勝利を喜ぶマークス
© Cait Miers/World Surf League
サーフィン

WSLとは?:サーフィンプロツアーのすべてを知る

世界のサーフシーンを統括する巨大な組織はどのような経緯で誕生したのだろうか? どのようなイベントやカテゴリーがあるのだろうか? どのように観戦すれば良いのだろうか? WSLのすべてを解説する。
Written by Chris Binns
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WSLとは?

WSLは巨大だ。毎年世界中から約1,000のサーファーたちがショートボードロングボードビッグウェーブツアーに分けられている各種イベントに出場している。
サーファーたちは世界7地域に設立されているジュニアおよびQS(Qualifying Series = 予選シリーズ)からスタートしたあと、CS(Challenger Series = チャレンジャーシリーズ)への昇格を経て、ワールドチャンピオンが決まる最高峰CT(Championship Tour = チャンピオンシップツアー)を目指す。
今回はこの巨大なグローバルリーグの詳細を解説していこう。
02

WSLの構造

WSLのショートボードは、QS・CS・CTの3階層で構成されている。WSLの年会費を払ったサーファーなら誰でもQSのイベントに参加できる。QSでは、出場者数50以下の比較的小規模なイベントから出場者数100超の大規模なイベントまでが開催されている。
また、波のクオリティと賞金総額に応じてQS1000からQS5000までランク分けされており、より大きなイベントほどより多くのポイントが獲得できるようになっている。
各地域のQSシーズンで必要十分なポイントを獲得したサーファーは、翌シーズンにCSへ昇格する。CSは次に控えるCTへの登竜門あるいは2部リーグ的な位置づけだ。
CTサーファーのレオナルド・フィオアラヴァンティ

CTサーファーのレオナルド・フィオアラヴァンティ

© Ryan Miller

現在、各CSイベントは男子80名・女子48名で開催されている。このうち、男子49名と女子30名は7地域(オーストラリア・オセアニア | アジア | アフリカ | ヨーロッパ | ハワイ・タヒチ | 北米 | 南米)のQSから昇格したサーファーたちだ。
残りは、前シーズンのワールドジュニアチャンピオン2名、CTのシーズン前半で上位に残れず降格したサーファー、あるいはCSで上位に残ったサーファーたちで構成されている。
2019年のワールドチャンピオン、イタロ・フェレイラ

2019年のワールドチャンピオン、イタロ・フェレイラ

© WSL/Ed Sloane

男子CSでトップ10に入るか、女子CSでトップ5に入れば、翌シーズンのCT出場権が得られる。CTは男子32名・女子16名で構成されており、各イベントには男子4名・女子3名のワイルドカード(シーズンワイルドカード / イベントワイルドカード)が追加出場する(2025シーズン)。
シーズンフィナーレとしてCSの男女トップ5が1日開催のWSLファイナルズへ出場し、このイベントの優勝者がそのシーズンのワールドチャンピオンになる。
03

誰でもWSLサーファーになれるのか?

答えは「イエス」だ。WSLには誰でも参加できる。年会費を払えば世界中で開催されているQSイベントへの出場権が得られるが、CS昇格に必要なポイントは、登録地域(居住地域)で開催されるQSイベントでしか獲得できない。
04

WSLの出場人数

世界7地域の様々なロケーション(カナダ、インド、ペルー、韓国などでも開催されている)で開催されているQSには合計数千名が参加している。
毎シーズン男子80名・女子48名が、最高峰CTを目指してQSからCSへ昇格している。
CTは男子32名・女子16名で構成されており、全9戦のすべてでワイルドカードサーファーが追加招集される。
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WSLのトップサーファー

ケリー・スレーターが文句なしの史上最強サーファーだ。ワールドチャンピオンに11回輝いている彼は、他にも無数のタイトルを獲得しており、その知名度と影響力はサーフシーンに留まらない。
革新的なサーフボードデザイン、ウェーブプールの建造、環境保護活動、1990年代のセレブリティ的ステータスなどで知られるスレーターは、マイケル・ジョーダン(バスケットボール)、タイガー・ウッズ(ゴルフ)、トム・ブレイディ(アメリカンフットボール)のようなスポーツアイコンたちと同列で語られることも少なくないグローバルアスリートだ。
ケリー・スレーター

