーのビッググループをはじめとするライダー&クルーは、イベント終了後もウィークエンドを楽しんでいた。
Simple Sessionの都市全体での取り組みは非常に素晴らしい。この場を借りて敬意を表したい。

最近は、冬のバルト海を見るためにタリンを訪れる観光客が増加していることを受けて、格安航空会社のフライトも増加している。Simple Sessionを真冬のエンターテインメント候補に入れるのは悪くないアイディアと言えるだろう。
Simple Session 20で会おう!

Simple Session 19:スケートボード部門最終結果

《女子トップ3》
  1. スカイ・ブラウン
  2. キート・オルデンビューング
  3. クセニア・マリチェワ
女子トップ3:キート・オルデンビューング、スカイ・ブラウン、クセニア・マリチェワ
女子トップ3:キート・オルデンビューング、スカイ・ブラウン、クセニア・マリチェワ

《男子トップ3》
  1. リアム・ペイス
  2. グレイソン・フレッチャー
  3. ジョセフ・ガルバッチョ
男子トップ3:グレイソン・フレッチャー、リアム・ペイス、ジョセフ・ガルバッチョ
男子トップ3:グレイソン・フレッチャー、リアム・ペイス、ジョセフ・ガルバッチョ