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【#ゲーム環境さらしてけ】『スマブラDX』プロプレイヤー・aMSaのプレイを支える仕事道具【ゲーム部屋】

© Long Nguyen/Red Bull Content Pool
レッドブル・アスリート(eスポーツ部門)のaMSaが、ゲーム環境(ゲーム部屋)や使用機材にかけるこだわりを大公開!
Written by 山本雄太郎公開日:
日々の鍛錬に裏打ちされた超絶技巧と緻密な戦略で、我々ゲームファンを魅了するプロゲーマーたち。
彼らはふだんどんな環境で、どんな機材(ギア)を使ってゲームをプレイしているのだろうか?
今回はそんな我々の疑問に、『大乱闘スマッシュブラザーズDX(以下、スマブラDX)』を主戦場とするプロゲーマー・aMSa(あむさ)が答えてくれた!
本記事では、aMSaのゲーム環境(ゲーム部屋)にかけるこだわりや、日々のプレイを支えているギアたちを一挙に紹介!
さらには、ギアに限らずプレイの質を高める意味での“ゲーム環境づくり”として取り組んでいることや、それらの一環として最近プレイした中で印象的だったゲームといった話題にも発展したので、あわせてお届けしよう。
なお、本記事は完全オンライン取材により制作。また記事中の写真もすべてaMSa自身の手による撮影となっている。プロゲーマーの知られざる素顔を、ハンドメイド感とともに楽しんでもらえれば幸いだ。
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◆すべてにおいて妥協ナシ! aMSaのゲーム部屋構築術

【Question1】:ふだんゲームをプレイしている場所は?
仕事場の配信部屋

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「プライベートを過ごすための自宅とは別に、ゲーム・配信用の物件を"仕事場"として借りているので、ゲームは仕事場の中にある配信部屋でプレイしています。(仕事場はルームシェアなので)ルームメイトたちと対戦するときはリビングでもプレイします」(aMSa)
aMSaの配信部屋の全景。複数台のモニターが並び、壁際には配信用のグリーンバックも設置されている。
aMSaの配信部屋の全景。複数台のモニターが並び、壁際には配信用のグリーンバックも設置されている。
【Question2】:ゲーム環境のレイアウトのこだわりは?
モノを少なくして快適性&拡張性を確保

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「できるだけモノを少なく、広々と自由に過ごせるようにしています。何か新しい機材が欲しくなったときにスペースがあれば柔軟に対応できますからね。大会のトロフィーやバッジなどは実家の部屋にまとめています」(aMSa)
『スマブラDX』プレイヤーならではの、ゲームキューブ接続用のブラウン管テレビが目を引く。
『スマブラDX』プレイヤーならではの、ゲームキューブ接続用のブラウン管テレビが目を引く。
【Question3】:ふだん使っているコントローラーのこだわりは?
海外プレイヤーに調整を依頼、サブ機での練習も

「ゲームキューブのコントローラーはカラーバリエーションや生産時期でかなり個体差がありますので、その中でもスティックが柔らかく、L・Rトリガーが軽めのものを使用しています。
さらに、細かい部分は海外プレイヤーのコントローラー職人の方に依頼して微調整してもらっています。
具体的にはスティックの弾き入力を受け付けやすくしつつ、弾いてからスティックから手を離した時にスティックがニュートラルのいちに早く戻るように調整してもらっています。
また、メインのコントローラーとは別にサブのコントローラーも所持しており、不足の事態でコントローラーが壊れても対応できるように両方で練習しています」(aMSa)
右がメインで、左がサブ。どちらもオリジナルペイント仕様で、専用の硬質ケースに入れて携行している。
右がメインで、左がサブ。どちらもオリジナルペイント仕様で、専用の硬質ケースに入れて携行している。
【Question4】:ゲーム用、配信用などでこだわりの機材(ギア)は?
多いので、いくつかピックアップしますね!