ケリー・スレーター

© Steve Sherman

アンディ・アイアンズは、そのスレーターを初めて脅かしたサーファーとして世界中にその名を知られている。2002シーズンから2004シーズンまでワールドチャンピオン3連覇を達成したアイアンズは、残念ながら若くしてこの世を去ってしまったが、ハワイ州知事がその功績を讃えて、2月13日をアンディ・アイアンズ・デイに制定した。
尚、史上初の女子ワールドタイトル5回を達成したカリッサ・ムーアも、同記録を達成した1月4日がカリッサ・ムーア・デイに制定されている。
2014シーズンにブラジル人初のワールドチャンピオンに輝いたあと、さらに同タイトルを2回獲得したガブリエウ・メジーナは、ブラジルの国民的英雄として崇められている。全国紙や雑誌の表紙を飾ることも多く、Instagramで140万人以上のフォロワーを誇る彼は、同国の有名サッカー選手たち(ネイマールは除外)と並ぶ人気を誇る。
トロフィー群とミック・ファニング

トロフィー群とミック・ファニング

© Corey Wilson/Red Bull

ミック・ファニングは最も有名なオーストラリア人サーファーだ。家族の不幸を乗り越えてワールドタイトルを3回獲得した彼は、2015年にジェフリーズ・ベイでのイベント中にサメに襲われたことでも有名だ。女子ワールドタイトル8回を誇るステファニー・ギルモア同タイトル7回を誇るレイン・ビーチリーも同じく母国オーストラリアで高い人気を誇る。
また、日本出身の五十嵐カノアとポルトガル出身のフレデリコ・モライスもそれぞれの母国で抜群の知名度を誇る。CTで活躍するモロッコ出身のラムジ・ブキアムとインドネシア出身のリオ・ワイダは、東京オリンピックで旗手を務めた。
次世代を担うサーファーとしては、ケイトリン・シマーズモリー・ピクラムグリフィン・コラピントジャック・ロビンソンなどが挙げられる。
06

WSLのヒート

QSCSの各ヒートはサーファー4名で構成され、上位2名が次のラウンドへ進出する。ファイナル(決勝)1v1になるまでこのフォーマットが維持される。
CTでは最初のラウンドではサーファー3名ずつのヒートが行われ、上位2名が次のラウンドへ進出する。次のラウンドからは1v1のヒートがファイナルまで続く。各ヒートは20〜30分だが、コンディション次第で時間が追加される。
USオープンには大観衆が集まる

USオープンには大観衆が集まる

© Jimmy Wilson

波1本につき10ポイント満点で採点され、ポイント上位2本の合計ポイントが当該ヒートの最終ポイントになる。同じヒートを戦うサーファーたちはプライオリティジャッジによって決められた順番で波に乗る。サーファーが乗れる波の本数に制限はない。
ヒート開始時はプライオリティ(優先権)が設定されていないため、一斉に波を待つことになる。最初に波に乗る選手が出た時点で、プライオリティが順番に決まっていく。自分より高いプラオリティのサーファー(先に波に乗れるサーファー)の邪魔をしてしまった場合は、ジャッジからインターフェアレンスルールがコールされ、スコアが半分またはゼロまで減点される可能性がある。
フィジーのジャッジタワー

フィジーのジャッジタワー

© Ryan Miller

最初にプライオリティが与えられたサーファーは良い波を待てるが、彼(彼女)より低いプライオリティのサーファーたちは小さな波が良い波に変わることに期待しながら動き回ることになる。
波を読む力に優れており、良い波をキャッチできるサーファーにとってプライオリティは非常に大きなアドバンテージになるが、波を待ちすぎると、波に乗れずに終わってしまう可能性がある。
通常、各イベントは3〜5日間の日程で開催できるが、波と天候が予測不可能なことから、最長12日間の開催日程が許可されている。
CTの1v1ヒートでは、2ヒートが半分重なって同時に行われるときがある(先行ヒートの後半と次のヒートの前半が重なる)。このようなケースでは、ヒートは最長46分間で行われる。ラインアップしたサーファー2名は、自分たちより先に海に入っていた2名に優先権を譲る。一方、ヒート後半では、自分たちよりあとに海に入ってきた次のヒートの2名に対して優先権を得る。
読んだだけでは複雑なフォーマットに思えるかもしれないが、これはより短時間により多くのヒートを消化する方法として有効だ。ちなみに、このフォーマットはケリー・スレーターが考案した。
07

