トレイルを疾走するモトクロスの排気ガスの匂いがもはや過去の物になった近年は、電動モトクロッサー(またはe-ダートバイク)が人気を高めており、手掛けるメーカーの数も増え続けている。
電動モトクロッサーはバッテリー駆動で、ラフな地形を想定して設計されている。冒険好きのライダーたちは従来のモトクロスでのライディングを存分に楽しみつつ、よりエコフレンドリーな電動モトクロスも楽しむようになっている。
今回のリストで紹介するバイクは電気だけで走行し、充電を済ませればすぐにトレイルを攻めることができる。
今回紹介する最先端の電動モトクロッサーならきっとトレイルの注目を集めるはずだ。これらのバイクなら、従来のダートバイクと同様のオフロードライディングを楽しめると同時に、以下のような電動パワートレインならではの恩恵を得ることもできる。
- ゼロエミッション
- 低ランニングコスト
- メンテナンス頻度の減少
- 走行時の静粛性
電動モトクロッサーの購入を検討しているなら、まずは以下に紹介する10台をチェックしてみよう。
1:KTM Freeride E-XC
KTM Freeride E-XCは電動モトクロッサーの頂点に位置している。このバイクは取り外しが簡単なKTM PowerPackリチウムイオンバッテリーを備え、予備バッテリーを購入すれば1日中ライディングを楽しむこともできる。
コンペに出場するのも、お気に入りのオフロードトレイルを走るのにも問題ない。馬力こそ控えめだが、Freeride E-XCは42Nmもの強大なトルクを発生する。印象的なエルゴノミックデザイン、軽量性に優れたフレーム、扱いやすいハンドルバーを備えているためプロライダーにも最適だ。
- 価格:$8300(約87万8千円)
- トップスピード:80.4km/h
- 充電時間:1.8時間
- バッテリー持続時間:1.5〜3時間
- 重量:111.1kg
2:Alta Motors Redshift MX
Alta Motorsには業界トップクラスの電動モトクロッサーを手掛けた経験があるため、彼らのRedshift MXを見た人が圧倒されるのは当然だ。このバイクにはパワフルなリチウムイオンバッテリーパック、クラッチレスのトランスミッション、軽量フレームが備えられている。
Redshift MXはプロライダーをターゲットにしており、従来の250ccバイクにも間違いなく対抗できる。プライスタグは高価だが、目を見張るパワーとハンドリング性能には散財するだけの価値がある。現在、Alta Motorsは電動モトクロッサーの生産を中止しているが、中古を探すだけの値打ちはある。
- 価格:$10,495(約111万円)
- トップスピード:80.4km/h
- 充電時間:2時間
- バッテリー持続時間:1時間
- 重量:118.3kg
3:Cake Kalk&
Cake Kalk&は同社が初めて手掛けた公道走行可能な電動バイクだ。このヨーロッパスタイルのe-ダートバイクなら、オフロードと舗装路の両方で快適なライディングが楽しめる。パワフルなバッテリーはスピードの要求を十分に満たしつつ、充電1回で86.9kmもの航続距離を実現する。
常軌を逸したプライスタグゆえ、Kalk&は初心者よりも熱心なホビーライダーに理想的なバイクと言えるが、扱いやすさは群を抜いている。
- 価格:$14,000(約148万2千円)
- トップスピード:90.1km/h
- 充電時間:2.5時間
- バッテリー持続時間:3時間
- 重量:78.9kg
4:Zero FX
スポーツベースの電動ダートバイク、Zero FXで観客を沸かせよう。このバイクは約136.7km/hのトップスピードを誇り、ベテランライダーにも本格的なアドレナリンラッシュをもたらす。エコモードとスポーツモードの切り替えで最適な出力が得られる上に、Zero Motorcyclesのモバイルアプリを使えばライディングの細部まで最適化できる。
今回紹介するバイクの中では最も充電時間が長い部類に入るが、バッテリー持続距離約146km・最大出力46馬力・最大トルク105.75Nmというスペックが手に入るのならその価値は大いにある。
- 価格:$8,995(約95万2千円)
- トップスピード:136.7km/h
- 充電時間:9.7時間
- バッテリー持続距離:フル充電1回につき約146km
