私たちの多くと同じく、オーストラリア出身のジミー:スピットヒルも多忙だ。ヨットレースのアメリカズカップを2回制している2児の父は、SailGP米国チームのCEO兼ドライバーとして世界を飛び回りながら、次のアメリカズカップに向けてルナ・ロッサチームとトレーニングを重ねている。
【Wings for Life World Run】に向けてシーズン2がスタートしたポッドキャスト【Why I Run】(英語音声)の中で、そのジミー・スピットヒルがランニングを好んでいる理由を明かしてくれた。
「私が走っている理由はシンプルだからです」とスピットヒルは話を始める。「移動が多い生活の中で、最も簡単かつシンプルにできることがランニングシューズを履いて走ることなのです」
エリン・アザールとアヨ・アキンウォレレがホストを務めるポッドキャスト『Why I Run』(英語音声)は、ランナーたちのモチベーションを高めてくれる様々なランニング関連のストーリーを紹介している。Spotify、Apple Podcasts、Amazonで聴取可能。
他にもスピットヒルはランニングについて以下のように話している:
「ランニングはフィジカル面を助けてくれていますが、それよりも重要なのがメンタル面の助けです」
スピットヒルは、ランニングは自分の心臓血管系のコンディショニングにおいて非常に重要だとしており、「現代社会はストレスに溢れています。その中で、ランニングは最もシンプルにやれることにひとつです」と続ける。現在40代の彼は、関節へのダメージが大きくなりがちなロードランよりもヒルクライムを好んでいる。
また、スピットヒルはランニングが思考の助けになっているとも語っている。「特に面倒な物事や状況に巻き込まれているときは走るようにしています。大抵の場合、走り終わると前向きな気持ちになれているのです」
「ランニングは世界を知るのに最適な方法」
スピットヒルは、世界を旅している間は走ることで各地を学んでおり、最低限の用具だけでできることがその助けになっている。スピットヒルは「ダイヤの原石のような場所を見つけることができます。このような場所は走らなければ見つけられません」とコメントしている。
「ランニングでは出自や稼ぎ、ルックスは関係ありません」
スピットヒルは国立公園の大自然に囲まれて育った。「テレビさえ受信できませんでした」と振り返る彼にとって、ランニングはセーリングと同じくらい身近なものだった。
「重要なのはどれだけ自分が心血を注ぎたいかです」
ランニングとセーリングの両方で、スピットヒルは目標にコミットすることが結果に繋がることを学んでいる。彼は「何であっても、何も昔と変わっていません。時間を注ぎ、努力を怠らなければ目標は達成できるのです」と語っている。
脊髄損傷の治療法発見に取り組む科学者たちを助けるために長年【Wings for Life World Run】を支援しているスピットヒルはキャッチャーカーとのバトルを毎回楽しんでいる。2023年は【Why I Run】ポッドキャストチームのメンバーとして参加する予定だ。
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