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『FURIA: Road to Legends』:『CS:GO』ブラジルトップチームの軌跡
2017年に創設されたFURIA Esportsは瞬く間に『カウンターストライク:グローバルオフェンシブ』のトップレベルに到達した。Red Bull TVのドキュメンタリーとテキストでその強さの秘密を探る。
2017年の結成以来、ブラジルの『カウンターストライク:グローバルオフェンシブ』(以下、『CS:GO』)チームFURIAは成長を続けており、2021年には “レジェンド” ステータスを獲得した。そして先日、2022年にさらなる成功を収めようとしているこのチームのこれまでをまとめたドキュメンタリーがRed Bull TVで公開された(英語字幕)。
FURIAはメキシコ・モンテレイにゲーミングハウスを所有しており、ここでフィジカルとメンタルを日々鍛えている。『CS:GO』チームには、Yuri “yuurih” Boianm、Andrei “arT” Piovezan、Kaike “KSCERATO” Cerato、Vinicius “VINI” Figueiredo、そして新人のAndré “drop” Abreuが所属しているが、ドキュメンタリーでは、G2 EsportsのNemanja “huNter-“ Kovačをはじめとする『CS:GO』シーンのトッププレイヤーたちが彼らの才能に言及している。
『FURIA: Road to Legends』(英語字幕)をページ最上部からチェック!
FURIAのロースターは興味深い。yuurih、arT、VINIはFURIAに長年所属しているベテランで、yuurihは2021年に在籍5年目を迎え、arTとVINIはyuurihの数ヶ月後に加入している。しかし、dropはルーキープレイヤーだ。
2019年から『CS:GO』シーンで活動しているdropはFURIAのアカデミーチーム出身で、アカデミーチーム加入からわずか18ヶ月の2021年8月にトップチームへ昇格した。しかし、ドキュメンタリーを視聴すれば分かる通り、FURIAは、彼の昇格は正しい判断だったと自信を見せている。
dropを加えた新生FURIA最初の試練はIEM Fall 2021だった。チームにとって非常に重要なビッグトーナメントに挑んだ彼らは、経験の少ないルーキープレイヤーdropをロースターに入れたことで批判を浴びた。しかし、チームは難なく勝利を挙げて “レジェンド” ステータスを獲得。17歳のdropは自分がチームにとって重要なアセットであることを証明した。
ドキュメンタリーでは、予想を遙かに上回るワールドクラスのパフォーマンスを見せたチームに対してマネージャーのFelipe “Chivitz” Aguiarが涙するシーンも確認できる。
ドキュメンタリーが光を当てているもうひとつの対象が、チームを支えるコーチNicholas “guerri” Nogueiraだ。ドキュメンタリーではプレイヤーとスタッフの両方がguerriを高く評価しているが、その理由は明確に理解できる。『CS:GO』の知識と戦略スキルに長けているguerriは、各プレイヤーが成長と進化を重ねられる家族的構造をチームに持ち込むことに成功しているのだ。
FURIAのeスポーツパフォーマンスコーチを担うMarcos Bernardoは、ドキュメンタリーの中で次のようにコメントしている。
「guerriはプレイヤーたちを全力で守ってくれています。コーチの役割だけではなく、父親と兄の役割も担っています。真剣に取り組んでいるんです。まるで実の家族の面倒を見ているようですよ」
次に、チームは多くのファンが『CS:GO』プロシーン発端の地として考えている寒風吹くスウェーデン・ストックホルムへ向かう。
PGL Major Stockholmを前にguerriは休みを取り、Marcos “tacitus” Castilhoにコーチ役を委ねる。そしてAvicii Arenaでyuurihが1v4でキャリア最大のクラッチを見せると、FURIAは勝利を収めて新たな歴史を作った。彼らはプレイオフ進出を決めたのだ。
そして、プレイオフに進出したFURIAは、自分たちが尊敬してきた『CS:GO』のヒーローたちとの邂逅を実現する。アリーナを埋めた数千人のファンがキャリア最大の瞬間を迎えたFURIAに声援を送る中、彼らは初戦でロシアの強豪Gambitと対戦する。その結果は、ドキュメンタリーで確認できる。
『FURIA: Road to Legends』は、プレイヤーとして、そして人間としての成長を目指して常にお互いに切磋琢磨しているチームの記録だ。そして、次のメジャーIEM Katowice 2022は、そのチームにワールドステージで輝くチャンスを与えることになるだろう。タフなチャレンジになるはずだが、素晴らしかった2021年の勢いを維持できている彼らにとって、2022年は世界を獲る年になる可能性がある。
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