Artwork of the agents Phoenix and Jett from the video game Valorant.
© Riot Games
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『VALORANT』:最新ローテーションマップ 全攻略ガイド

『ヴァロ』の各マップで何を注意し、どのようなプレイをしたら良いのかを理解して、トップレベルへ近づこう!
Written by Miri Teixeira
読み終わるまで:12分公開日:
『VALORANT』のすべてのマップをマスターするのは相当難しいタスクだ。ローテーションの7マップをマスターするのでさえかなり難しい。各マップにはメリット(とデメリット)があり、プレイヤーのプレイスタイル、エージェント、クラスによってほぼ無限の攻略方法が存在する。
『VALORANT』のマップは、マッププール内から特定のグループに最も人気のあるマップを分析する専用システムによって決められている。マッチのために10人のプレイヤーグループが決定すると、彼らが直近5マッチでプレイしたマップが分析対象となり、その中で2回以上プレイしているマップがすべて除外されたあと、最もプレイ回数が少ないマップが選択される。よって、すべてのマップのための戦略を用意しておくことが助けになる。
『VALORANT』のトップストリーマーとして活躍しているTiffae

『VALORANT』のトップストリーマーとして活躍しているTiffae

© Maria Jose Govea/Red Bull Content Pool

『VALORANT』のプロプレイヤーたちのプレイの視聴は、できる限り多くの方法ですべてのマップをプレイするのと同じくらい非常に有益な情報源だ。また、本ガイドを最大限活用するためには、各マップのコールアウト用語を覚えておくのが良いだろう。
プロプレイヤーのプレイを視聴し、できる限り自分でプレイし、コールアウトや用語も覚えたなら、本ガイドが次のマッチで自分を正しい方向へ進めてくれるはずだ!
01

現行ローテーションマップ(2024年5月)

  • ロータス / Lotus
  • サンセット / Sunset
  • ブリーズ / Breeze
  • アセント / Ascent
  • バインド / Bind
  • スプリット / Split
  • アイスボックス / Icebox
02

ロータス

自然がテーマの【ロータス】は、レイアウトが多様でサイズが大きいエキサイティングなマップだ。ジャングルや水場、大きな蓮などのチャレンジの多さがこのマップがプロプレイヤーたちに好まれている理由だ。
【ロータス】にはA / B / Cの3サイトが存在する。AとCに回転ドア、Bに破壊できる壁、ディフェンス側のスポーンに通じるAドロップなどがあるこのマップはバランスが取れたマップとして考えられている。
プロプレイヤーたちから好まれている【ロータス】

プロプレイヤーたちから好まれている【ロータス】

© Riot Games

BやCよりも広いAサイトでは、大胆なプレイや重要なプレイが起きがちだということを知っておくのは助けになる。つまり、ディフェンスはより多くの火力が必要になること、アタックには裏を取ったりできるより多くのスペースがあることを意味する。いずれにせよ「数が正義」ということを強く意識しておきたい。数で相手を押し込めれば、優位に立てる。
ストラテジストは独特のミステリアスな雰囲気と回転ドアを備えている【ロータス】を好むはずだ。回転ドアの音だけを発生させて敵を追い込むこともできる。回転ドアは、《トラップワイヤー》や《ロックダウン》のような一部のアビリティを破壊してしまうことを覚えておこう。
プロプレイヤーたちの【ロータス】のプレイを視聴すれば、基本的に “待ち” がないことに気付くだろう。このマップは複雑に入り組んだ高速マップなので、待ってしまえば格好の標的になるだけで、重要な情報を得ることはまずない。

おすすめエージェント

  • オーメン
  • キルジョイ
  • レイズ
  • ブリーチ
03

サンセット

【サンセット】のレイアウトは【アセント】とそこまで大きく変わらないので、どちらかをマスターできれば、両方簡単にマスターできるだろう。
カリフォルニアをイメージしたこの3レーンマップは、奇妙な建物を無視すればかなり伝統的なレイアウトになっていることが分かる。破壊可能なドアを除いて特殊なフィーチャーはほとんどないため、他のシュータータイトルのスキルをストレートに活かせるマップを探しているなら、ここが最も近い答えになる。
【サンセット】は3レーンマップ

【サンセット】は3レーンマップ

© Riot Games

【サンセット】では建物と不規則なレイアウトをアドバンテージとして活用したい。また、ここのボックスは他の多くのマップとは異なっており、通常よりも高くジャンプできるので、アングルを活用して、早めに敵を仕留めよう。
Bサイトは隠密プレイを重視し、よりワイドなAサイトは攻撃的にプレイしたい。「ゆっくりと着実に」がこのマップの勝利のカギだ。キャンパーやラーカーをコーナーごとに処理し、スパイクサイトでは正面からの銃撃戦に挑まなければならなくなるからだ。
このようなより伝統的なマップではミッドコントロールが重要になるが、【サンセット】も例外ではない。敵がタフなBサイトにエージェントを回して、ミッドがオープンになる可能性が高いので、ミッドを押さえたら、コートヤードのドアからプッシュしてロックし、BOBA(タピオカ屋)を抜けてさらにプッシュしてサイトを攻略しよう。

