笹原右京が行く!大黒P.A.発のストリート・カーカルチャー最前線
© Hiroaki Kozuka
ドリフト

【笹原右京が行く】大黒P.A.発のストリート・カーカルチャー最前線!!

日本のカーカルチャー発信源として、世界からも注目される大黒P.A.。そんなストリートのパワースポットで、若手GTドライバー笹原右京が夜な夜な集まるクルマ好きの愛車をチェックし、現代の“カッコいい”を再定義。
Written by Daisuke Watanabe
読み終わるまで:6分Published on
気分がアガるのはシンプルな見た目で速いクルマですね
スーパーGT、そしてスーパーフォーミュラといった日本最高峰のレースを戦う笹原右京選手。
もちろんクルマも大好きで移動用以外にもお宝として、限定100台でデリバリーされたトヨタ・MR-Sも所有しているという。旧車からカスタム、チューンドが集まる大黒P.A.の盛り上がりっぷりから新たな刺激を受けて、さらにクルマ好きを加速させている。

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01

ホンダ・シビック タイプR[FK8]

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エキゾーストサウンドはテンション上がるッ!!
まず右京選手の目に留まったのは、無限エアロにボルクレーシング・TE37SLを履くシビックタイプR。過剰なローダウンで見た目はイイけど走れないクルマではなく、適正車高の正統派チューニングが持つ独特な雰囲気が、レーサーとしての琴線に触れたようだ。
笹原右京「ちょっと前に自分も無限のデモカーを借りて乗っていたことがあったんですよ。シビックとしては大きいかなって思っていたんですが、改めて見るとやっぱりこのFL型はカッコいいですよね。しかも、派手なドレスアップではなく、ちゃんと走れる車高とパーツのチョイスは、無駄のないシンプルなカッコよさに溢れていると思いますよ」
ホンダ・シビック タイプR[FL5]

ホンダ・シビック タイプR[FL5]

© Hiroaki Kozuka

外装だけでなく、インタークーラーはHKS製を利用して大型化。さらにアペックスのダウンパイプやマフラーを組み合わせることで、吸排気系をブラッシュアップ。これに伴いECUはホンダータを使って書き換えることで、最高出力を350psまで高めるなど、ファインチューンが行なわれている。
また、無限製のドアハンドルカバーといったアクセサリーなど、右京選手も「自分も付けてた!」と親近感を沸かせるポイントも隠れている。

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このシビックタイプRのオーナーは、Red Bull Tokyo Drift 2026 - Creator's Kart Fight -の予選を勝ち抜いた「まつちゃんねる日記」のせいやさんの愛車。幼い頃からクルマ好きだったこともあり、日常的に大黒P.A.には足を運んでいて、この日は偶然にも右京選手の目に留まったのだ。
02

トヨタ・スプリンタートレノ[AE86]

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純正ホイールのリバレルがオシャレ!
続いて注目したのが、年式を感じさせない美しいボディをキープしているハチロク。昔のクルマながらも最小限のカスタムで今風のオシャレなスタイリングにリフレッシュしているのが特徴だ。
笹原右京「自分は群馬出身なので、イニシャルDにもハマっていたんです。だからハチロク、特にリトラクタブルのトレノは当時から欲しいクルマの1台でした。そんな憧れのクルマだったんですが、真剣に買おうと思っていた時はボロボロの車体ばかりで…。
これだけキレイな車体なら普段から乗って楽しみたいって思いますよ」
トヨタ・スプリンタートレノ[AE86]

トヨタ・スプリンタートレノ[AE86]

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このトレノは大切に乗られていたワンオーナー車をベースに、純正色でリフレッシュペイントが施されている。もちろん、内外装ともに純正をしっかりと残しつつ、コンディションの良かった純正シートを残すため、フロントシートはレカロ・LXに交換済み。
もちろんフルノーマルのサバイバーとして扱うのではなく、足元を現代的にリファインしてカスタムムードを高めている。

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"オシャレの基本は足元から"を実践するため、ホイールはハチロク純正を加工して16インチにサイズアップ。純正のディスクデザインながら深リム形状にアップグレードしたことで、純正を維持しながらドノーマルとはひと味違った雰囲気を作り上げている。
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ポルシェ・911ターボ[930]

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速いクルマの雰囲気が特別感を醸し出してる
国産チューンド&カスタムだけでなく、大黒P.A.には様々なジャンルのクルマ好きが集まってくる。そんな中で、右京選手の視線に留まったのがこの930ターボだ。
笹原右京「ポルシェジャパンのジュニアドライバーを務めてた時に991に乗ってたのでポルシェには親近感があって。ただ、やはり往年のモデルとして930ターボは憧れのクルマでしたね。ノーマルではなくフロントバンパーやリアウイングが社外に変わっているだけでも魅力的ですが、細かな飛び石の跡があると、それだけで速さが伝わってきますよね」
ポルシェ・911ターボ[930]

ポルシェ・911ターボ[930]

© Hiroaki Kozuka

90年代の湾岸最高速ブームを牽引していた930ターボも、すでにコレクターモデルとして扱われている。この車両は6年ほど前まで前オーナーがidlersのスプリントレースに使用していた実績を持ち、現オーナーの久保さんの手に渡ってからはストリート専用車として大切にされている。
搭載する3.3Lエンジンはできる範囲内で自らが整備。クリーンな状態をキープするため、バラして磨きをかけているのだ。また、内装はファブリックからオーダーし、シンガーをイメージしたカスタムも施されている。

© Hiroaki Kozuka

シャンパンゴールドとシルバーの中間色となるリネングレーのカラーリングは上品な印象を与える。しかし、フロントバンパーやダクトメッシュには無数の飛び石跡が残され、歴戦の痕跡を残している。リップスポイラーなどはオーナー自らがDIYで取り付けているポイントだ。
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シボレー・コルベット[C7]

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いつかは手に入れたい憧れがC7なんです
右京選手に好きなクルマのお話を伺っていたところ、その筆頭として挙げられたのがコルベットC7。そんな話をしていたところ、偶然にも大黒P.A.にやってきたのが、川崎さんが所有するコルベットだ。
笹原右京「SROジャパンカップで乗ったコルベット GT3-Rがすごく好感触で、いつか自分のクルマとして手に入れたいって考えているんです。特にC7はNAエンジンのFR車で、自分が考えるコルベットの中では完成系だと思うんです。チューニングやカスタムを施したストリートカーというお題とは離れてしまいますが、やはりカッコいいという枠組みでは外せません!」
シボレー・コルベット[C7]

シボレー・コルベット[C7]

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この夜、右京選手のテンションが最も上がったのはコルベット。基本的にはフルノーマルながら、ロングノーズ/ショートデッキのスタイリングに、6.2LのOHV V8エンジンという古典的アメリカンな心臓部という組み合わせは、クルマ好きの大好物とも言えるはず。ちなみに、右京選手はC7を手に入れたらGT3-Rと同じ仕様にすべくキャラウェイに車両を持ち込み、フルチューンを施したいのだとか。

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オーナーの許可を得て運転席に座りエンジンをON。レーシングで重厚なV8サウンドを満喫する右京選手の顔は、まるでオモチャを与えられた子供のよう。過給機なしのNAにこだわり、かつブラックボディのノーマルスタイリングが理想のカタチという川崎さんの言葉にも納得していた。

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