KYOKA 『STEP OUT』#3 カポエイラ
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ダンス

映像|KYOKA STEP OUT:ヒップホップ・ダンサーがカポエイラに挑戦

KYOKAが今まで経験したことのない3ジャンルの動きを短期間で集中して学び、そのなかで彼女が『表現する』という意識についての考え方をインタビュー形式で紐解いていく。シリーズ最終章は"カポエイラ"だ。
Written by SHOTA
読み終わるまで:5分公開日:

👇『Step Out』EP3本編映像

👇舞台裏映像
今回、カポエイラを選んだ理由はなにかありますか?
KYOKA カポエイラは小さい頃から気になっていて、昔習っていたHIPHOPのクラスの前がカポエイラのクラスなのでずっと見ていて興味がありました。
レッスン内容はどういった感じでしたか?大変だったことはありますか?
KYOKA 一個のループを反復してやる感じです。みんなは技の名前を言っただけでわかるんですけど、私は覚えていなかったので教えてもらってという感じでした。
カポエイラは重心が低いときがあって、だからといってただ猫背になってもダメなので、その微妙な姿勢が難しいところでした。
ジンガーという動きのベースの体制がめっちゃしんどくて、ずっとやっていたらきつくて、やった後は全然上がらなくなってフラフラしていました(笑)
基本的にはキックとかも使っていて、好きなタイミングで入れるんですけど、本当はもっとスピードも速いし相手との距離も近く、先生がやる動きを見ていたら全然、迫力ちがうので、そこまで仕上げるのが大変でした。
KYOKA 『STEP OUT』#3 カポエイラ
KYOKA 『STEP OUT』#3 カポエイラ
先生の動きを真似して練習してニュアンスを掴んでいった感じですか?
KYOKA そうですね。無になって何かに取り組むことが好きなのと、自分がやりたいことなので集中してできたのだと思います。
今回はそれをさらに自分のもにしている印象がありましたが、コツはありますか?
KYOKA D’OAM(※)が師匠なんですけど、D’OAMの方に真似するなってずっと言われてたのもあって、真似できるところまではとりあえず真似して、そこからは自分なりの所に持っていくことを常に意識しています。
ダンスとかでも真似しても、結局その人じゃないからその人と同じ体じゃないし、同じシルエットは出せないし。全く同じものが出せないなって思った時に、真似したのちに、じゃあちょっと変えてみようかって気づいてからそうするようになりました。
(※) D’OAM・・・2001年始動。バックアップダンサーや、ファッションメーカーのイメージモデルダンサーをつとめるほかTV、PVにも多数出演、アンダーグラウンドシーンでは数々のコンテストの審査員やワークショップ、ゲストパフォーマーとして東京、名古屋、福岡をはじめ、全国20ヶ所以上で活動中のストリートダンスカンパニー。磨き抜かれた肉体とパフォーマンスで圧倒的な存在感を放つこのチームは、さまざまなヒップホップスタイルにおいて日本のパイオニア的存在でもあると評される。
KYOKA 『STEP OUT』#3 カポエイラ
KYOKA 『STEP OUT』#3 カポエイラ
カポエイラの撮影のときはどうでしたか?
KYOKA 今回カポエイラは曲を作ってもらいました。元はゆっくりとした曲だったのですが、テンポも途中から上げてもらったりで、流れを作ってもらいました。その曲のテンションに合わせて、テンポが早くなったら技を入れたりで、そういったことが今回出来たので、わたし的には楽しかったです。
今回『STEP OUT』で3つの全く違うジャンルを体験したわけですが、どれが1番今後の自分のダンスに取り入れやすそうですか?
KYOKA やはりカポエイラですかね。本当は一人でするものではないから、いろんな場面で使えるなと思いました。カポエイラは相手を見て自分はどうするかの掛け合いだからその感覚は使えるなと思いました。バトルをするときに近い感覚ですね。
KYOKA 『STEP OUT』#3 カポエイラ
KYOKA 『STEP OUT』#3 カポエイラ
【インタビュー後の感想】
カポエイラの撮影時の時のみ、私も立会って撮影の模様をみていました。この日は寒い日でしたが、ビルの屋上での撮影だったので、さらに寒い中での撮影でした。しかし、彼女はカメラがまわる度に、毎回クオリティをおとさず、撮影に応えていました
カポエイラの独特なグルーブ感と自身のスタイルの踊りをうまくミックスして、ときおり、カポエイラの特徴的な動きや、スタンスや技を随時に入れ込み、あくまでも全体の印象はカポエイラ感を保ちつつ、フリースタイルを披露していました。
今回、彼女の話を聞いているうちに、今後の目指すビジョンとして、ストリートの分野にいながら、そのストリート感を残しつつアートな表現もミックスして新しい表現をつくっていきたい、ということも言っていました。そのために今はいろいろなジャンルを吸収したいと語っていました。
今回の挑戦は彼女のそんな新境地へ開拓への一歩であり、新たな自分なりの表現をみつけるために行なっていたものなので、どのジャンルも習得にあたって、とても前向きに取り組んでいる印象がありました。
全く違う他のジャンルを経験することによって、新たな刺激をうけたダンサーKYOKAとしての今後の活躍を期待していきたい。
■Interviewer Profile
SHOTA(義井翔大)
15歳のときにダンスをはじめ、数々のダンスコンテストに出場し賞を獲得。現在は三浦大知をはじめとする数多くのアーティストの振り付けやダンス関連のクリエイティブを担当、ミュージックビデオの企画・ディレクションからライブ・ツアーの監修まで手がける。