WSLの得点方法

WSLのルールブックを参照していこう。
サーファーは、WSLの採点対象となっている要素をパフォーマンスして、得点確率を最大限まで引き上げる必要がある。
ジャッジは以下の要素を採点基準として採点する:
  • 取り組み方・難易度
  • 革新的 / 先進的マニューバ
  • メジャーマニューバのコンビネーション
  • マニューバーのバラエティ
  • スピード・パワー・フロウ
一部の要素の重要性は、開催地当日のコンディション、そしてコンディションの変化によって変動する可能性があることに留意しなければならない。
ジャッジパネル5名で構成され、各ジャッジが波1本に対して10ポイント満点で採点する。波が採点対象となった場合、最高ポイントと最低ポイントが削除され、残りのジャッジ3名分の平均ポイントがその波のポイントとして記録される。
どのラウンドでも、ポイント順で上位2本の波の合計が当該ヒートの最終ポイントになる。波1本における最高ポイントは10ポイントのため、各ラウンド(ヒート)20ポイントが最大となる。
ジョーディ・スミス

ジョーディ・スミス

© Trevor Moran

CTでは、これまでに8回“パーフェクト20” が記録されている。ケリー・スレーターが単独首位の3回を記録しており、オーウェン・ライトが2位となる2回を記録している。また、2017年の南アフリカ(ジェフリーズ・ベイ)では、同国出身のジョーディ・スミスが地元ファンの前で1回記録した。
しかし、特筆すべきは米国出身のシェーン・ベシェンだろう。彼は波3本がヒートの最終ポイントだった1996年に “パーフェクト30” を達成している。
08

ミッドイヤーカット

サーファーのレベルが毎年上がっていることを受けて、近年のWSLは賛否両論のルールやフォーマットを次々と導入してきた。そのひとつが、CTの出場サーファー数をシーズン中に減らすルール、ミッドイヤーカットだ。
また、1日でワールドチャンピオンが決まる “一発勝負” のWSLファイナルズも近年追加されたフォーマットだ。

15分

モリー・ピクラム:What it Takes

モリー・ピクラムのWSL CTデビューイヤー密着ドキュメンタリー(英語音声)

英語

09

カラージャージの意味

サーファーたちはジャッジに対する視認性を高めるために鮮やかな色のジャージを着用している。これは、ビーチの沖に出て、日光や霧で見えなくなるときもあるというサーフイベントの特性への対抗策だ。
近年のWSLでは、CTの暫定首位に立っているサーファーイエロージャージを着用するルールが採用されている。首位のサーファー以外が戦うヒートでは、ランキング上位のサーファーがレッドジャージを着用している。
イエロージャージを着用したグリフィン・コラピント

イエロージャージを着用したグリフィン・コラピント

© Aaron Hughes/World Surf League

10

WSL CT 2025シーズンのスケジュール

CT 2025シーズンは全11戦が予定されており、そのあとで男女トップ5がシーズンフィナーレのWSLファイナルズに進出する。
WSLファイナルズは、2021シーズンの導入以来、カリフォルニア州ロウワートレッスルズで開催されてきたが、2025シーズンはフィジークラウドブレイクで初開催される。この1日開催のイベントを制した男女サーファー1名ずつがワールドチャンピオンに輝く。

イベント名

日程

会場

1月27日−2月8日

バンザイ・パイプライン(米国 | オアフ島)

2月14日−16日

フダリヤット島(UAE | アブダビ)

3月15日−25日

スーパーチューボス(ポルトガル | ペニシェ)

4月2日−12日

プンタ・ロカ(エルサルバドル | ラ・リベルタード)

4月18日−28日

ベルズ・ビーチ(オーストラリア | ビクトリア)

5月3日−13日

スナッパー・ロックス(オーストラリア | クイーンズランド)

5月17日−27日

マーガレット・リバー(オーストラリア | 西オーストラリア)

6月9日−17日

ロウワートレッスルズ(米国 | カリフォルニア州)

6月21日−29日

サクアレマ(ブラジル | リオデジャネイロ)

7月11日−20日

ジェフリーズ・ベイ(南アフリカ | イースタンケープ)

8月7日−16日

チョープー(フランス領ポリネシア | タヒチ)