おすすめエージェント

  • ブリムストーン
  • キルジョイ
  • ジェット
  • ソーヴァ
04

ブリーズ

【ブリーズ】は広大なマップで、2つのスパイクエリア大型のミッドレーンを備えている。複数のオープンスペースによってかなり危険度を高めており、トップレベルのスキルを誇るプレイヤーでもコントロールに苦労する。コンスタントなコミュニケーションと情報交換が非常に重要だが、時としてリスキーなプレイをする必要がある。
【ブリーズ】は基本的にフラットでオープンなマップなので、素早く移動してキルされる前になるべく多くのエリアをクリアリングできるエージェントを選びたい。偵察してなるべく多くの情報を集め、準備を整えてから動きたい。いきなりオープンスペースに飛び込んでキルされるのはNGだ。
【ブリーズ】は危険度が高い

【ブリーズ】は危険度が高い

© Riot Games

キャンピング、ラーキング、ピーキングはどれも避けるべきで、とにかく動き続けて敵に絞らせないようにしよう。ここは広大だがスローなマップではなく、すべてのアングルからカバーできるようにしておく必要がある。
ディフェンスがミッドネストにエージェントを配置しなかったときは、速やかにミッドのドアをプッシュしよう。Aケイブ(メイン)にエージェントを2人配置して敵を処理できるようにしながら、Aホールからプッシュするのもありだ。
Bサイトを取りに行くなら、ミッドトップBメインから狙うようにしたい。ディフェンスはBメインのプッシュの準備をしていても、ミッドトップの準備はしていない場合が多い。

おすすめエージェント

  • ヴァイパー
  • KAY/O
  • ジェット
  • ソーヴァ
05

アセント

【アセント】は以前からディフェンス有利と言われているマップで、これはつまり、アタックはこのマップのレイアウトを理解することを優先しなければならないことを意味する。
このベネチアを思わせるマップは伝統的な3レーンレイアウトで、各レーンは両端のAまたはBサイトに繋がっており、大きなコートヤードがミッドに置かれており、アタックのスポーンがトップ、ディフェンスのスポーンがボトムに置かれている。このクラシックなレイアウトは、他のシューターで身に付けたスキルで『VALORANT』を学んでいくのに最適だ。
【アセント】ではアタッカーのレイアウトの理解力が問われる

【アセント】ではアタッカーのレイアウトの理解力が問われる

© Riot Games

【アセント】ではクラシックな作戦が機能するので、クラシックなアプローチを選択したい。少しでもミスをすれば戦況が一気に傾いてしまうため、時間がかかったり、リスクやトラップを必要としたりする作戦よりも迅速で効率的な作戦を優先したい。
コントローラーでミッドのカビーをスモークして、全員をミッドからピザへ抜けさせたあと、CTウォールをスモークしてマーケットを処理したい。そのあとはマーケットをBサイトへのルートとして使用して、マーケットのドアを閉じよう。
しかし、これはかなり知られているテクニックなので、このマップでは想定外のルートを採用した方が良いかもしれない。
敵がスイッチからマーケットのドアを閉じるのを見ているなら、味方チームがミッドにいる間に《アップドラフト》でマーケットへ進み、敵の裏をかいてBサイトで仕留めよう。ディフェンスはスイッチを見ながらマーケットのドアが閉まるのを待っているときが多いので、これを逆手に取って、ブラインドのアングルからアプローチしよう。
他のポジションを試すのを怖がらないようにしよう。エージェントをBメイン、Bリンク、ミッドトップにひとりずつ、Aメインに2人配置してみよう。静かにピークすれば、ファーストキルを手に入れると同時に敵を1カ所に集めることができるので、別のアングルから奇襲を仕掛けたい。
タイトなスポットにいる場合は注意が必要だ。そのようなスペースに故意にいるなら優位に立てるかもしれないが、追い詰められているなら致命的だ。

おすすめエージェント

  • ジェット
  • ソーヴァ
  • オーメン
  • キルジョイ
06

バインド

【バインド】シンプルな2レーンレイアウトに騙されてはいけない。ここはアタッカーがコントロールに苦労するマップとして知られている。
【バインド】にはミッドがないため、レーンを選択してそこに拘り続けるか、トップとボトム両方を支配するしかない。プロプレイヤーたちがこのマップについて、ギミックやテレポーターのようなフィーチャーに振り回されがちで、パーフェクトなはずのアタックが無効になってしまうときがあると文句を言っているのを聞いたことがある人は少なくないだろう。
【バインド】はシンプルな2レーンマップ

