Artwork of Valorant agents
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『VALORANT / ヴァロラント』初心者用攻略ガイド:おすすめのチーム編成

Red Bull Campus Clutch開催決定! G2 Esports所属のプロプレイヤーに成功を収めるために必要なチーム編成について教えてもらった。
Written by Pieter van Hulst
読み終わるまで:5分公開日:
『VALORANT / ヴァロラント』(以下、『VALORANT』)は他のタクティカルシューターとは異なる。なぜなら、クラスベースのキャラクターシステムを採用しているからだ。
プレイヤーは各ラウンドの開始前にアビリティと武器を購入するが、各エージェント(キャラクター)のアビリティは、このゲームに用意されている各種ユーティリティ(スモーク系 / 爆発・燃焼系 / 視界系 / ウォール系 / フラッシュ系 / スロウ系)と密接に関係している。パーフェクトなチーム編成とは、対戦の開始前に正しいエージェントを選択し、必要なユーティリティを備えておくことを意味する。
しかし、言うは易く行うは難しだ。現在、『VALORANT』には14人のエージェントが存在するため、多種多様なチーム編成が可能になっている。では、勝利に必要なユーティリティをすべて備えている優秀なチームはどうやって用意すれば良いのだろうか?
大学生を対象にした『VALORANT』のグローバルトーナメント【Red Bull Campus Clutch】の開催に合わせて、ヨーロッパのトップチーム、G2 Esportsに所属するAleksander “zeek” Zygmuntにアドバイスを求めることにした。

ユーティリティが重要

zeekは、すべてのチーム編成に必ず含まれるべきエージェントは存在しないとし、「エージェントの一部のユーティリティがあればそれでOKだ。たとえば、スモークが欲しいなら、どのスモーク持ちのエージェントでも構わない。自分のプレイスタイルに合っていれば誰でも問題ない」と説明している。
エージェント自身よりもそのエージェントのユーティリティの種類が重要なのだ。また、zeekはすべてのマップで活躍できる "マスト" なエージェントは存在しないとし、「マップによって選ぶエージェントは変わってくる」と続けている。
メタについては、zeekは現時点ではメタと呼べるようなものは存在しないとし、「どのチームも独自のアプローチでプレイしているし、そのアプローチに合う様々なエージェントを組み合わせている。メタは存在しないんだ」と説明している。
しかし、だからと言って、自分が上手くプレイできるエージェントをランダムに選んで良いという話でもない。zeekは「たとえば、デュエリスト5人でチームを編成すれば、オペレーターに対して打つ手がなくなってしまう。スモークかフラッシュでチョークポイントを抜けられなくなるからね。また、プレイスタイルが限定されてしまうので読まれやすくなる」と説明している。
つまり、適宜プレイスタイルを変更できるだけの種類のユーティリティをチーム内に用意しておく必要があるということだ。ユーティリティの数が多ければ多いほど、選択肢が増えることを覚えておこう。

複数のロールを活用する

こちらの記事を読んだ人は、エージェントが担当するロールの種類がいくつもあることを理解しているだろう。zeekは、マップによって異なるが、アタッカー側のチーム編成は "エントリーフラガー""ラーカー"、これらのバックアップ2人、そしてオペレーター要員(スナイパー)にするべきだとしている。
一方、ディフェンダー側は少し異なり、アンカー2人が重要になってくる。アンカーとはスパイク設置エリアをロックダウンするための要員で、たとえば、《サイファー》《ヴァイパー》が好例だ。zeekは、このアンカー2人、サポート2人を用意し、さらにはオペレーター要員を用意するべきだとしている。
しかし、zeekは、エージェントは複数のロールを担当できるとしている。「《ブリーチ》サポートアンカーをプレイできる。マップ【スプリット】では、多くのチームがスパイク設置エリアAに《ブリーチ》を配置して、エルボー/サイドからフラッシュでケアしつつ、アンカーを任せている」としているが、ラウンド中にロールを変更するためには、ゲーム開始前にプランを立てておく必要があると続けている。
自分のチームのストロングポイントはどこなのか? ウィークポイントはどこなのか? これらの疑問に明確な答えを用意できるなら、実戦でベターなアイディアが持てるようになる。

臨機応変に対応する

チーム編成について慎重に考えたなら、あとはプレイするだけだ。では、ラウンド開始から1分後に自分が操作する《レイズ》がスナイプされた場合、プレイヤー1人が欠けていても勝利を掴めるチーム編成になっているだろうか?
zeekはそうならない可能性は十分にあるとし、次のように続けている。「たとえば、アタッカー側がスモーク持ちのプレイヤーを失った場合、これはスパイク設置エリアへ直行するプランが使えなくなることを意味する。なぜなら、スモークでアングルを外せなくなるからさ」
序盤にアタッカー側がエージェントを失ってしまえば、スクランブルを発動して敵のキルを優先的に狙うことになる。プレイヤー1人を失ってもラウンド敗戦にはならないが、すべてのシナリオに対応できなくなるので、敵をキルして、自分たちが用意していたプランが使えなくない現状の相殺を目指すことになる。
しかし、チーム編成が機能せず、ラウンドを落としてしまっても心配はいらない。zeekは、プロプレイヤーは常にストラテジーを修正しているとしている。プロシーンでは、完全に異なるエージェントをピックして次のラウンドから仕切り直すシーンが数多く見られる。プレイスタイルが自分に合っていない、または特定のチーム編成が機能していないのなら、恐れずに変更して再挑戦しよう。
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