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「まず、キーボードは"Logicool"の"G512 Carbon GX Blue"を使っています。記事を書いたりPC作業だったりでとても重宝しています。タイピング音が大きめなので、配信中に音が入り込んでしまうところは少し難点ですが、それを補って余りあるくらい心地よいタイピング音だと感じるので気に入っています」(aMSa)
青軸キースイッチ"GX Blue"搭載キーボード、"G512 Carbon GX Blue"が鎮座。
青軸キースイッチ"GX Blue"搭載キーボード、"G512 Carbon GX Blue"が鎮座。
「配信で使うオーディオインターフェースには"YAMAHA"の"AG-03"の限定版・初音ミクモデルを使っています。初音ミクをはじめVOCALOIDの音楽がとても好きなので、運よくこういったモデルが手に入ったのは嬉しかったですね。配信のモチベーションにもつながります」(aMSa)
初音ミクのイメージカラーであるブルーグリーンがあしらわれた、"YAMAHA"の"AG-03"。
初音ミクのイメージカラーであるブルーグリーンがあしらわれた、"YAMAHA"の"AG-03"。
「椅子は"DXRacer"のゲーミングチェア、"DXR-BKN"を4年使っています。大会の配信台にゲーミングチェアが用意されていることが多いので、ゲーミングチェアに座り慣れるために購入しました。結果的に座り心地が良くてここまで長持ちするとは思ってなかったので、いい買い物をしたなと思っています」(aMSa)
同社の代表的なモデルである"DXR-BKN"。赤&黒のカラーリングが奇しくもaMSaにピッタリ!?
同社の代表的なモデルである"DXR-BKN"。赤&黒のカラーリングが奇しくもaMSaにピッタリ!?
「また、最近は配信用に"Stream Deck"(配信の設定調整などが可能なカスタムキーボード)であったり、アイトラッカー(視線計測デバイス)の"Tobii Eye Tracker 4C"といったものも導入したので楽しみです」(aMSa)
aMSaが使用しているモデルは、"Stream Deck Mini"。
aMSaが使用しているモデルは、"Stream Deck Mini"。
【Question5】:ゲーム用機器や配信機材ではないが、欠かせないギアとしてとくにこだわりのモノは?
イヤホン&スピーカー

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「そのほかでは"音"にこだわってますね。やはりイヤホンとスピーカーでしょうか。
大会中は、"SONY"の"WF-1000XM3"というワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンをほぼずっとつけています。音楽を聴いてリラックス目的で使用するのはもちろん、音楽を流さずにノイズキャンセリング機能のみを使って耳栓代わりにすることもあります。大会中は応援の声も激しいですから……。
また、遮音性を高めつつ、長時間つけても疲れにくくするために、イヤホンチップを標準のものから"COMPLY"製の低反発な素材のものに変更しています。
スピーカーは"YAMAHA"の"SRT-1500"を使っています(ブラウン管テレビの下に設置)。PCやSwitch等のゲームをプレイしたり音楽を聴く際には、やはりいいスピーカーで聴くに限ります。没入感がぜんぜん違いますね」(aMSa)
aMSa愛用のイヤホン、"SONY"の"WF-1000XM3"。細かなカスタムも行き届いている。
aMSa愛用のイヤホン、"SONY"の"WF-1000XM3"。細かなカスタムも行き届いている。
【Question6】:ゲーム用機器や配信機材ではないが、ゲーム部屋には欠かさず置いてあるグッズは?
帽子スタンド&ホットアイマスク

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「ルームメイトが誕生日プレゼントに買ってくれた帽子のスタンドがとても気に入っています。多様なレッドブルキャップをきれいに収納できるので、つぎ何をかぶろうか迷う時間が減りました。
あとは同じく友人からの贈り物で、USB充電式ホットアイマスクは目が疲れたときに重宝しています」(aMSa)
ほぼレッドブルキャップで埋め尽くされた帽子スタンド。
ほぼレッドブルキャップで埋め尽くされた帽子スタンド。
酷使する目を労わる、アイケア用品。
酷使する目を労わる、アイケア用品。
【Question7】:現在のゲーム環境を構築するまでの苦労、失敗談は?
仕事場を作るまでは"布団のスペース"に悩まされた

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「以前はこの配信部屋(仕事場)に寝泊まりしていたので、布団のスペースがどうしても邪魔で苦労しました。いつでも仕事ができて眠れる環境のせいで、オンとオフの切り替えもできませんでしたし……。
そこで、この部屋とは別にプライベートを過ごすための物件を借りて"自宅"とし、"仕事場"と切り換えできるようにしたのは良かったですね。結果的にスペースもさらに活かせるようになりましたから。
しかしまだまだいいレイアウトがあるはず。もう少しアルバムや本を収納するスペースや、コントローラーの収納場所は設けたほうが良いかもしれません。……結局いまも試行錯誤中ですね(笑)。現状には満足していないので、引き続き環境はいじっていきます」(aMSa)
【Question8】:ギアを整えること以外にも、プレイやトレーニングの質を上げるための"環境づくり"として取り組んでいることは?
大会を意識した朝型のスケジュール&筋トレ