【バインド】はシンプルな2レーンマップ

© Riot Games

ディフェンダーなら、コントロールに徹して無駄な動きをしなければ、多くのトリックを用いなくても勝利を手に入れられる。なぜなら、アタッカーはシャープコーナーが多いタイトなマップを進む必要があり、さらにはテレポーターが音を発生するので、考える時間が十分にあるからだ。
【バインド】では必ずスプリット / デフォルトでプレイしよう。さもなければ、すぐに自分の手には負えない状況に陥ってしまうはずだ。シャワーに1人、Aショートに1人、Bウィンドウ(フッカー)に1人、Bロングに2人を維持して、全力攻撃を仕掛けられるタイミングが来るまで静かに待ちたい。
サイファーを使用しているなら、《トラップワイヤー》をテレポーターに投げ入れて、敵にローテーションをしたと思わせることができる。テレポーターの音に釣られて自分から離れていく敵の姿を愉快に眺められるはずだ。

おすすめエージェント

  • ブリムストーン
  • ヴァイパー
  • セージ
  • レイズ
  • フェイド
07

スプリット

【スプリット】水平方向と垂直方向両方のプレイが必要なチャレンジングなマップだ。ありとあらゆるアングルに注意する必要があり、1秒たりとも油断することはできない。
【スプリット】はディフェンス有利のマップなので、アタックにとってはミッドレーンのコントロールが攻略のカギになる。トップとボトムの両方でひとつのミスも見逃さないようにしておく必要もある。また、どこから仕掛けてくるか分からないので、すべてのコールアウトを完ぺきに覚えておくことも不可欠だ。
【スプリット】はディフェンス有利のマップ

【スプリット】はディフェンス有利のマップ

© Riot Games

【スプリット】は垂直方向を無視すれば、伝統的な3レーンレイアウトなので、同じような3レーンレイアウトのマップで機能するテクニックの多くが通用する。
しかし、このマップでは上を取ることが大きなアドバンテージになり、ミッドでのトップアングルから、AサイトからBサイトヘ不用心に移動する敵をキルしていくことが真の強みになる(ディフェンスに応用しなければ弱点にもなる)。
他のタイトな3レーンマップと同じようにミッドを優先して、スモークするか両サイドに複数のエージェントを配置しよう。ミッドを処理したあとは、AかBまで簡単にプッシュできるようになる。つまり、このマップではアーリーゲームの戦略的なプレイが勝利のカギを握るときが少なくない。
【スプリット】は “知が力” のマップだ。コールアウトを学び、定期的にコミュニケーションを取り、情報をまとめ、正しいやり方で正しいエージェントを仕留めていこう。ディフェンスではサイファーが欠かせないが、アタックではソーヴァンが欠かせない。情報を集めて敵の動きを予測しよう。焦りは禁物だ。数手先を読み続け、状況をコントロールし続けることが重要だ。

おすすめエージェント

  • ソーヴァ
  • サイファー
  • レイズ
  • ジェット
08

アイスボックス

【アイスボックス】は極寒の過酷な環境がテーマのタフで無慈悲なマップだ。新規プレイヤーはマスターするのが難しいと感じるだろう。ベテランプレイヤーでも垂直方向のスパイクサイトとジップラインでの移動に振り回されるときがある。
アタッカーはやや有利に感じるときがあるかもしれないが、ディフェンダーも作戦さえしっかり用意できれば勝利できる。【アイスボックス】は臆病なプレイが許されないマップだ。
【アイスボックス】はベテランプレイヤーでも苦労する

【アイスボックス】はベテランプレイヤーでも苦労する

© Riot Games

【アイスボックス】では恐れずにラーカーを起用していきたい。ここは広大なマップなので、情報収集に徹してくれるプレイヤーがいなければ十分な情報を集められない。【アイスボックス】では我慢が功を奏する可能性がある。残りのチームで陽動かファイトを仕掛けつつ、ラーカーに突入してスパイクを確保してもらおう。
地上にいるだけでは【アイスボックス】を最大限活用することはできない。上に向かって強いアングルを確保できるかどうかが勝敗を分ける可能性がある。多くのプレイヤーがエイムの自信がないためトップアングルの確保を躊躇するが、目と手に集中することができれば、かなりの高所からでも敵をキルできる。
ディフェンスだからといって、攻撃的なプレイができないわけではない。ハードプッシュしてアタッカーに攻撃の準備をさせないようにしよう。【アイスボックス】では姿を見られることなく時間をかけて準備できると考えるプレイヤーがいるが、序盤から逆に仕掛けてひと泡吹かせよう。

おすすめエージェント

  • セージ
  • ヴァイパー
  • ソーヴァ
尚、ValoPlantを使えば、ひとりまたはチームで作戦を準備できる。また、状況ごとのおすすめのチーム編成やエージェントを検索することも可能だ。あとは、こちらの用語集を読んでおこう。
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