8月27日−9月4日

クラウドブレイク(フィジー | タバルア)

モリー・ピクラムとジャック・ロビンソン

モリー・ピクラムとジャック・ロビンソン

© Tony Heff/World Surf League

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WSL歴代ワールドチャンピオン

男子

女子

2015

アドリアーノ・デ・スーザ

カリッサ・ムーア

2016

ジョン・ジョン・フローレンス

タイラー・ライト

2017

ジョン・ジョン・フローレンス

タイラー・ライト

2018

ガブリエウ・メジーナ

ステファニー・ギルモア

2019

イタロ・フェレイラ

カリッサ・ムーア

2021

ガブリエウ・メジーナ

カリッサ・ムーア

2022

フィリペ・トレド

ステファニー・ギルモア

2023

フィリペ・トレド

キャロライン・マークス

2024

ジョン・ジョン・フローレンス

ケイトリン・シマーズ

12

WSLの歴史

1976年10月、ハワイ出身のランディ・ラリックフレッド・ヘミングスが、世界各地で開催されているサーフイベントを管轄するためにインターナショナル・プロフェッショナル・サーファーズ(IPS)を設立した。
そして、同年前半に開催済みの9イベントと開催予定の複数のイベントがシーズンとしてまとめられたあと、1977年1月に当時23歳だったオーストラリア出身のピーター・タウンエンドが初のIPSワールドチャンピオンに輝いた。
翌シーズンには、ハワイ出身のマーゴ・オバーグが女子初のワールドチャンピオンに輝き、男子が南アフリカ出身のショーン・トムソンがワールドチャンピオンとなった。IPSでは1982年までタイトルが用意され、オーストラリア出身のマーク・リチャーズが1979年から男子4連覇を達成し、女子はオバーグが最多となる合計3回のタイトル獲得を成し遂げた。
マーク・リチャーズ(1976年)

マーク・リチャーズ(1976年)

© John Witzig

13

IPS歴代ワールドチャンピオン

男子

女子

1976

ピーター・タウンエンド

1977

ショーン・トムソン

マーゴ・オバーグ

1978

ウェイン・バーソロミュー

リン・ボイヤー

1979

マーク・リチャーズ

リン・ボイヤー

1980

マーク・リチャーズ

マーゴ・オバーグ

1981

マーク・リチャーズ

マーゴ・オバーグ

1982

マーク・リチャーズ

デビー・ビーチャム

14

ASPの設立

1983年、オーストラリア出身のイアン・ケアンズアソシエーション・オブ・サーフィン・プロフェッショナルズ(ASP)を設立すると、スポンサー活動を簡便化するために本部をカリフォルニア州に構えた。
その後、1980年代から1990年代にかけてイベント数と賞金総額の増加に伴う形でASPは大きく成長したが、他のスポーツと同じくアップダウンが激しく、リーグの構造やイベントフォーマットが目まぐるしく変わり続けた。
1986年にASP初のロングボード部門ワールドチャンピオンが誕生し、1998年には初のジュニアタイトルも設定された。
1992年になると、ショートボードサーファーの増加を受けてシーズンが階層化され、World Qualifying Series(WSL)から昇格しなければ、ワールドチャンピオンのタイトルが争われる最上位のWorld Championship Tour(WCT)に参戦できないようになった。
1999年、ASPはサーフブランドトップ3のRip CurlQuiksilverBillabongに接近するために本部をオーストラリア・ゴールドコーストのクーランガッタへ移した。
そして、WCTのCEOに1978年のワールドチャンピオンだったウェイン・バーソロミューに据えると、“量より質” のアプローチを採用してDream Tourを新たに創設。これによって世界のサーフシーンは黄金時代を迎えることになる。サーフブランドの流行も相まって、このイベントシリーズは急速に世界中のサーファーの憧れになった。
ケリー・スレーターとアンディ・アイアンズ

ケリー・スレーターとアンディ・アイアンズ

© Pat Stacy

同時に、1990年代はケリー・スレーターの時代でもあった。1992年に初のワールドタイトルを獲得したスレーターは、1993年から1998年まで5連覇を達成。マイケル・ジョーダンとバスケットボール、あるいはトニー・ホークとスケートボードのように、スレーターもサーフィンと同意語として扱われるようになった。
2000年代前半にはASPがサーフィン初のインターネット配信を開始した。そして、世界中のあらゆるサーフファンが簡単にアクセスできるようになったことと、ケリー・スレーターとハワイ出身のアイディ・アイアンズの激しいライバル関係によって、ASPはさらなる成長を遂げた。
その後、2012年にスレーターのマネージメント会社を含む米国のコンソーシアムがASPを買収し、2015年にリブランディングされた。
15

