インディーゲームの祭典"BitSummit"に行くべき3つの理由
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インディーゲームの祭典"BitSummit"に行くべき3つの理由
2018年5月12~13日に開催された"BitSummit vol.6"の模様をお伝えするとともに、 国内最大級となるインディーゲームの祭典の魅力を紹介。
Written by 戸塚伎一
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"BitSummit vol.6"の会場風景。
"BitSummit vol.6"の会場風景。© Giichi Totsuka
京都府京都市にスタジオを構える独立系ゲーム開発会社"Q-Games"所属のゲームプロデューサー、ジェームズ・ミルキー氏(※当時)の発案によって始まったインディーゲームイベント"BitSummit(ビットサミット)"
2013年3月、市内の多目的ライブホールで開催された第1回目は、海外のメディア関係者が中心に招待されたクローズドなイベントだった。
2014年3月開催の2回目以降は、京都市などの協力を得てイベントの規模が一気に拡大
会場を"京都市勧業館みやこめっせ"の展示場に移し、より多くのデベロッパーが出展し、インディーゲームに興味がある一般入場客で溢れかえる一大お祭りイベントとなった。
そして、2018年5月12~13日に開催された"BitSummit vol.6"は、合計入場者数が初めて1万人を突破。注目度は年々高まる一方だ。
"BitSummit vol.6"の入場を待つ長蛇の列。
"BitSummit vol.6"の入場を待つ長蛇の列。© Giichi Totsuka
任天堂、ソニー(SIE)、マイクロソフトといった大手メーカーもインディーゲームをブース出展。
任天堂、ソニー(SIE)、マイクロソフトといった大手メーカーもインディーゲームをブース出展。© Giichi Totsuka
今回は、"BitSummit"に興味はあるけど「実際どんな雰囲気のイベントなのか?」「地元民以外でも参加する価値があるのか?」といったところで二の足を踏んでいるゲームファンたちに、"BitSummit"の見どころ・参加意義を紹介する。
第7回が来年に開催されるのは、ほぼ既定路線。今のうちに期待を高めておこう。

◆BitSummitのココがいい(1)

⇒国内外の話題のインディーゲームを見て、触れることができる!
もともとは"日本国内デベロッパーのタイトルを世界に発信する"という主旨で始まった"BitSummit"。
2015年開催の3回目以降は、Inndie Mega Boothなどの海外大手インディーゲームショーケースや、DevolberDigitalなどの海外大手インディーゲームパブリッシャーが大がかりなブースを構えるようになり、"世界の良質なインディーゲームが一堂に会するイベント"としての意味あいが強くなった。
世界的に話題のタイトルの最新ビルドから、思わぬ掘り出し物タイトルまで、ありとあらゆるタイプのインディーゲームを遊び倒せるのが、最大の魅力といえるだろう。
国内PCゲームプラットフォームの先がけ"PLAYISM"は、第1回目から参加。
国内PCゲームプラットフォームの先がけ"PLAYISM"は、第1回目から参加。© Giichi Totsuka
韓国や台湾のインディーゲームイベントも、PRがてら自国デベロッパーのタイトルを出展。
韓国や台湾のインディーゲームイベントも、PRがてら自国デベロッパーのタイトルを出展。© Giichi Totsuka
独特のムードを持った2Dドット絵のタイトルも、多数みかけた。
独特のムードを持った2Dドット絵のタイトルも、多数みかけた。© Giichi Totsuka
ゲームのコンセプトに合わせた、凝ったブースの飾りつけも楽しみのひとつ。
ゲームのコンセプトに合わせた、凝ったブースの飾りつけも楽しみのひとつ。© Giichi Totsuka

◆"BitSummit"のココがいい(2)

⇒行楽イベントとして楽しい! 家族やカップルでも楽しめる!
インディーゲームの展示イベントというと、コアなゲーマーが押し掛けるマニアックなイベント……という印象を持っている人もいるかもしれないが、少なくとも"BitSummit"に関してはそんなことはない
来場者が刺激的かつ快適に過ごせるよう、主催団体(一般社団法人日本インディペンデント・ゲーム協会)が試行錯誤を繰り返した結果、ゲーム好きの家族やカップルで来ても楽しめる空間として洗練されたのだ。
会場内の男女比は体感的には6:4。ゲーム展示メインのイベントとしては異例といえる割合だ。
会場内の男女比は体感的には6:4。ゲーム展示メインのイベントとしては異例といえる割合だ。© Giichi Totsuka
特設ステージでは、クリエイターのトークセッションやミニライブなど、常に何かが催されていた。
特設ステージでは、クリエイターのトークセッションやミニライブなど、常に何かが催されていた。© Giichi Totsuka
今回から会場周辺のフード販売が一気に増え、行楽イベントとしても充実した。
今回から会場周辺のフード販売が一気に増え、行楽イベントとしても充実した。© Giichi Totsuka

◆"BitSummit"のココがいい(3)

⇒京都観光もできる! 春から初夏の京都を堪能しよう!
"BitSummit"の開催時期は年ごとに異なるが、春から初夏にかけての週末(土・日)……という点は共通している。
遠方から訪れる場合は、余裕を持たせたスケジューリングで京都観光を兼ねると、有意義なひとときを過ごせるだろう。
ゲームファンであれば、JR京都駅からほど近い場所にある任天堂本社を眺めにいくのも乙なもの。
有名な寺社を見学しにいくのもいいが、ちょっとした町並みを歩いても風情を感じられる。
有名な寺社を見学しにいくのもいいが、ちょっとした町並みを歩いても風情を感じられる。© Giichi Totsuka
ゲーム好きならぜひ一度、"BitSummit"に参加してみて欲しい。
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