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カリッサ・ムーアの美しき言葉

ハワイで「カリッサ・ムーア・デイ」が制定された。記念式典でのカリッサ・ムーアの言葉を紹介する。
Written by Josh T. Saunders
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3度のワールドチャンピオンを誇るカリッサ・ムーア

3度のワールドチャンピオンを誇るカリッサ・ムーア

© Jason Kenworthy

女子トップサーファーのカリッサ・ムーアのこれまでの活躍を記念して、ホノルル市のカーク・カルドウェル市長がハワイ州の1月4日を「カリッサ・ムーア・デイ」に定めた。記念式典でのカリッサ・ムーアのコメントを紹介する。
「今回、素晴らしい名誉を与えてくださったカルドウェル市長に感謝します。ハワイ州、家族、友人、スポンサー、そして私を応援してくださる皆さんへの感謝の気持ちは言葉では言い尽くせません。今のような自分になるとは、ましてや自分の記念日が制定されるような存在になるとは思ってもいませんでした。大統領や世界を変えてきた偉人の皆さんが祝福されるのは理解できますが、私はただその日を楽しんで生活することに恵まれたひとりの女性に過ぎません」
「これまでの人生で学んだ最も重要なことは、成功は一瞬によってもたらされるものではないということです。表彰台や優勝は人生においてほんの一瞬です。すぐに過ぎ去ってしまいますし、他人に取って代わられるものです。自分の中に永遠に残るのは、人々と共有した時間です。共有できた優しさ、楽しさ、笑顔などが残るのです。私たちは時として結果に拘りすぎてしまい、そこまでの一歩一歩を楽しむことを忘れてしまいます。愛する人たちと自分が情熱を注げる何かを共有する時間をゆっくりと楽しむことが重要なのです。勝っても負けても、最後に自分の人生に意味をもたらすのはそのような時間だと思います」
「皆さんも、自分が好きなことに時間を使ってください。自分の心と魂が喜ぶことをして、それを大切な人と共有してください。自分の中に永遠に残る時間を生み出してください」
「そして夢を諦めないでください。どんなことでも実現可能ですから。私を信じて、夢の実現に力を貸してくださった皆さんに改めて感謝します。これからもハワイの誇りになれるように、そしてアロハを世界中に届けられるように活動していければと思っています。マハロ!」

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