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Gaming

スピードランとは?:世界最速を競い合うビデオゲームコミュニティの基本を学ぼう!

日本ではRTA(リアルタイムアタック)として親しまれている競技の基礎知識をまとめてみた!
Written by Rui Yang Xu & Akshon Esports
読み終わるまで:4分Published on
スピードラン(日本ではRTA)の人気の高まりを受けて、世界中の多くのゲーマーがスピードランナーになることに興味を持ち始めている。しかし、スピードランについて良く知らない人は、何を視聴したら良いのか、どこから目指したら良いのかが分からなくて混乱してしまうかもしれない。
本記事でスピードランの基本を学び、この成長を続ける巨大なグローバルコミュニティに参加してみたいと思ってもらえれば嬉しい!
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スピードランとは?

スピードランとはリアルタイムアタック(RTA)という和製英語からも分かる通り、できる限り短時間でビデオゲームをクリアしようとするプレイを意味する。
また、そのプレイが完了したあと、プレイヤーがその動画を投稿し、リーダーボードで世界中のプレイヤーたちと競い合う競技という意味も備えている。
ちなみに、スピードランの対象は元来自由であり、ビデオゲームだけではなく、鉛筆削りのような現実世界の作業でも対象になり得る。スピードを競い合いたいと思うコミュニティが存在する限り、何でも良いのだ。
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はじめ方

最初にスピードランのウェブサイトを訪れるのが良いだろう。ここにはビデオゲームのリーダーボードカテゴリー、さらにはDiscordのリンクなどが掲載されている。ビギナースピードランナーに必要なアプリソフトウェアの情報も手に入れることができる。
すべての準備が整ったら、あとはプレイしたいゲームを選ぶだけだ。『スーパーマリオ64』『マインクラフト』のようなクラシックなスピードランタイトルでも、『HADES』のような自分が単純に好きなゲームでも、リーダーボードがほぼ確実に設置されているはずだ(用意されていない場合、ウェブサイトでリーダーボードの設置方法を学ぶことができる)。
自分がプレイしたいタイトルが決まったら、次はカテゴリーの選択だ。大半のタイトルの基本カテゴリーには次のようなものがある。
まず、《100%》は獲得できるものをすべて獲得してゲームをクリアすることを意味する。次は《any%》で、これはアイテム獲得や目標達成の必要がなく、とにかく最短でゲームをクリアすることを意味する。
そして、明確なスタートとエンディングが存在しないタイトルには、タイトルごとに様々なカテゴリーが用意されている。たとえば、『Wii Sports』には特定のスポーツのためのカテゴリーやすべてのスポーツをできる限り早く完了するカテゴリーなどが用意されている。
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専門用語

スピードランナーとして活動していくうちに様々な専門用語を学んでいくことになる。タイトルごとの専門用語もあるが、ひとまず知っておくべき基本的な専門用語をいくつか紹介しておこう。
  • PB:自己ベスト(Personal Best)の略。PBと表記されている場合は、そのプレイヤーのそのカテゴリーにおける自己ベストであることを意味する。
  • WR:世界記録(World Record)の略。WRと表記されている場合は、そのプレイヤーがそのカテゴリーの世界記録を更新したことを意味する。
  • TAS:ツールを使用したスピードラン(Tool Assisted Speedrun)の略。エミュレーターのコマ送りなどの機能を使用して最高効率のスピードランをシミュレートしたものを指す。通常、パーフェクトな入力と運も操作されているTASを人間のスピードランナーが再現するのは不可能だが、TASはベストを目指すスピードランナーたちにとっての究極の目標として機能している。
  • IL:個別ステージ(Individual Levels)の略。この用語はステージ別にプレイできるタイトルで使用され、スピードランナーたちは特手にステージごとに最速タイムを目指している。『ゴールデンアイ 007』や『スーパーマリオブラザーズ』などが例として挙げられる。
  • Split:スプリット。タイムを競うスポーツ全般で使用されている用語で、特定のチェックポイントやセクションの通過タイムを指す。このタイムがPBやWRと比較して早いか遅いかが、そのパフォーマンス(ラン)の良し悪しを判断するひとつの基準になる。
  • Segmented Speedrun:セグメンテッド・スピードラン。複数のパートに分けたランを意味する。通常、このようなランは公式記録にはならないが、特定のパートをTASではなく “人力” でどこまで速くプレイできるかを示してくれる。
ここまで読めばスピードランの基本が理解できたはずだ。あとは自分でプレイしてコミュニティに参加してみよう。自己ベスト挑戦、世界記録挑戦を問わず、楽しくプレイできれば最高だ!
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