激レア必見! 海外版"ミニスーファミ"こと"SNESクラシック"を入手してみた
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激レア必見! 海外版"ミニスーファミ"こと"SNESクラシック"を入手してみた

ネットオークション等で転売されまくっている激レアもの!? 海外で発売されている任天堂の"ミニ"シリーズ、"SNESクラシック"をご紹介! 現在、国内では入手困難。
Written by ポルノ鈴木
読み終わるまで:6分Published on
この年末に向けて、品不足が解消されつつある人気ゲーム機たち。ニンテンドースイッチやプレイステーションVRといった、なかなか店頭で見かけることのなかったツチノコ系ゲーム機が、増産の甲斐あってか続々定価で店頭で並びだしているこの現状は、"クリスマスまでに手に入らなかったら子供がグレ出し、「スイッチよこせや!」とロシアの核ミサイル基地に忍び込んで、間違った【スイッチ】を取って来やしないか"とビクビクしていた全国の親御さんたちをホッとさせていることだろう。
そしてこんなゲーム機争奪戦は、実は日本だけの話ではない。アメリカでも人気ゲーム機は常に品薄で、発売日の行列やネットオークションでの転売等が同様に行われているのだ。
つい最近も、全米各地で争奪戦が行われたゲーム機がある。それが『SUPER NINTENDO ENTERTAINMENT SYSTEM CLASSIC EDITION』だ。横文字アレルギーの人は見た瞬間に眼球が痒くなっているだろうが、これはすなわち日本で言うところミニスーファミ、つまり『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』の海外版なのである。
実は先代のミニファミコンこと『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』同様、任天堂が送り出した"ミニ"シリーズは海外でも発売されている。
そもそも海外市場では『ファミリーコンピュータ』の名前は使われず、『NINTENDO ENTERTAINMENT SYSTEM』という名前で売られていたのだが、流石に海外の人にとっても『NINTENDO ENTERTAINMENT SYSTEM』は眼球が痒くなるほど読みにくかったのか、通常は「NES」という略称で呼ばれている。
整理すると『ファミコン』→『NES』、『スーファミ』→『SNES』となり、余談だが『SNES』はそのまま「エスネス」と読むと、中目黒でバリバリにダンスしてそうな感じで通を気取れる。
本題に戻ると、日本では発売直後から完売続きだったミニスーファミだったが、SNESクラシックも同様に発売後すぐに海外市場から枯渇。特にゲーム愛好者の多いアメリカでは、前回のNESクラシックを入手出来なかった人たちが今回は気合いをビンビンに入れて発売日前夜からスーパーに並ぶ、という光景も珍しくなかったようだ。
現地のアメリカでもそれだけのレア物なのだが、日本のゲーム好きにとってもまた、SNESクラシックは気になる存在だ。本体やパッケージデザインがスーファミとは異なっているだけでなく、なんと収録ゲームも一部が異なっているからだ。SNESクラシックのみに収録されているのは以下の5タイトル。
  1. 『EarthBound』(MOTHER2 ギーグの逆襲)
  2. 『Kirby's Dream Course』(カービィボウル)
  3. 『Street Fighter II Turbo』(ストリートファイターII ターボ)
  4. 『Super Castlevania IV』(悪魔城ドラキュラ)
  5. 『Super Punch-Out!!』(スーパーパンチアウト!!)
この海外版専用タイトルとは入れ替わりに、日本版のミニスーファミのみの収録となるのが以下の5本だ。
  1. 『がんばれゴエモン~ゆき姫救出絵巻~』
  2. 『スーパーフォーメーションサッカー』
  3. 『ファイアーエムブレム 紋章の謎』
  4. 『スーパーストリートファイターII』
  5. 『パネルでポン』
どちらかというとSNESクラシックのほうがアクションゲーム寄りのラインアップとなっているわけだが、日本に信者的なファンが多い『MOTHER2』が日本版で遊べないのは意外なところ。また『ストII』のバージョンもなぜか海外版は『ターボ』、日本版は『スパII』と違っている。
とにかく21タイトル収録されているなかで、5タイトルも収録内容が異なっているので、日本のスーファミ大好きッ子的にはSNESクラシックが見逃せないし、アメリカのスーファミ大好きッGUY達にとっても、ミニスーファミは気になる存在なのだ。
そんな日本ではなおさらレア物のSNESクラシックを、筆者はまたしてもLA在住のゲーム好きッGUY、ハイミーさんの協力で無事入手。ミニスーファミとは色と形と若干中身も違う、この兄弟分のSNESクラシックの各部を見ていこう。
まずパッケージ。ミニスーファミの柔らかなイメージや色調とは違い、ブラックを基調とするややハードめなデザイン。ボックス自体の寸法はミニスーファミ、SNESクラシック共に共通だ。
ミニスーファミとは全く趣の違うデザイン。

ミニスーファミとは全く趣の違うデザイン。

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© Red Bull

本体デザインはSNESをそのままスケールダウンしたもの。スーファミとは異なり、グレー&パープルの渋めなカラースキームだ。コントローラーはSNESと同じサイズなので、ミニサイズの本体よりも幅が大きい。
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オリジナルとは本体の縮尺が変わっているので、本体前面にモールドされたコントローラー端子はダミ-。実際の端子はWiiと同じ規格の物を使用しているので、本体前面のフタを開けた場所に配置されている。
この仕組みはミニスーファミも同じだ。

この仕組みはミニスーファミも同じだ。

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ミニスーファミと並べるとこんな感じ。中身は同じだが、形や色味といったデザイン要素は全く違うコンセプトで作られているのがわかる。
SNESのリセットボタンは押すのではなく、上に引き上げるスイッチ式。

SNESのリセットボタンは押すのではなく、上に引き上げるスイッチ式。

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コントローラーの基本形状は同じだが、カラーリングが大きく異なる。ファミコンから比べて多ボタン化したスーファミは、ボタンに色を付けて認識性を高めているが、SNESは色味を絞っているぶん、XボタンとYボタンにだけボタン形状に凹みを付けて認識しやすいように配慮している。
SNESの方はX、Yボタンの形状が凹んでいるのがわかるだろうか。

SNESの方はX、Yボタンの形状が凹んでいるのがわかるだろうか。

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SNESクラシックは、起動時に使用言語を8種類から選ぶマルチリンガル仕様。ミニスーファミは日本市場のみに投入されている、ある意味贅沢品なのだ。
最初に起動すると、まずこの画面が現れる。

最初に起動すると、まずこの画面が現れる。

© Nintendo

『MOTHER2』もマルチリンガル仕様に。「Hey,bro」!

『MOTHER2』もマルチリンガル仕様に。「Hey,bro」!

© Nintendo/APE inc.

というわけで、「ファミコン」と聞くと日本だけの物のように感じるが、実は我らがファミコンは海外でもバカ売れしたレジェンドゲーム機であり、「NES」は世界のゲーム好きにとって忘れられない1台でもある。そしてあなたが「ミニスーファミどこにも売ってね~!」とお店やネットをウロウロしているのと同様に、欧米のゲーマー達も「SNESクラシックどこにも売ってね~!」、「転売屋許せねー!」と思っているのだ。とにかくこのホリデーシーズンに、なるべく世界中の多くの人の手元に、ミニスーファミ、SNESクラシックが届くことを願っている。