- 重量:111.9〜132.9kg
5:Electric Motion Escape
Electric Motion Escapeはトライアルバイクに分類されているが、優れたオフロードバイクでもある。この最新モデルはハンドリングに優れており、あらゆるスキルレベルに適応した良質な電動バイクだ。3種類設定されたパワーマップから自分にとって適切な出力を設定できる。レースでの使用は無理かもしれないが、お気に入りのトレイルを爽快に走り回れるはずだ。
- 価格:$8,427(約89万2千円)
- トップスピード:72.4km/h
- 充電時間:2.5時間
- バッテリー持続距離:フル充電1回につき約59km
- 重量:77.1kg
6:Kuberg Cross Hero
我が子のためのビギナーバイクを探しているのなら、Kuberg Cross Heroは絶好のチョイスになる。この小柄なバイクは体重99kgまでサポートしているので、中学生まで余裕で対応できる(もちろん、父親が乗り回すのも可能だ)。トップスピードがわずか27km/hなのでレースには無理だが、バイクの乗り方を学び始めたばかりのキッズには十分なスピードだ。
- 価格:$2,500(約26万5千円)
- トップスピード:27km/h
- 充電時間:6時間
- バッテリー持続時間:2時間
- 重量:34.9kg
7:Kuberg FreeRider
先に紹介したCross Heroから卒業する時期が来たら、FreeRiderへアップグレードしても良いだろう。このバイクの高品質なフロントフォークとリアショックはビギナーの快適なライディングに最適だ。特色のひとつは、3種類の異なるタイヤサイズから選べる点だ。最速の市販バイクではないが、カジュアルに楽しみたいライダーにはパーフェクトだ。
- 価格:$3,999(約42万3千円)
- トップスピード:54.7km/h
- 充電時間:2.5時間
- バッテリー持続時間:1時間
- 重量:35.8kg
8:Bultaco Brinco R
レースに勝てるバイクではないが、ダートバイクとMTBのハイブリッドを探しているならBultaco Brinco Rは素晴らしいチョイスになる。このバイクは強大なパワーを誇るため、正しくコントロールするためにはライダーにある程度の経験値が求められる。公道走行不可なのが難点だが、私有地のトラックやトレイルでは存分に楽しめる。
- 価格:$5,400(約57万2千円)
- トップスピード:107.8km/h
- 充電時間:3時間
- バッテリー持続距離:フル充電1回につき約96.5km
- 重量:39kg
9:MotoTec 24 V
モトクロスレーサーを目指すための正真正銘のエントリーレベル・ダートバイクがMotoTec 24 Vだ。この可愛らしいサイズのバイクはキッズに最適で、多大な初期投資を投じることなく我が子をライディングの世界に触れさせる絶好の方法となる。ディスクブレーキの制動力は十分で、フルサスペンションが快適な乗り心地を提供する。
このバイクで本格派e-ダートバイクのペースについていくことはできないが、大人と一緒に走るのに必要なスキルを身に付けることはできる。
- 価格:$329(約3万5千円)
- トップスピード:24.1km/h
- 充電時間:4〜6時間
- バッテリー持続時間:1時間
- 重量:29.9kg
10:Sur-Ron MX
Sur-Ronはどのレベルのライダーでもライディングを習得できる優秀な大人用ダートバイクを手掛けている。このMXは、スポーツモード時にスロットルを抜けば、コースティング(慣性走行)回生を使ってバッテリーをリチャージする。
モディファイ前の公道仕様のトップスピードが約32km/hなのでどこでも楽しめるバイクではなく、スピードも中庸なためレースバイクというよりはホビーバイクだ。
- 価格:$3,500 - $4,500(約37万円〜47万6千円)
- トップスピード:72.4km/h
- 充電時間:3時間
- バッテリー持続距離:フル充電1回につき約99.7km
- 重量:49.8kg
従来のモトクロッサーの “エコフレンドリーモデル” を探しているのなら、今回紹介したe-ダートバイクをチェックしてみよう。電動モトクロッサーの利点を理解するライダーが増えれば、興味をそそられるモデルの数が増えていくはずだ。