グランドスラムとは?:テニス四大大会の特徴と違い
テニスシーンでファンとプロの両方から最重要視されているグランドスラム。各大会の概要をまとめて紹介!
テニスの “グランドスラム”(四大大会)は、このスポーツにおける最高峰の大会群であると同時に、出場選手たちに独自のチャレンジやサーフェス、雰囲気を提供する大会群でもある。
全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権、全米オープンで構成されるこの4大会では、テニス史に残る瞬間や伝説が生み出されてきた。本記事ではグランドスラムの詳細データやトリビアなどをまとめてみた。
01
グランドスラム:開催日程
大会名
会場
開催地
日程
全豪オープン
メルボルン・パーク
メルボルン(オーストラリア)
1月中旬〜2月上旬
全仏オープン
スタッド・ローラン・ギャロス
パリ(フランス)
5月中旬〜6月初旬
ウィンブルドン選手権
オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ
ロンドン(英国)
6月下旬〜7月中旬
全米オープン
USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター
ニューヨークシティ(米国)
8月下旬〜9月上旬
02
全豪オープン
- 開催時期:1月〜2月
- コート:ハード
- 開催地:メルボルン(オーストラリア)
全豪オープンはテニスシーズンの始まりを告げる大会で、猛暑で知られるオーストラリアの夏に開催されることからフィジカルへの負荷が最も大きいグランドスラムとして知られている。1905年に初開催された全豪オープンは、1988年からメルボルン・パークの近代的な会場で開催されているが、ハードコートのためパワーサーブを中心とした速い展開の試合が多い。
全豪オープンは “ハッピースラム” としても知られている。大会全体の温かい雰囲気と観客の高いエナジーが選手たちに愛されてきたからだ。他にも、深夜まで続く試合、開閉式の屋根付きスタジアム、高気温の順延ルールなどのユニークな特徴を備えている。
全豪オープン歴代最多優勝記録(男子)
- ノバク・ジョコビッチ(10回)
- ロジャー・フェデラー / ロイ・エマーソン(6回)
- アンドレ・アガシ / ジャック・クロフォード / ケン・ロズウォール(4回)
全豪オープン:トリビア
03
全仏オープン
- 開催時期:5月〜6月
- コート:クレー
- 開催地:パリ(フランス)
全仏オープンはグランドスラム唯一のクレーコート大会で、持久力・忍耐力・戦略が問われる真の “戦場” だ。1891年に初開催された全仏オープンは1928年からスタッド・ローラン・ギャロスを会場にしている。
クレーコートは球速が落ちるため、テクニックとメンタルが問われるロングラリーが展開されるときが多い。このため、全仏オープンはサーブやボレーに頼らないオールラウンダー向きと言われている。そのような選手の代表格がラファエル・ナダルで、全仏最多記録となる優勝14回はその才能を明確に示している。
全仏オープン歴代最多優勝記録(男子)
- ラファエル・ナダル(14回)
- マックス・デキュジス(8回)
- ビョルン・ボルグ(6回)
全仏オープン:トリビア
04
ウィンブルドン選手権
- 開催時期:6月〜7月
- コート:グラス
- 開催地:ロンドン(英国)
ウィンブルドン選手権は最も古く、最も格式が高いテニス大会だ。1877年に初開催されたこの英国のトーナメントには、全身白でまとめなければならないドレスコード、名物のいちごとクリーム、ロイヤルファミリーの観戦などの儀式的要素が数多く含まれている。
美しくメンテナンスされているグラスコートは球速を速めてバウンドを抑えるため、試合では強烈なサーブやボレー、短いラリーが増える。そのため、ビッグサーブや反射神経が長所の選手たちが活躍する傾向が強い。
ウィンブルドン選手権の正式名称は “The Championship(ザ・選手権)” であり、つまりはテニスの枠を超えた英国文化の象徴のひとつとして機能している。センターコートの静かな観戦風景も大きな特徴だ。
ウィンブルドン選手権歴代最多優勝記録(男子)
- ロジャー・フェデラー(8回)
- ノバク・ジョコビッチ / ピート・サンプラス / ウィリアム・レンショー(7回)
- ビョルン・ボルグ / ローレンス・ドハティー(5回)
ウィンブルドン選手権:トリビア
05
全米オープン
- 開催時期:8月〜9月
- コート:ハード
- 開催地:ニューヨークシティ(米国)
テニスシーズン最後のグランドスラムとなる全米オープンは、その高いエナジーが他のグランドスラムとは異なる特徴となっている。
1881年に初開催されたこの大会は、ニューヨークシティのクイーンズに位置するフラッシング・メドウズ・パーク内のUSTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センターが会場で、大都市の雰囲気と大声援を送る観客、深夜まで行われる試合などが広く知られている。
全米オープンでは試合の間延びを防ぐために最終セットにタイブレーク制が採用されている。また、全米オープンは審判補助システムのホークアイを初めて導入したグランドスラムでもある。尚、プロたちにとってシーズン最後のビッグチャンスである全米オープンは、意外なチャンピオンが生まれる波乱の展開になるときが少なくない。
全米オープン歴代最多優勝記録(男子)
- ビル・チルデン / リチャード・シアーズ / ウィリアム・ラーンド(7回)
- ジミー・コナーズ / ピート・サンプラス / ロジャー・フェデラー(5回)
- ジョン・マッケンロー / ノバク・ジョコビッチ / ラファエル・ナダル / ロバート・レン(4回)
全米オープン:トリビア
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