ASP歴代ワールドチャンピオン

男子

女子

1983−84

トム・キャロル

キム・メアリグ

1984−85

トム・キャロル

フリーダ・ザンバ

1985−86

トム・カレン

フリーダ・ザンバ

1986−87

トム・カレン

フリーダ・ザンバ

1987−88

ダミアン・ハードマン

ウェンディ・ボサ

1988

バートン・リンチ

フリーダ・ザンバ

1989

マーティン・ポッター

ウェンディ・ボサ

1990

トム・カレン

パム・バリッジ

1991

ダミアン・ハードマン

ウェンディ・ボサ

1992

ケリー・スレーター

ウェンディ・ボサ

1993

デレク・ホー

ポーリーン・メンツァー

1994

ケリー・スレーター

リサ・アンダーセン

1995

ケリー・スレーター

リサ・アンダーセン

1996

ケリー・スレーター

リサ・アンダーセン

1997

ケリー・スレーター

リサ・アンダーセン

1998

ケリー・スレーター

レイン・ビーチリー

1999

マーク・オクルーポ

レイン・ビーチリー

2000

サニー・ガルシア

レイン・ビーチリー

2001

CJ・ホブグッド

レイン・ビーチリー

2002

アンディ・アイアンズ

レイン・ビーチリー

2003

アンディ・アイアンズ

レイン・ビーチリー

2004

アンディ・アイアンズ

ソフィア・ムラノビッチ

2005

ケリー・スレーター

チェルシー・ジョージソン

2006

ケリー・スレーター

レイン・ビーチリー

2007

ミック・ファニング

ステファニー・ギルモア

2008

ケリー・スレーター

ステファニー・ギルモア

2009

ミック・ファニング

ステファニー・ギルモア

2010

ケリー・スレーター

ステファニー・ギルモア

2011

ケリー・スレーター

カリッサ・ムーア

2012

ジョエル・パーキンソン

ステファニー・ギルモア

2013

ミック・ファニング

カリッサ・ムーア

2014

ガブリエウ・メジーナ

ステファニー・ギルモア

16

WSLの設立

ASPのリブランディングされた2015年からサーフシーンを統括しているのが、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)だ。本部はオーストラリアから米国カリフォルニア州サンタモニカへ再び移され、CTの自社放送をはじめとする様々な変化が起きていった。
しかし、その中の最大の変化は、カリッサ・ムーア、ステファニー・ギルモア、タイラー・ライトによる三つ巴のタイトル争い女子と男子の賞金額の均一化、そしてケイトリン・シマーズとモリー・ピクラムの台頭をはじめとする、女子サーフシーンの大きな発展だろう。
ケイトリン・シマーズ

ケイトリン・シマーズ

© Brent Bielmann/World Surf League

2023年には、キャロライン・マークスが2016年以来となる新女王となり、その1年後にはケイトリン・シマーズが初タイトルを手にした。モリー・ピクラムもサーフシーン最大のタイトル獲得に向けて猛進している。
男子に目を向けると、“ブラジリアン・ストーム” が勢いを増していった。過去10年でイタロ・フェレイラアドリアーノ・デ・スーザガブリエウ・メジーナフェリペ・トレドのブラジル勢を上回ってタイトルを獲得したのは、ハワイ出身のジョン・ジョン・フローレンスだけだ。
“ブラジリアン・ストーム”

“ブラジリアン・ストーム”

© Renato Tinoco

一方で、グリフィン・コラピントジョアン・チアンカジャック・ロビンソンが率いる新世代サーファーたちが徐々に上位に進出しており、タイトル獲得を照準に捉えている。
次の数年は歴史に残るエキサイティングなシーズンが続くだろう。新世代サーファーたちが台頭し、女子サーファーたちがこれまで以上のハードプッシュを見せるようになっている今、WSLを見逃す手はない。
WSLのウェブサイトでは、すべてのQS・CS・CTがライブ配信されている。視聴はこちら>>
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