ガザ地区の壁を飛び越えたパルクール

【エクストリーム自己啓発!?】4月の新生活で飛躍をとげるための『3つの秘訣』

© Nicola McQuiston / Red Bull Content Pool

「ガザ地区の壁を飛び越えたパルクール」に学ぶ、新生活で壁を飛び越えるための心構えとは?

パルクールのアイディアは「自分の道を見つけること」。それゆえに失敗は賞賛の対象になる。挑戦して学んだことを意味するからだ

巨大な防護壁に囲まれている「天井のない監獄」から、エクストリームな技で世界へ羽ばたいた。パレスチナ・ガザ地区の難民キャンプで、とあるyoutube画像からパルクールと出会い、ならば自分たちもと練習を重ね、いまでは逆に世界へ発信する立場へと変わったガザ地区のヒーローたち。

逆境のなかで自分の道を見つけ、失敗を恐れず挑戦を続ける彼らの考え方には、新生活をスタートした人たちにとって、仕事や学業、趣味を充実させるうえでのヒントが数多く潜んでいます。

1:逆境を逆手に取る

2人は動画でトリックを学びながら近所の壁を使った練習を始めたが、戦争で破壊された建物が多かったため、練習場所には困らなかった

一般的な感覚であれば、スポーツを始めるにあたって、ガザ地区はもっともふさわしくないでしょう。パレスチナの一角に位置するガザ地区は、イスラエルに軍事封鎖されたことで「天井のない監獄」と呼ばれるところ。度重なる紛争、イスラエルやエジプトによる輸出入の制限、封鎖により、民生は極めて劣悪な状況にあるといいます。

なのに、彼らはパルクールに魅了され、それを実践する過程において、破壊された建物をむしろメリットとして挙げています。

こうした、逆境を逆手にとって味方につけてしまうポジティブシンキングこそ、私たちが参考にしたい部分です。通勤時間が長くて会社と家との往復だけで終わってしまうと嘆くまえに、その長い通勤時間を活かして語学や興味のあることでも学んでみたいですね。

2:挑戦するのに、遅すぎることはない

パルクールをしていると、あらゆる困難を乗り越えられると思えるんだ。自分を止めるものはなにもない。ゴールに辿り着くまで挑戦を続けるだけだ

なにしろ10年前まではパルクールという言葉すら知らなかったのです。難民キャンプの頼りない通信回線を通して届くyoutubeの動画を見ながら、彼らは自己流で練習を続けました。活動当初は誰にも理解されず、世間の風当たりも強かったと言います。どこからどう切り取っても困難だらけです。でも、挑戦を続けた結果、いまやパルクールの魅力を世界中へ発信する立場へと変わったのだから、驚くべき成長です。

上のコメントにある「パルクール」の部分は、もちろん人によって違う言葉が入るでしょう。まず、自分が無我夢中になれるような興味対象を見つけられるか。そのうえで「それに挑戦するのに遅いことはない」と彼らは身をもって証明してくれています。

3:サステナビリティ(持続可能性)を考える

現地の子供たちにパルクールを教え、将来的にはジムを建設することを計画している

「サステナビリティ」(sustainability)とは、「持続可能性」または「持続させることができる」という意味です。パルクールを軌道に乗せたガザ地区の彼らはいま、次なるステップとして後進の育成や、社会の健全化への貢献を考えています。

それはがむしゃらなプレイヤーだった頃から、さらに一歩前へ進んだ考え方。決して自分だけではなく、周囲を巻き込み、みんなで一丸となって発展を目指す。彼らの目的はいまや、自身のパルクールとしての技術を極めることから飛躍して、社会全体への健全化へと向けています。これこそがサステナビリティを高める考え方です。

もちろん、最初から明確な目標地点が定まっていなくても、心配する必要はありません。がむしゃらに自分の道を歩んでいけば、彼らのように新たな夢や目標が芽生えてくるはずです。