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「"毎日朝からゲームの練習をすること"、"できる範囲で筋トレして身体づくりをすること"、"ゲームの配信をすること"。この3つです。
朝のゲームの練習は、大会を想定して行っています。大規模な大会は基本的に朝から始まりますから。
筋トレによる身体づくりに関してはメンタル面を鍛えることにもつながりますし、大切だと思っています。正直辛いときは投げ出したくなるときもありますが、ルームメイトたちにも支えられて週2~3回程度は筋トレするようになりました。
また、自粛期間中は可能な限り毎日ゲームの配信をするようにしました。『スマブラDX』だけでなく他のゲームもたくさんプレイしたので、ゲームに関する視野が広がったと思います」(aMSa)
【Question9】:ゲームに関する視野を広げるべく、最近プレイした中で印象的だったタイトルは?
『Jump King』

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「最近は幅広くいろいろなゲームをプレイしましたね。やったことのないジャンルのゲームにたくさん挑戦しました。どれもおもしろかったですが、印象に残っているのは『Jump King』ですね。せっかくなのでこちらを挙げます。
『Jump King』はPCのSteamでプレイ可能なゲームで、ジャンプのみで頂上を目指すというゲームです。
行えるアクションは左右への移動とジャンプのみ。一度ジャンプすると着地するまで操作できないので、落ちてしまうとまたやり直しとなるかなりストイックなゲームです」(aMSa)
極めてシンプルなアクションのみで、足場の悪い長大な塔の登頂を目指す『Jump King』。
極めてシンプルなアクションのみで、足場の悪い長大な塔の登頂を目指す『Jump King』。
【Question10】:とくにおもしろいと感じたポイントは?
シンプルかつシビアなゲーム性ながら、パズル要素も兼ね備える

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「多くの日本のプロゲーマーの方がプレイしているのを見て自分もやってみようと思いました。鬼畜ゲームとして有名な『Getting Over It with Bennett Foddy(通称:壺おじ)』は金壺(※)になるまでプレイしたので、同じく鬼畜ゲームと言われる『Jump King』もクリアは楽かなと思っていました。
実際プレイしてみると、アクションの要素だけでなくパズルゲーム的な要素を兼ね備えているのがおもしろいです。本作は一見、耐久系のシビアなゲームですが、簡単なジャンプで登れるルートがいくつも隠されているんですね。
そういったルートを発見するとこれまで登りづらかったところが簡単になったり、落ちてもすぐに戻れたり。飛ぶ前に失敗したときの落ちかたも想定して、失敗したときのリカバリーを利かせたり。シンプルな操作ながらとても奥が深いです。
無料DLCも含めて3つステージがありますが、最終ステージをクリアしたときの達成感は最高でした。ぜひ心が折れなければプレイしていただきたいです!」(aMSa)
【※金壺……『Getting Over It with Bennett Foddy』にて(ただでさえ非常に険しい)登頂を通算50回達成した状態のこと】
▲aMSaの『Jump King』ゲーム実況動画。

◆幾多の試行錯誤の中で、ギアへ生まれた信頼&愛着

磨き上げた操作精度を武器に、理詰めで相手を圧倒していくプレイスタイルが持ち味のaMSa。そんな彼に対して、「ゲーム環境にこだわりはある?」などとは愚問だったと言えよう。
レイアウトの時点ですでに"拡張性"を見据える果てなき向上心。大会シーンを想定しつつ、自身を鼓舞する相棒として選びぬかれた数々のギア。さらには、プレイの質を高めるための生活環境づくりなどにいたるまで、aMSaの取り組みは驚きに満ちていた。
そうした彼の饒舌なコメントからは、それぞれのギアに対する信頼や愛着。何より、一切の妥協なくプレイの質を高めようとつねに試行錯誤する、プロフェッショナルとしての矜持が感じられる。
皆さんも、ぜひクオリティ・オブ・(ゲーム)ライフ向上のために"aMSa流"を参考にしてみてはいかがだろうか?
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